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わたしのコラム集4

第4段。yhe。

『愛と幻想のビジネスマナー』
https://tcy.co.jp/blog/7413/

『わたしの心象風景』【前編】
https://tcy.co.jp/blog/9278/

『わたしの心象風景』【後編】
https://tcy.co.jp/blog/9685/

『迷いに行けよ』
https://tcy.co.jp/blog/10261/

『引越随想集』【前編】
https://tcy.co.jp/blog/10755/

『引越随想集』【後編】
https://tcy.co.jp/blog/11057/

『誕生日なんてなければいいのに』【前編】
https://tcy.co.jp/blog/11319/

『誕生日なんてなければいいのに』【後編】

『中腹で坂は二股に別れ一方は鉄工所へ続く道になり、一方は冬治の家のある住宅街に続いていた。

いつもこの二股に差し掛かると冬治は気合いを入れ直す。家がどんな状態にあろうと自分がブレさえしなければなんとかなる、と言い聞かせる。

「大丈夫、大丈夫」

さっき大騒ぎする女の子たちを落ち着かせるために投げ掛けたように、自分の胸を擦って「大丈夫、大丈夫」となだめた。』

少年は自分がヤングケアラーと呼ばれていることに気付いてはいない。

若くして身内の介護や支援に直面しなければならない運命を背負う少年の胸の内を描く。


土橋輝明(from watashino)