「スカウト」に騙されるなの話
はじめに
お疲れ様です🙇♂
暑い日が続いてますね。せっかく就活も終わったのでどこかに出かけたいという気持ちは山々なのですが、暑すぎてまず家から出る気になりません…🥵
25卒の人はそろそろインターンも始まっていると思いますが、体調に注意しながら頑張ってください。
さて、今回は「スカウト」に関するお話です。最近(?)はこうした逆オファー形式で企業と繋がれるサービスが多いので頭の片隅に入れておいてください。
スカウトとは
はじめに、スカウトとはなんぞやというところから説明していきます。
スカウトとは、企業から学生に「うちの会社どうですか?」という案内が来るシステムです。通常の流れですと、学生はナビサイトや合説を通じて企業を知り、エントリー(企業からの選考案内を受けるための最初の登録手続き)を行い、その後企業からメールなどを通じて選考の案内が来たり、エントリー者限定の情報やイベントの案内が来たりします。学生側から歩み寄るのが通常ということですね。本選考やインターンに参加するためには、エントリーは必須となっていますが、エントリーしたからと言って必ず選考を受けなければならないこともないですし、インターンへの参加も自由です🙆♂
一方スカウトでは、学生が自分のプロフィールやエントリーシートに書いているようなガクチカ/自己PRなどを登録することで、企業がその情報を閲覧し、自社に合いそうだなと思った人に声を掛けていくという流れです。案内に対して興味があれば、学生は承諾し、その後エントリーをして選考に進んでいくということになります。
メリット①知らない企業に出会える
スカウトのメリット1つ目は、知らない企業に出会えることです。想像に難くない話だと思いますが、この国には多くの企業があります。もちろん、全ての企業が新卒採用を行っているわけではないですが、行っている企業に絞ったとしても、とんでもない数になりますし、そこから自分の行きたい業界や業種に絞っても、全ての企業に目を付けることは難しいです。スカウトはそうした調べられなかった企業からお誘いが来る可能性もあります。
特にみんなが知っているような大手ばかりを見ている人は、それだけ敵も多く、最悪の事態を想定しなければなりません。スカウトは中小企業の方が多いので、保険としての企業探しにうってつけのサービスです👊
メリット②選考を優位に進められる
2つ目のメリットは、選考を優位に進められることです。基本的にエントリーの段階では、プロフィール的な部分しか登録しませんので、企業はどのような学生なのかを表面上の部分でしか知り得ることが出来ません。一方、スカウトの場合は学生が登録したガクチカや自己PRに基づいたオファーとなっているので、企業側もある程度どのような学生なのかを把握したうえで選考に進めます。そうなれば企業と自分のマッチング具合も高い可能性があるので、選考に進みやすいでしょう🏃
また、スカウト経由では初期の選考が免除されるなどの特典が付いたオファーもありますし、企業側も「スカウトした学生」として扱ってくれる場合があります。そうなれば当然一般エントリー者に比べて選考で優位に立てることが期待できます。
デメリット①ただの乱れ打ちの可能性
一方で、スカウトにはデメリットもあります。1つ目は、ただ企業が乱れ打ちしてスカウトを送ってきている可能性があるということです。これがあることで、スカウト自体の信憑性が損なわれてしまうことや、無駄な選考を受けるリスクが生じてしまいます。
スカウトの場合多くは、企業が自分のどんな部分に対して(どこを見て)興味を持ったのか書いてあります。しかしよく見ると、書いたガクチカの全部が示されていたり、限定〇人!がめちゃくちゃ多かったりと、「これさては適当にやっているな?🤔」と思わせるものがあります。しかも、少なくないのが現実です。そのため、3月の解禁以降はほぼ毎日のように複数企業からスカウトが来ます。場合によっては被っていることもあります。企業側も全ての学生の情報を真剣に見ているというよりは、一定の絞り込みをした後に該当する学生全員に送るなどしているのでしょう。
よって、来るスカウトに対して全部を承諾して全部の選考を受けるのは現実的に不可能ですし、そこまで「自分が認められている!」と思うのも危険です⚠
デメリット②必ずしも内定になるとは限らない
2つ目のデメリットは、必ずしも内定になるとは限らないことです。スカウト経由で選考を受けても、選考内で企業側が合わないと思えば平気で落としてきます。当然と言えば当然なのですが、自分からエントリーして落とされるのと、スカウトされたから受けたのに落とされるのでは、やはり感じ方が違います。「そっちから誘っといてなんだよ😡」と思ってしまいます…
また、スカウトにもいろいろなタイプのスカウトがあります。試しに自分が受けたスカウトの一例をご覧ください。
これは某就活サービス内にあるスカウト機能で実際に自分のところに来たスカウトの一部です。
ピンクの部分を見ていただけると分かると思いますが、日程調整から免除があるものまで、様々あります。免除があるものはそれだけ内定までが近い一方、日程調整程度であれば自分でエントリーするのとさして変わらないかもしれません。入り口はどうであれ、しっかり対策をして臨むことが大事ということですね🙆♂
スカウトサービスの一例
ここまでスカウトサービスの良し悪しを見てきましたが、実際にスカウトサービスを受けられるものにはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的なものとしては「オファーボックス」があります。
多くのサービスではスカウトが機能の一部として存在していますが、オファーボックスはスカウトがメインのサービスになっています。ガクチカや自己PR以外にも画像やエピソードを用いて様々な自分の特徴を表す要素が登録できるので、ちょっと面倒ですがきちんと登録すれば適したスカウトが来る可能性が他に比べて高いかもしれないです。登録している企業も学生もかなり多いそうなので気になる方は活用してみてください👍
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〈おまけ〉エージェントってどうなん
スカウトとは少し違いますが、エージェントを利用するという手段もあります。スカウトや通常のエントリーは企業と学生の二者間でのやり取りですが、エージェントを使うと両者の間に仲介役のエージェントが入ります💁♂️
そして、企業は求人や求める人物像などを提示し、エージェントは学生の要望や性格に合わせて企業を紹介。学生はそれが気に入れば選考を受けていくというものです。こうした就活支援サービスはどんどん増えており、理系生向け、体育学生向けなど本当に様々な種類があります。
選考中もエージェントがESの添削や面接練習を行ってくれるので有利に進められます。しかし、エージェントにとってはとにかく学生が受かれば良いという考えの人もいるようで、紹介が適当だったり、合わない企業でもどんどん紹介してくるケースがあるようです。勧誘が激しかったり怪しげなエージェントもあるようなので、利用する際は注意しましょう。
終わりに
以上、スカウトに関するアレコレでした
タイトルにもあるように、スカウトが来たからといってウキウキし過ぎず、それでも全く無視することもなく、程よい距離感をもって付き合いましょう。過剰に期待するとダメだった時の失望感も強いですからね。ただ、優秀な人はスカウトから大手に内定をもらったこともあるそうなので、自分の情報を登録しておいて損は無いと思います!
また、26卒以降の人は良いスカウトが貰えるように今の内からエピソードづくりや写真を撮っておくと良いと思います。サービスによっては画像も登録できますからね。
引き続き就活頑張ってください👊
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