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フリーランスの転職活動は厳しかったけど学びも多かったよという話

前回のnoteで、フリーランスを辞めて会社員に戻る理由について書いたけど、今回は転職活動にフォーカスした内容について書いてみたいなと。

転職活動を終えた感想は、世知辛いなと思った反面、自分の市場価値(今の自分の実力)がわかって良かったこと。きっとあのままフリーランスを続けていても、短命で終わってたんじゃないかな。

そこで今回のnoteでは、
・具体的な応募数や通過率、内定数
・フリーランス特有の転職活動の大変さ
・転職活動を通じての気づき

などについて振り返りたい。

ただの備忘録だけど、今(またはいつか)フリーランスで正社員に戻ろうと考えている人や、僕のようにブランクがある人は、職種は違っても参考になる内容があるかもしれない。こんな奴もいるんだなくらいの温度感で読み進めてもらえれば。

今までのキャリアの振り返り

まずは、僕のキャリアについて。興味ない人はすっ飛ばしてください。

今はフリーランスで法人(事業会社)のオウンドメディアのSEOディレクターをやっていますが、それ以前のことも少々。

1社目:航空業界(グランドスタッフ)
※ここに1年ほどブランクあり
2社目:人材業界(派遣の法人営業) 
3社目:HR×IT(求人サービスの法人営業)
※世界一周のため半年間ブランクあり
現在:フリーランス(SEOライター→SEO/コンテンツディレクター)
次:Web業界(SEOコンサルタント)

見て分かる通り、お世辞にもきれいとは言えない経歴。1社目と3社目を辞めた後にブランクがあるし、2回キャリアチェンジしている。(正確には、今回も半分キャリアチェンジに近い)

さらに、どの会社も3年未満で辞めているw石の上にも3年とは。

中途採用では、1年未満の短期離職と半年以上ブランクがあると企業から懸念される。よっぽどの理由がない限り「働く意欲はないのか?」「またすぐ辞めるんじゃないか?」と思われる。

僕も過去にこれらが理由で書類落ちしたこともあった。悲しいかな、でもこれが現実なんですよね。

3社目は、世界一周をしたくて辞めたからネガティブな理由ではないけど、どんな理由であれまた長期ブランク(2回目)ができたという事実に変わりはない。

人生でやりたいことをやれたから後悔は全くないけど、残念ながら多くの企業では、世界一周やワーホリのような海外経験が採用で有利になることはほぼない。(強いて言えば旅行、航空業界くらい)

むしろ経歴(職務経歴書)においてはマイナスで、何なら遊んでたと思うエージェントや人事もいるくらい。残るのは、楽しかった思い出と引き換えにブランク。

帰国後はフリーランスに転身。それも会社員の頃やってた営業とは違う仕事で、30代になってキャリアチェンジというね。

よくもまあこんな経歴で内定取れたなと、今このnoteを書いてる自分が驚いてる。笑

転職活動の戦績と活動期間

紆余曲折があり転職活動をしてたわけですが(詳細は前回noteに記載)、転職活動の結果はこんな感じです。

・応募数:24社
・書類通過率:29%(7/24)
・一次面接通過率:50%(3/6)
・二次面接通過率:67%(2/3)
・最終面接通過率:50%(1/2)
・内定:1社
・途中辞退:2社
※選考途中で適性検査や会社独自の試験、リファレンスチェックがあった企業も

転職活動のセオリーは、4,5社面接に進めるように書類通過を目指し、複数社から内定をもらい比較検討して意思決定をすること。

僕は残念ながら複数社から内定をもらえなかったので、セオリー通りには行かなかった。ただ、最終で落ちた事業会社のSEOポジションとの比較検討だったので、2社で意思決定をしようと思っていた。

今回オファーをもらったのは、支援会社のSEOコンサルタントのポジション。元々希望していた職種だったので、転職活動の目的は叶った。

活動期間は内定まで約2カ月、内定承諾まで2カ月半くらい。当初は半年くらいを覚悟してたけど、一般的な転職活動の期間が3カ月といわれる中、早めに終えられたのは良かったなと。

