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おふろから広がる世界

石鹸ぷちゅぷちゅ お湯はぱちゃぱちゃ
おふろに入ろう 石鹸つけて
体を洗う うさぎのスポンジで
自分で洗う 肩までつかる

1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
11、12・・・30まで数えてね
おふろ(おふろ) 大好き(大好き)
いろんなお話をするよ

電車に乗りたい 切符を買って
どこまで行こうかな
図書館行きたい いろんな本を読みたい
行きたいところが いっぱ~い

おふろから どんどん どんどん広がっていくの
かなピー大きくなる お姉さんになる 大人になる
おふろから世界が広がるよ

顔はつるつる 髪の毛さらさら
シャンプーしよう 何の香り?
椿のいい香り リンスもしてね
シャワーをかけて 肩までつかる

1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
11、12・・・30まで数えてね
おふろ(おふろ) 大好き(大好き)
いろんなお話をするよ

お料理作りたい 何作ろうかな
ハンバーグとホットケーキ
映画も見たい パンフレットも買うの
レストランにも行く

おふろから どんどん どんどん広がっていくの
かなピー大きくなる お姉さんになる 大人になる
おふろから世界が広がるよ
世界が広がるよ

作詩:前田華奈子 作曲:河野由実

当時の作詞者のコメント(おふろの中で)
入浴支援で一緒におふろに入っているときに、ヘルパーの菊山さんと華奈子の会話から生まれました。自分の言葉で自分の意思を伝え、親の力を借りず、行動に移せる力を身につけてくれたことを気付かせてくれた詩です。(華奈子さんの母・妙子さんが、コメントしてくださいました。)

当時の作曲者のコメント(10年前)
かなピーのことは、2~3才の頃から知っています。息子と一緒の入所施設で知り合いました。かなピーのお母さんと、「10年前、こんな未来があるとは、夢にも思わへんかったね」と話していました。10年経って、体も大きくなり、やりたいことがいっぱい、行きたいところいっぱい!元気になってよかったね!

わたぼうし音楽祭
障害のある人たちの日常生活や体験や感情を詩につづりメロディーにのせて届ける音楽祭。1976年から始まった芸術文化活動で、2022年8月7日には第47回目の音楽祭が開催される。

※2022年8月1日時点 ホール開催中止/後日オンライン開催に変更
「第47回わたぼうし音楽祭」は、新型コロナウイルス感染急拡大のため、
8月7日・奈良県文化会館でのホール開催を中止し、後日オンライン開催に変更します。入選されたみなさん、会場にお越しくださるみなさんをはじめ、関わるすべてのみなさんのいのちと健康を守るための決断です。オンライン開催の日程等詳細は未定ですが、今後の感染状況を見ながら、年内に仕切り直したいと思っています。


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