突然、食事が飲み込めなくなった時の話
休日、一人で昼食を食べながらTVを見ていた数年前の2月。
私は突然食事を飲み込めなくなった。
あの頃、私はパートで働きだして8か月が経った頃だった。
そのパート先には、俗にいう
「お局様」と「その取り巻き達」が店でデカい顔をしていた。
・太めのお局様登場
パート先の「お局様」は、学生のころで例えるなら
いじめっ子タイプ。
人が困ったり、怒ったりする様子を楽しんでいた。
私が入社する前から、パートの人たちをいじめて退職に追い込んでいたと聞いた。
中には鬱病になって辞めていった人も数人いた。
辞めた人達は、口を揃えて言う。
「お局様には気をつけろ」
ちなみに、そのお局様が退職に追い込んだ人数は、
約1年半の間に 1 1 人 だ 。
もちろん、その中に私も入っている。
そう、あの日突然食事が飲み込めなくなったのは
「お局様」からの執拗ないじめにあっていたからだ。
・病院へ
飲み込めなくなってすぐ、病院へ行った。
ネットで調べて、とりあえず耳鼻科に向かった。
家族が通っていたこともあり、何度か行っていたので予約をし、診てもらった。
先生「んー、見た感じ何も悪いものはないね。」
スコープを鼻に突っ込まれながら先生の話を聞いていた。
”喉周辺には何も悪いものはない…。もしかしたらアレのせいかな?”
思い当たるのは「甲状腺」
いつだったか忘れたが、数年前のどに違和感があると
内科検診の時に言ったら、ついでに診てもらったことがあり、
その時たまたま甲状腺に腫瘍を見つけたのだ。
”あぁ、私は甲状腺癌で死ぬんだ…”
そう絶望してググった日々を思い出す。
そこで得た情報は
日本人の10人に一人の割合で、甲状腺に腫瘍があるということ。
特に女性に多いとのこと。
あと、ネットの情報を鵜呑みにせず病院で検査してもらうのが一番ということ。
その甲状腺の腫瘍は、検査では良性だった。
しかし検査して2年ほど経っていた。
”もしかして大きくなったのかも”
そんな不安がよぎる。
とりあえず甲状腺腫瘍のことを耳鼻科の先生に相談し、診てもらえることになった。
ベッドに寝かされ、首と胸元を大きく開けてジェルがつかないようにしてもらった。
・甲状腺腫瘍の検査
エコーでグリグリと喉元を診てもらう。
前回の甲状腺腫瘍の検査は針を刺して、細胞を取ったから痛かったなぁ。
しかも研修生なのかよくわからないけど、練習台として針を5回刺された。
なかなか取れなくて、何度も挑戦してきた研修生。
「い、痛い」
半分キレながら言ったら、先輩先生が交代してくれた。
その先生は1回で細胞を取った。
さすがっすね。
私は研修生と看護師さんに謝られながら部屋を出た。
そんな数年前の記憶が蘇る。
病院での検査も嫌だけど、検査結果待ちの時間も嫌だね。
エコーはグリグリと甲状腺腫瘍を探す。
大きさを測ると、前回と変わっていなかった。
甲状腺腫瘍のせいじゃないんだ。
安心したけど、その他にも不安は残る。
ネットでググると不穏なことが次から次へと出てくる。
食道がん、胃がん…
耳鼻科先生「次は胃カメラしてもらったら?」
それだけは絶対嫌だ!!!!!!!!!
胃カメラは良いよ、でもその前の麻酔がダメなんだよ!!!!!!
歯科医で一度死にそうな思いをした麻酔薬。
そのお話はまた次回。
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