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#58 他人のプライベートにどう立ち入るか?

みんな自分のプライベートをどこまで正直に他人に話すのだろうか?

家族の事や趣味のこととかを、わりと話す人が私の周囲には多い。私もどちらかと言うと、話す方だと思う。一方なかなか自分からは積極的に話さない人もいる。かと言ってその人達の中でも、プライベートに他人が立ち入って欲しくないと思っている人と、自分からは切り出さないが、こちらから少し踏み込んでみると案外それを機会に、堰を切ったように話しだす人もいる。

私は後者の本当は話したいのに中々言い出せない人に上手に水を向けて話を引きさすことが、とても苦手だ。

聞き上手は賢い人の必要条件とされている気がするのだが、私はどこまで聞いていいのか、その境界線を見つける事ができないのだと思う。そしてどちらかというと、もう一歩が踏み込めず、打ち解けるチャンスを逃がす方だ。


だから人脈が広がらなく、営業の仕事には全く向いていない。

定年後にホストクラブに勤めるなどということは、夢のまた夢である。


私は決して物静かで無口な男ではない。どちらかと言うと饒舌であり、人を笑わせる事は下手ではないと思っている。しかし特に他人のプライベートの悩みや趣味の話を引き出すことが下手すぎる。

これは中間管理職としては失格だと思うが、もう残り少ないはずの会社員生活では挽回出来ないと諦めかけているが、いくつになっても成長をしなければとの気持ちもあるので、試行錯誤はしているつもりだが、上司と言う立場からだと、失敗は許されないので、どうしても腰が引ける。

「立ち入ったこと」とはどこまでだろうかを日々探究しているが、そのラインはもちろん相手によって違うので、答えは出ない。

そもそも私自身が他人から立ち入られたくないと思っている事が多すぎるのが、原因のような気もする。そして他人の言葉を「意味深長」に捉えすぎるのもいけないのかもしれないのだが、

私「何かペット飼っていらっしゃいますか?」

相手「犬を飼っているんですけど、うちの子本当におバカで手がかかるんです~」

私「どうしてそんなバカ犬飼っているんです?」

相手「・・・・・・・・。」

どう返せばよかったのだろうか?



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