着物と藍で癒しをお届けしたい。
初めましての方に自己紹介を少し。
岩手県平泉町在住、着物のお仕立て専門家の
千葉郁子です。
タイトルの着物と藍で癒しをお届けしたい。
理由を綴っていきます。
着物の仕立てをして30年。
関わるようになったのは産まれた頃からだから54年。
日本人の両親に生まれ、母が和裁を内職としていた為。
日本人の民族衣装として、私が産まれた頃は生活の中に着物が密着していた時代でした。
一生のうちに人生の節目や年中行事で着物を着る機会がありました。
そんな環境の中で母はしっかり季節ごとに、節目に着物や浴衣を縫って着せてくれました。
いつしか物心がついた頃から母が和裁をしているそばで待ち針で遊び、小さな袋物や巾着をつくるようになりました。
作る過程や出来た達成感が楽しかったなぁ。
母が仕立てる着物は同じ物がないし、どんな色でどんな柄の着物が仕上がっていくのか見ていてワクワクしていました。
紬の八掛。裾回しともいいますが織はじめの端が綺麗にフリンジ処理されていて、ハギレになった部分で何か出来るかも。と考えたりするのも楽しい時間でした。
使わない、捨ててしまう細く裁断されたハギレでももったいないなぁと集めていたりしていました。
今になって思うと着物が反物になるまで沢山の過程と沢山の職人さんが精魂込めて作り上げた芸術作品なんですよね。
子供だった私はまったくそんなことは知りませんでしたが
素敵だなぁ
というのは感じていたのだと思います^ ^
着物は癒しをくれると感覚を得ていたのだと思います。
着物には色々な柄や色、素材、織、染め、手描きや、刺繍、金彩があります。
それぞれに匠の職人技が発揮されています。
種類や産地もあり、それぞれに特徴があります。
知ることで感動があったり、影響されたり、人それぞれだと思いますが。
着物は日本人ならではの精巧で繊細な感覚や季節感からの表現力なのでしょうね。
このような衣装は世界の中でも日本の着物だけではないでしょうか。
身近な家族や親戚から譲られたらすぐに処分しないでどんな着物なのか見ていただきたいものです。
もしかしたら今はとても貴重な物かもしれません。
洋服と違って三世代着れる耐久性があるかも。
またはサイズ直しをして子供さんの七五三用になるかも。
または染め替えして新たな着物として生まれ変わる
また、素材として着物以外に活用
着物は小さなハギレになってもすてないで使い尽くすことといわれがあります。
着物の価値を感じていただきたいです。
今日は着物の良さに惹かれた私の感じたことを綴らせていただきました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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