4月27日 タッパーの日
私にとってタッパーは一人暮らしをはじめた頃を思い出すもの。
家族とのつながりを連想させるもの。
実家を出てはじめて一人暮らしをはじめた頃、なんでも自分でやることを面倒におもったり、あたらしい暮らしを組み立てていくことを面白く感じたりしていました。
食事については、小学生が工作やプラモデルに取り組むような感覚だったとおもいます。
調理器具や食器や容器をホームセンターへいって買い揃えるのが楽しかったです。
そんな買い物のなかにタッパーもありました。
とくに印象に残っていること。
休日にご飯をたくさん炊いて、食べたあとの残りは一膳分ごと保存容器に入れて冷凍庫へ。
平日は、冷凍ご飯をレンジで温めて食べていました。
私にしては当時はそれなりに頑張っていたんだなあとおもいます。
たぶん、初めてのことをいろいろやってみるのが楽しかったのでしょうね。
当時もいまも、ときどき実家からタッパーに入ったおかずをおすそ分けしてもらうことがあります。
「余ったから持っていきなさい」と言われて「しょうがないなあ」と受け取っていました。
いまにして思えば、母が私にためにわざわざ多めに作ってくれていたんだよなあとおもいます。
妻の実家からも、よくおかずをわけてもらっています。
お母さんという人たちは、きっちこういう性分なのでしょう。
いつも感謝しています。
私にとってタッパーは、食べ物を保存する容器というだけじゃなくて、自分の淡い思い出と家族の思いやりを連想させるありがたいものなのです。
(きょうも一日、おつかれさまでした)