神社記 #2.0 伊勢神宮内宮(皇大神宮)

三重県伊勢市宇治館町1


第2回、というか第1回後半。
「伊勢神宮」と言えばこちらです、伊勢神宮内宮こと皇大神宮。

神社紹介

伊勢神宮 一の鳥居

御祭神

天照大御神

言わずと知れた最高神ですね。日本神話には神々の中に明確な序列はありませんが、太陽神ということで他の神々とは区別された日本神話の主神として奉られています。

大抵こういうのは世界の創造神がなるものでは?と思うのですが、まあ太陽は毎日見るもんね。いつの時代も基礎より応用というワケ。(?)

ちなみに日本神話における創造神は造化の三神という天之御中主神(アメノミナカヌシ)、高御産巣日神(タカムスビ)、神産巣日神(カミムスビ)という三柱の神です。最近はソシャゲとかでもよく聞く名前になりました。

話は天照大御神に戻りますが、日本神話では女神として描かれています。
その誕生は、イザナギが死んだイザナミがいる黄泉の国に行ってなんやかんやして顔洗ったら産まれたというアレです。
左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻からスサノヲが誕生したそう。(『古事記』より)
この三柱を三貴神とし、イザナギは高天原という天上の神々が住まう世界の統治を命じます。

その後も、古事記や日本書紀では中心の神として様々なエピソードに登場します。その中でも一番有名なのはやはり天岩戸のお隠れの話かと思います。

簡単にすると、ママ(黄泉の国にいるイザナミ)に会いたくて会いたくて泣いちゃったスサノヲがパパ(イザナギ)に追放されちゃったので、仕方なくお姉ちゃん(アマテラス)に会いに行ったらめちゃくちゃ警戒されて武装までされた始末。
身の潔白を証明するために、アマテラスの珠、スサノヲの剣を交換してお互い噛み砕いて息を吐いて産まれた神様をもって判断することに。(アマテラスとスサノヲの誓約)

スサノヲの剣を噛み砕いたアマテラスの息からは三柱の女神が産まれ、アマテラスの珠を噛み砕いたスサノヲの息からは五柱の男神が産まれました。そしたらスサノヲが「心がキレイなので男の神が産まれました!」

おわり

神代の時代から男尊女卑、そりゃ差別なんて無くならない訳よね~

閑話休題して、それで気を良くしたスサノヲが高天原で暴れ回ったので、アマテラスは悲しくて悲しくて天岩戸という洞窟に隠れ、入口を締めてしまった。その途端、世界から太陽が失われ、世界中に禍が広がっていく。

その後、色んな神様達が頑張って何とかアマテラスは出てきてくれたんですが、案の定スサノヲは高天原を追放されます。
そうして向かったのが現在の出雲、ヤマタノオロチの住む村へ____。


という流れです。実はアマテラスが吐いた息によって生じた三女神は宗像三女神と言い、2017年に世界遺産に登録された沖ノ島にて奉られている神様だったりします。
あとは高天原で暴れたスサノヲですがその時に畑を荒らしたり機織り機を壊したりするみたいな描写があった気がします。
神様も労働するんですね~、この辺りに日本の農耕文化が現れていて大変面白いです。

長くなってしまったのでこの辺で一旦切ります。
神社の紹介はまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?