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【現代詩】小説の主人公の行く末に気をもむように

その人が
その人らしくあることができるように
ただ祈る

余計なお世話はいらない
幸せか否かはその人にしかわからないから
他人の感じ方に意味はない

小説の主人公の行く末に気をもむように
見守ることしかできないけれど

ひとときのショックがあっても
長い長い時の中で
その人にとっていいように
なってほしいと願うのだ


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