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織田が浜でウンラン観察

渡辺建設広報です。
弊社は地域貢献活動を盛んに行なっています。その一環で9月末、東村自治会と共同して織田ヶ浜の整備を行いました。草刈りです。そのことについて、渡辺 俊 代表取締役に話を聞いてみました。

ーーどんなきっかけで草刈りをしたのですか?
渡辺:県の特定希少野生動植物であるウンランの保護区が織田ヶ浜ビレッジに隣接していて、地元の東村自治会がその整備ボランティアをしています。我々はその活動に賛同してお手伝いしました。

織田ヶ浜にて草刈りの様子 写真=垣本只宣

ーーその織田ヶ浜に9月30日、地元の小学生が訪れたのですよね?
渡辺:富田小学校の生徒さんが織田ヶ浜の植物・昆虫の観察で現地学習会を行い、私もそこに立ち会ってきました。これは愛媛県衛生環境研究所生物多様性センター東芝ライテックさんが、東村自治会はじめ愛媛県・動植物専門家・NPO法人と連携し保全活動をしていて、その一環です。ハマゴウやノイバラが繁茂していて、その中をウンランの花はひっそりと咲いてました。

自然観察会の様子 写真=垣本只宣

ーーどのくらい草刈りしたのですか?
渡辺:織田ヶ浜は放ったらかしにしておくとノイバラが繁殖しちゃって、トゲで引っ掻き傷ができるような状況なのですが、主にそのノイバラを刈るんです。保護区内は手作業なので地元の方6人が剪定ばさみでノイバラを切って、渡辺建設の3人で草刈りを半日。その後また半日かけて、皆さんが集まる場所のイバラを重機で根っこごと取り除きました。保護区内のイバラは根で繋がっていて枯れないので、毎回手で除けています。ノイバラはトゲが多く手袋ごしでささるし、茎が固いので握力使うので手が疲れます。

ーーウンランを守っていくことと渡辺建設はどんな関係がありますか?
渡辺:建設業は自然との闘いで自然を破壊している側面があります。ただ、環境への影響を把握しながら出来る限り環境保護に努めなければなりません。渡辺建設の浜がウンラン保護区のそばです。ウンランの保全活動に参画し、自然との共生を、渡辺建設として証明していきたいと考えています。

ーー地域との渡辺建設の関わりをどうしていきたいですか?
渡辺:地域あっての渡辺建設やと思っています。地域がよくなるように地域とともに歩んでいきたいと考えています。

ウンランの花(オオバコ科) 写真=垣本只宣

ーー社長は植物とか昆虫とか好きですか?
渡辺:そりゃ、好きよ。現場見回りよって、野の花とか「かわいいなあ」と思う。カブトムシとかたくさんおるとこ知っとって、子供のためとか言いながら、毎年採って観察しよったりね。

織田が浜に生えていた外来種のマルバアメリカアサガオ 写真=渡辺俊

観察会を開催していた生物多様性センターでは「みんなで調べる愛媛のいきもの」を実施しているそうです。野生動植物の調査方法や生態を学ぶとともに、それらを取り巻く環境について考える「愛顔の生きもの調査隊」も募集しています。こんなことを活動されていたのですね。2月にはニホンアカガエルなどの調査手法研修会が実施されるそう。気になります!

渡辺建設は、えひめの生物多様性に満ちた自然を未来に引き継ぐため活動していきたいと思います。渡辺建設は、建設を面白くしていくため、地域を良くしていくため活動していきます。

以上、渡辺建設広報部でした!