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「もう、書くのが辛くてしんどい……」と思ってるライターのあなたへ

「ライティングしんど過ぎ……」「ライティング全然楽しくないんだけど……」
このページを開いたあなたは、こんなことを日々思いつつ納期に追われながらライティングをやっているんじゃないでしょうか。

ライティングってしんどいですよね。僕もライターとして独立し、SEOライティングをやっていたので、しんどさや辛くなる気持ちはよくわかります。

案件に応募して、時にはそこまで興味のない案件の記事を書いて、修正依頼が来て、書き直して、やっと納品。この繰り返しで、このままずっとライティングをやることに未来が見えなくなってきてる人もいるかもしれません。

でも、あなたがライティングに辛さを感じるのは、原因が分からずただ闇雲に案件に取り組んでるからかもしれません。それに、辛いのがずっと続くわけじゃありません。

というわけで、僕の経験も踏まえながら、少しでもライティングの辛さから抜け出す考え方や対処法を紹介できればと思います。

正直、僕もライティングは好きじゃなかった

正直に言うと、僕もライティングはそこまで好きじゃなかったです。というか、今も好きじゃないですwwこういう個人的な記事は別ですが。こんなんでライター講師やっていいのかって話だけど。笑(多分ダメ)

でも、好きじゃないけど他の人より得意ではあるという自負はあります。そうじゃなきゃ、今ディレクターなんてできませんからね。まあ、好きと得意は違うのはありますが。

ライターの頃は、クライアントが指定するマニュアルに沿って記事を書き、作業感があっていつまでこれが続くんだろうって思ってました。感情を押し殺して、ただひたすら書く日々。いや〜本当に辛かったですよ。

何度も辛くてライターをやめようと思ったり、稼げなくて会社員に戻ることが脳裏をよぎったりしたことか……。それでも僕が簡単にあきらめなかったのは、半分意地もありましたが、まだフリーランスになった目的を果たせてなかったから。

僕の目的は、自分が好きなときに国内外を旅しながら働くこと。その目的を果たすために、ただその一心でライティングをやってました。でも、当時の僕は暗いトンネルの中を走り続けてるような感覚でした。

ライティングが辛いと感じてるのはあなただけじゃない

僕の周りにもライティングをやってる人がいますが、「ライティングが好き」「ライティング楽しい」って言ってる人を今まで見たことがないです。笑(もしいたらごめん)ただ、やってて苦ではないくらいの温度感の人がいるだけで。

周りに話を聞いてても、ライティングで辛いを思いをしてる人は多くて、あなただけではありません。だから、今辛いのは成長痛だと思って、割り切る覚悟も必要です。

…という精神論だけでは終わりませんが、ある程度の割り切りはライティングに限らずどんな仕事でも大切だと思っています。

ライターを始めた目的や目標って何だっけ?

ライターを始めた目的や目標は人それぞれだと思いますが、なぜ始めたのでしょうか?
例えば、以下のような理由が考えられるんじゃないかと。

  • 生活のため(ライスワーク)

  • ライター経験を積んで上流工程に進みたいから

  • 場所や時間に捉われずに働きたいから

  • ライティング経験を活かしてアフィリエイトをやってみたいから

  • 転職するための実績作りのため

  • SEO以外のライティングに挑戦するための基盤作りのため

ちなみに僕は、上から3つの理由に当てはまっていて、目的があったからこそ辛かった下積み時代も乗り越えられたのだと思います。

僕の場合は、世界一周から帰ってきて貯金があまりなかったので、やるしかないという状況だったのもありますが。笑

あなたがライティングを始めた目的や目標は何でしょうか?もう一度思い出してみてほしいです。

ライティングの何に辛いと感じるのか?

「目的や目標があったとしても辛いものは辛い」。そんな人もいるでしょう。その気持ちもわかりますよ、僕もそうだったので。笑

ライティングが辛いと感じる人は、まずは何が辛いのか、原因を考えてみてほしいです。「ライティングが辛い」だけだと抽象度が高くて、何が辛いのか原因をはっきりさせないと永遠に負のループから抜け出せません。

まずはライティングの何が嫌なのか、自分なりに原因を考えてみてください。恐らく、このあと紹介するいずれかに該当するかと思います。

1.ライティング業務そのもの

1つ目は、ライティング業務自体に辛さを感じるケースです。ただ、ライティングと一言に言っても、以下のようにいくつかの作業工程に分かれますよね。

  • KW選定

  • 構成作成

  • 執筆

  • 画像選定

  • 入稿

  • 修正(あれば)

