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詩集

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現代詩をいくつかまとめた詩集です。どんな人にも届くように軽めでわかりやすいものを集めたつもりです。週に数回更新されます。
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2016年2月の記事一覧

「言葉のずっと奥のほう」

子どもを大人扱いする 大分乱暴だなと思う
子どもを子ども扱いしない そう言い換えても乱暴さは変わらない
それは
子どもひとりひとりを見ないで
大人のが子どもをひとくくりにとらえて
大人の都合のいいように
大人の事情を先に片付けようとするから

子ども扱いされたくないその気持ちは
どんな境遇にいるからなのか
どれほどの深刻さがあるのかを
じっくりと寄り添い耳を傾けることから始めなくてはならない

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friend ship

友が漕いでゆく舟と
自分の船が
それぞれの行き先へと別れる

天気はどうかな
ひどい嵐は来ないかな
いつまでも船尾が消えた方角を気にしている

僕らは
迷ったから
出会えた
悩んだから
旅立てた

愛おしい場所が
懐かしい景色に変わっても
それは悲しいことじゃない
港が一つ増えたのだから

揺れる手の先に見える
君の手を振る姿
この光景はいつまでも消えない

遠く遠く
どこまでも遠くなっても
思い

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