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語彙力を上げる方法。インプットとアウトプットを繰り返す

ライターを始めた方が激突する壁のひとつに「語彙力」があります。こんなことを表現したいんだよなぁと頭に描きつつ、ふさわしい言葉が見つからない状態……。なんとももどかしくなりますよね。

語彙力とは、言葉の精度を高めること。レベルアップのためには、インプットとアウトプットを繰り返すことが大切です。というわけで、私がふだん行っている語彙力をアップさせる方法を紹介します。

インプット編

私が語彙力を高めるために、インプットで気をつけていることはこちらです。

  • 本や記事を読む

  • 類語連想語を調べる

  • 専門書籍を読む

本や記事を読む

本やネット記事を読むことで、自分が知らなかった表現と出会えることが多々あります。一番効率が良いのは、自分がよく手がける専門ジャンルの記事を読むこと。そこには必ず「よく出現する言葉」があります。

たとえば、私はビジネス系記事を書く機会が多いです。読者の目を引く言葉の例でいうと……

V字回復、勝ち筋、意気揚々、旗振り役、悔恨、礎、視座、生え抜き

日常生活ではなかなか馴染みのない言葉ですよね。ですので、こういった言葉を見つけたらすぐにスプレッドシートにまとめるようにしています。表現で悩んだときに見返すことを繰りかえすうちに、自分のボキャブラリーが増えていきます。

類語連想語を調べる

ぴったりの言い回しを見つけたいとき、こちらのサイトも便利です。

試しに「成功する」の類語連想語を調べてみたところ、こんな表現が見つかりました。

手にする、女神がほほ笑む、勝ち取る、当たりくじを引く、窮地を脱する

専門書籍を読む

「語彙力」に関する専門書籍を読むのも勉強になります。

「語彙の質を高める方法」を体系的に解説しています。

辞典がひとつあると便利!

齋藤孝さんの本はビジネス寄り


アウトプット編

続いて、アウトプットで気をつけていることはこちらです。

  • 精度を高めて話す

  • SNSで発信する機会を増やす

  • 記事を書きまくる

精度を高めて話す

書くだけではなく、日常で「話す」ときにも精度を高めることを意識すると良いです。このとき、平易な言葉を用いらずに表現するようにしています。

たとえば、オムライスを食べて「美味しい!」と感じたとき、あなたはどう表現するでしょうか?

バターの香りが漂う、玉子の食感がふわふわ、お米の一粒一粒に濃厚なケチャップのうまみを感じる 

もちろん家で食べるごはんでこんな感想は漏らしませんがねw でも、外食先でシェフに料理の感想を伝えるときは、ただ「美味しい」だけではなく、精度高く伝えることで、よりこちらの思いが伝わります。

こんな具合に「かわいい」「微妙」「怖い」など、なるべく平易な言葉を使わずに表現するように意識しています。

SNSで発信する機会を増やす

アウトプットはとにかく量!日常的に言葉にすることは、語彙力を鍛えるのにもってこいです。

特にTwitterは140字以内で伝えたいことを要約するので、語彙力のありなしは雲泥の差。表現に迷ったら、類語連想語サイトをチェックするようにしています。

記事を書きまくる

語彙力を鍛えるなら、何といっても実践が一番です。記事を書きまくり経験値を貯めることで、徐々に語彙力が鍛えられていると感じます。編集さんが敏腕な方ばかりなので、その赤入れの表現を自分のモノにしていく……そんなことを繰りかえしていまがあります。

一朝一夕で語彙力は身につかない

身も蓋もありませんが、速攻で語彙力を身につけることは不可能です。真摯に言葉と向き合い、自分に沁み込ませる。それって、なかなか時間がかかります。

それだけ文章の世界は奥深い……。私もまだまだ修行中なので、たくさん文章を読んで、アウトプットしまくって、文章に磨きをかけていきたいと思います。


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渡辺まりこ|取材ライター養成講師
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