まあ、全部嫌って人もいるかもしれませんが笑、特に嫌だと思う工程は何なのかを考えてみましょう。

例えば「執筆が辛いと感じていたけど、実は他の作業はそこまで辛くない」と気づくこともあります。数ある作業工程のうち、辛いと感じていた部分は1個や2個だけだったと分かれば、少しは気持ちが楽になるかもしれません。

2.単価の低さ

単価が低いのも辛いですよね。。でも、辛いと感じるのは、ただ単に案件選定が悪かったり、クライアントの予算の問題だったりする可能性も大いにあります。これってあなたのライティングスキルや能力の問題ではありません。

修正が少なくて特に問題なくできているのに単価が上がらないなら、クライアントに予算がないか、単にケチなだけの可能性が高いです。

この場合は、以下のように案件の見直しを検討しましょう。

  • 個人と取引してるなら法人との取引に切り替える

  • 経験の積んだ同ジャンルで別案件を獲得する

  • 需要の高い「稼げるジャンル」へ移行する

ただし、上記の内容は後述する「得意」か「好きな」ジャンルで勝負するのがおすすめです。意外に案件を変えるだけで、今のスキルや能力のまま単価が倍以上になるなんてこともあります。(実体験)

3.ジャンルやクライアントとの相性

ライティングが嫌だと思ってたけど、実はクライアントや案件のジャンルとの相性が悪いってだけの可能性もあります。それが原因でライティングが嫌だと感じてたのかもしれません。この場合は、無理せず早めに案件を変えましょう。

たまにやたら修正が多かったり(大体2回まで)、ディレクターが高圧的な態度でライターに接したりしてることがありますが、こういう案件はやめましょう。

ライティングが嫌じゃくても、案件やクライアントとの相性が悪いと、そのうちライティングまで嫌いになってしまいます。

ライティングに辛さを感じるときの対処法

辛さや嫌だと感じる原因が分かっただけでも、人によっては気持ちが少し楽になるかもしれません。

ここでは、僕が考えるもう少し具体的なアプローチを紹介します。

1.「得意」か「好き」なジャンルだけに絞る

まずは、「得意」か「好き」なジャンルだけに絞って書くのがおすすめです。たまに得意でも好きでもない案件に応募して辛くなってる人を見ますが、そりゃあそうだよって言いたくなります。だって、得意でも好きでもないんだから。笑

至ってシンプルな話で、好きでも興味もない人と遊んだり、出かけたりしても楽しくないですよね?それと同じ。でも、なぜかライティングだとそれをやってる人がいる。

まだ駆け出しライターの頃は「実績を積むため」と割り切ってやるのは良いです。ただし、数件でも実績があるならちゃんと「得意」か「好き」なジャンルに絞って進めたほうがやりやすくなります。

中には割り切ってできる人もいるけど、そんな人はこの記事なんて読んでないはず。たとえ単価が良くても、自分がやってて辛い案件は避けたほうがいいです。(ロボットのように感情をなくして割り切れるなら別ですが)

「得意」か「好き」なジャンルは、自分の経歴や趣味・好きなことなどから考えてみてください。

例えば僕の場合なら、

・人材業界での営業経験
→HR系(人事・採用)メディア
・転職経験
→転職メディア
・留学経験
→留学メディア
・国内外の旅の経験
→旅行メディア

こんな具合ですね。

実際、僕は上記にあるHR(人事・採用)系と旅行メディアと今も取引をしています。やっぱり自分の経験が活かせるジャンルは、楽しいとまではいかなくても、苦ではなくやりやすいんですよね。

とはいえ、いくら経験が活かせると言っても最低限の単価は見たほうがいいですが、自分の中で受ける案件の軸を定めましょう。

「得意」か「好き」なジャンルなら、リサーチしてても苦じゃないし、書きやすいはずなので。

正直、ライティングが楽しいと感じる可能性は今後も低いと思います。(突き落としてすみませんw)でも、苦じゃなくできるところまで持っていくことは可能です。まずは、そのレベルまで持っていけるように取り組んでみてください。

2.「得意」か「好き」なジャンルもない場合

本来なら「得意」か「好き」なジャンルでライティングをやるのが理想です。

でも、中にはきっとこんな人もいるでしょう。
「自分には好きなジャンルも得意なジャンルもないんですよ」
「好きと得意なジャンルはあるけど、案件がないんですよね……」

僕はライターの講師をやっていたので、こんな声を受講生から何度も聞いてきました。その度にこう言ってました。「そっか、それは仕方ないね。ここまでよく頑張ったね。じゃあ、もうライターはあきらめようか」と。