フリーランスの転職活動は特有の難しさがあった

フリーランスの転職活動には、会社員の転職活動とは違った特有の難しさがあった。

フリーランスの転職活動では、以下3点をきちんと説明し、企業側の懸念点を払拭できないと内定を取るのは厳しいなと身をもって実感した。

  1. なぜフリーランスから正社員に戻ろうと思っているのか(転職理由)

  2. フリーランス歴が長くて組織に馴染めるのか(協調性)

  3. また力をつけて独立するのではないか(定着性)

僕の場合、1.の転職理由はそこまで突っ込まれることはなく、割と納得してもらえることが多かった。

問題は2と3。2つ目と3つ目の懸念点で実際に2社書類落ちしているのと、実は内定先からも初めは懸念されていたんですよね。

2、3に関しては、どうしようもない部分もあるけど、事前に説明できるように対策することや、転職エージェントが間が入ることで懸念点を払拭してもらえる可能性がある。

ポイントは、以下2点を話せるようにしておけると良いかなと。
1.組織でもやっていけること、扱いにくいと思われないこと(会社員と変わらない働き方をしてたとか)
2.今後やりたいことやキャリアビジョンを具体的に話せるようにすること(本音はともかく、面接で長く働く意思があることのアピール)

とはいえ、こればっかりは応募しないとわからないし、面接官との相性もあるので、対策はしつつもダメだったらそういう企業だったと割り切るのも大切だと思う。フリーランスの経験を買ってくれる企業もあるので。

転職活動を通じて自分の実力をまざまざと思い知る

僕は去年、半年間ほどとあるSEOの案件で、1本約5万円×4=20万円(税抜)もらっていた。内容は新規記事の執筆と、SEO最適化業務。

作業時間は1本あたり7時間ほど。時給換算すると平均8,000円くらいで、案件によっては10,000円を超えていたときもあった。

言うまでもなく、僕にとって満足すぎるくらいの報酬。「え、何これ?フリーランス、チョロい?ww」って思う人がいてもおかしくない案件だった。

この案件は、今振り返っても過去一報酬的にはおいしかった。別に自慢したいわけじゃない。当時の僕にめっちゃスキルがあったかと言えばそんなこともなく、たまたま運が良かっただけの話。

でも、明らかにスキル以上の報酬で、あのまま続けていたら危うく天狗になって慢心するところだった。そうなれば、僕の成長は止まっていたし、認知が歪んでいたと思う。

フリーランスは会社員より稼ぎやすいし、やればやった分だけ収入は青天井といわれる。時給換算すると、自分よりできる会社員より高いなんてこともある。

するとどうなるか?会社員を見下すようになったり、次第に自分ができるようになったと勘違いする。たまにそういう人見かけるけど、そんなことはない。自分を高める努力を怠るだけでなく、マインドまで腐ったら終わり。

もちろん適正価格の人もいるけど、フリーランスをある程度やっていると、報酬への感覚がおかしくなっても不思議じゃない。でも、収入が高い=必ずしもスキルや実力が伴っているとは限らない。

今回の転職活動でのお見送り理由に、スキル不足が理由で落ちた企業があった。いやー悔しかったな。自分なりにこの4年弱やってきた自負はあったから。

でも、それはあくまで主観の話。初めて自分を転職市場に晒して客観的に見たら、自分はまだまだだったというのが現実。

転職活動をするとまざまざと市場価値(自分の実力)がどれくらいなのか分かる。転職活動を通じて、内定をもらえたこと以上に自分の市場価値や、報酬の感覚がバグりかけてたことに気付けただけでも収穫だった。

戦闘力を上げてどこまで戦えるように

転職活動をしていてうまくいかなかったときは、「やっぱり会社員に戻る必要ないかな?」なんて思ったこともあった。でも、劇的な戦闘力アップには会社員の方が早いのは明白だった。(あくまで自分の場合は)

本当はフリーランスを続けることもできたけど、今後の進退を考えて会社員に戻る選択肢を取った。

まだこの先どうなるかはまだ分からないけど、このまま転職先でやっていくにせよ、数年後に転職するにせよ、また独立か起業するにせよ、まずは個人としての実力を高めることに専念したい。どの道に進むにしても必要だと思うので。

内定先には感謝しつつ、一度初心に帰ってやっていきたいなと思います。










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