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4月25日 失語症の日

失語症は、脳の損傷でいままで出来ていた言語的なコミュニケーションが困難になるのだそうです。

言語を使ったコミュケーションというと、聞く、話す、読む、書くなどの種類がありますね。

よく考えてみると、失語症ではなくても全部をまんべんなくできているわけではないなあと感じています。

話すよりも書くほうが得意なひと。

読むよりも聞くほうが理解できるひと。

話すのは得意でも書くのは嫌いなひと。

聞いて理解するよりも、読み込んで理解したひと。

いわゆる健常者と呼ばれるひとたちだって、不得意な方法で伝えたり、理解しようとしたら苦労するしパフォーマンスはかなり悪くなってしまうとおもいます。

ましてや、失語症によって、いままで出来ていた言語を使ったコミュニケーションの方法が使えなくなってしまったらとおもうとコミュニケーションそのものをあきらめてしまいそうです。

失語症になったかたでも、非言語的なコミュニケーションは可能な場合が多いそうで表情やジェスチャーでコミュニケーションができるのだそうです。

なるほど、たしかに言葉が通じない外国人のかたとは身振り手振りで意思疎通をはかろうとしますし、ちいさな子どもと接するときは目線や表情を意識します。

言葉はとても便利だけど、ときには言葉に依存しすぎていることもあるのかも?と感じます。

どんな方法であれ、人と人がコミュニケーションをとれるということはとてもありがたいこと、けっしてあたりまえなことではないのだなとおもいました。

(きょうも一日、おつかれさまでした)

失語症の日
脳出血、脳梗塞などの脳血管障害や交通事故などで脳が損傷すると「聞く」「話す」「読む」「書く」などの機能が損なわれてしまう失語症。日本には50万人いるとされる失語症の人の福祉や医療に関する活動、病気についての啓発などを行うNPO法人日本失語症協議会が制定。コミュニケーションを取ることが困難な失語症の人は社会からの理解を得にくく、十分な支援を受けていないのが実情で、社会的に孤立している人も少なくない。記念日を通じて大勢の人にこの障害について知ってもらい、支援を広げることで失語症の人の社会参加を進めるのが目的。日付は4と25で「し(4)つ(2)ご(5)=失語」と読む語呂合わせから。

出典「すぐに役立つ 366日記念日事典[第4版]上巻」(日本記念日協会編者、創元社、2020年)

#日記 #記念日事典 #失語症