……嘘です。笑

どっちも該当しない人は、まずはリサーチや執筆してて苦にならなくて、今需要があるジャンルの案件を見つけるのがおすすめです。ここは、あきらめないでやってほしい。

で、このときに個人が募集している案件ではなく、なるべく法人案件に絞って応募してください。個人が絶対NGというわけではないですが、法人のほうが全体的にやり取りが丁寧な人が多いのと、シンプルにお金を持ってるから。(現金な話だけどこれが事実)

法人でもたまにダメな人はいますが、あくまでも傾向の話です。個人と契約するなって意味ではないので、そこは誤解しないように。

今自分が抱えている案件が得意でも好きでもないのなら、いきなり全部を切り替えるのは難しくても少しずつ案件を変えていくようにすると良いですよ。

継続案件をもらってる人は、納品のタイミングで「忙しくなってこれ以上ライティングに時間を割けない」とか言えば問題ありません。

3.上流工程を狙う

少し先の話になる人もいるかもしれませんが、ライターの一つのキャリアとして、上流工程を狙う道があります。編集やディレクションっていわれる仕事ですね。

僕がまさに、法人のメディアでディレクターをしていますが、今年に入ってから案件としてのライティングはやっていません。たまにリライトで少し手を加えることはありますが、その程度。(今後またやる可能性はありますが)

ディレクションまでできるようになると、今までみたいなライティングが辛いと感じることはグッと減ります。ディレクションとライティングの割合が半分くらいか、6:4になると気持ちが楽になってくるかなと。

ここまで来ると、依頼されても本当に自分が受けたい案件しかやらないようになれるので、今とだいぶ見える景色が違うはずです。僕は仮にライティングをやるにしても、自分の得意か好きなジャンルしかやらないと決めています。

もちろん、ライティングを始めたての人は難しい話ですが、経験を積めばやりたくない案件は断れるし、安い値段で買い叩かれることもありません。

あ、ちなみに僕はライターからディレクターになって、収入アップを目指す講座をやっています。(ちゃっかり宣伝w)

ぜひ、中級ライター(月収20万前後)になったら、また僕のことを思い出してください。笑

僕の講座の話は半分冗談ですが、ディレクションができるようになると業務の幅が広がり、少しずつ楽しくなってくると思います。それだけじゃなく、収入も上がるはずです。

もちろん、ディレクターにはディレクターならではの大変さがありますが(これについてはまた別の機会に)、それでも目指す価値はあると思っています。

まずは3ヶ月だけやってみる

まずは、歯を食いしばって3ヶ月間だけでも続けてほしいです。すでに3ヶ月以上やってる人は、あと1ヶ月だけでいいから死ぬ気で取り組んでほしい。(もうここだけは気持ちの問題)

この期間は、他のことには脇目も振らずにライティングだけにコミットしてください。他にもWeb系の稼ぐ手段には、動画編集やWeb制作とか色々ありますが、浮気しちゃダメですよ。

特に、意思が弱い人や人の言うことに流されがちな人は注意です。気持ちが揺らぐかもしれないので、なるべくTwitterアプリとかのSNSはアンストして見ないことを推奨します。人と比較したり、気が散っちゃったりするので。

ライティングに限りませんが、3ヶ月も続けられないようだと他のことをやってまた壁にぶつかったときに、すぐやめる可能性が高いです。

そうなると、何をやっても途中であきらめる逃げ癖がつくのが一番の問題だと思っていて、結局何もかも中途半端な状態になります。

戦略的撤退は良いですが、何もやらずに見切りをつけるのは早いし、それは戦略的撤退とは言いません。

今後のことを考えると、やめるにしてもやり切ってからにしてほしいです。この「やり切る」というのは、何もライティングに限った話ではありません。

どうしてもライティングが嫌なら無理せずやめたっていい

ジャンルも絞って3ヶ月間(1ヶ月)は頑張ってやってきたけど、それでも辛いなら方向転換するのもありだと思います。辛いことを嫌々やっててもただしんどいだけだし、時間の無駄なので、打つ手がないなら撤退もありかなと。

もう少し頑張れるなら良いですが、やり切ってダメならライティング以外の道を模索することも検討していいと思います。僕もそれ以上やれと言うほど鬼じゃないです。笑

ここまでライティングをやってきて、ライターを始めた頃よりは文章力が向上しているはず。そこは自信を持ってほしいです。

その文章力は、たとえライターをやめても他の仕事で活かせる可能性があるので、今までやってきたことは決して無駄ではありません。

続けるかやめるか。最終的にどうするか、よく考えて決めてみてくださいね。

僕もライティングは好きじゃなかったし(いや、今も笑)、文章力が特別あったわけじゃないですが、今も何とかやれています。

この記事が、ライティングがやるのが辛いと感じる人の気持ちが少しでも楽になったなら嬉しいです。

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