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2021JAN_Kaito_Futako-Tamagawa

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紙の手帳

なんで紙の手帳で書いてるの?なんか理由とかあるの?

うーん、、ぶっちゃけ特になくて、電子化はしたいなと思ってるんだけど。やっぱりデジタルで見る機会のほうが多いし、時間も長いから。でもなんとなく紙で書きたいからずっとこれなんだよね。なんていうか、自分に対する宣言というか、今年の目標とかも書いてみたり。まぁ宣言ていうほど大げさなものではないんだけどね。

書きながら「自分で考える」っていうのが自分にとっては大事なのかな。俺はできるだけいろんな人からいろんな話をバイアスなくいったん聞き取りたい。そうやって話を聞いていくと自然に自分の中にいろんな考えが溜まっていく。それをきれいに整理するために書くって行為をしながら自分で思考整理してるのかな。聞く前にフィルターをかけるというよりは、自分の中でゆっくり濾過していく感じに近いのかな。

家庭環境。5人兄弟。二子玉川。父親の影響。

「自分で考える」って、すごいしっくり来るかも。Kaitoって、すごく信念が強いというか一回決めたことを諦めない泥臭さがすごく強い気がする。俺はすぐに逃げちゃうから羨ましく思う時あるよ


父親は大阪の建築事務所に勤めていたんだけど「やっぱ東京で仕事がしたい」って言って父親が大阪から俺含めて子供3人抱えて母親と一緒に東京来て独立して。その父親の影響というか性格は少し今の自分に影響していると思う。チャレンジしたいとか、負けず嫌いとかとは少し違うのかもしれないけど、自分がこれって決めたことに泥臭くしがみついて行きたい気持ちの強さは他の人には負けないかもしれないなー。
両親には相当厳しく育てられたな。それが今の礼儀正しくいるべきとか相手に合わせるとか、そういうパーソナリティに影響してるのかな?5人兄弟で一番上に姉ちゃんがいて、次に俺。長男だからって両親もめちゃくちゃ気合い入れて育てなきゃって思ってたらしい。当時は本当に厳しくしつけられたなぁ。

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逆境に強いのか、俺。

ねぇねぇKaitoってさ、礼儀正しくていつも相手を尊重して、いったん相手を見てから合わせるじゃん。どういう時に一番気持ちいいの?生きてる〜!ってなる時ある?

ドイツでの経験はまじで気持ちよかったな。マジで楽しかったし「生きてる!!」って感じがした。
「日本からやりたい研究をもっていって、ドイツの大学で周りを巻き込んでプロジェクトを作り上げることそれを達成すること」をミッションとして留学にいってきた。周りはすでにドイツで研究しているひとたちだったから、まぁ普通に俺みたいな新参者の話を最初はみんな聞いてくれなかったよね。それでも諦めずに話し続けたら、だんだん聞いてくれるようになってきて。実験系統と言われる単位を新しく作って、関係各所を巻き込みながら『プロジェクト』と呼ぶには少し仰々しいけど、最終的には20人くらいの関係者が俺の研究に協力してくれた。めちゃくちゃ楽しかったなぁ。

今話聞いてて思ったんだけどさ、Kaitoって逆境に強いよね。逆境ってか、「+10から+50」にするよりも「-50から-10」にするときに猛烈にパフォーマンスするイメージある笑 部活のときもそうだったもんね。松本先生がいなくなって、形式上の顧問だけのチームをマネジメントしなきゃいけない。めちゃくちゃサッカー知ってるやつがいるチームを、それほどでもないKaitoが仕切らなきゃいけない。で、当たり前だけど高校生だから勉強も頑張らなきゃいけないし行事もあるし、今思えば相当しんどかったと思う。けど、いきいきしてたなっていうか、あの時のKaitoがいまのKaitoを形づくってる部分も大きいと思うな。
てかそもそもなんで留学しようと思ったの?

確かに逆境かぁ。考えたことなかったけど確かにそうかもね笑
留学に関しては荒木先生っていう今の教授の存在が大きいと思う。
研究って、基本的にひとつのゴールに向かって走っていくものだと思っていたし、今の研究室の修士の学生とか学部生はそう思っていると思うんだけど。荒木教授は少し変わっていて、とにかく「回り道をしましょう。関係ない研究してる人の話をたくさん聞こう」と。学部生のときからお世話になっているからもう4年位の付き合いになるけど、最初は「なんでそんな事言うんだろう」って、全然意図がわからなかった。

でもいまはなんとなくわかる気がしていて。最短距離って、直線とは限らないよなと思うようになってきて。実は小さな会話から自分の研究のヒントが見つかるときもあるし、たとえ自分の研究に直接響かなかったとしても、自分の人生の豊かさにはつながるというか。そもそも『自分がいま感じてることとか考えてることを少しずつアウトプットすること』って、気を抜くと蔑ろにしがちなんだけど、その重要さを説いてくれてたのかなっていうか。

恩師との出会いって絶対あると思うんだよね。先生とか教授っていう立場の人だけじゃなくて、人生の恩師って意味ではみんな少なからずあるのかなって思う。「なんでそんな事言うんだろう」って思ってたことが、だんだんわかってくる感じ。あとから振り返って「こういうことだったのかぁ」ってなる体験というか。そういう言葉との出会いがあると、自分がこれからやっていくことに納得感が持てる気がする。

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将来はどうしたいとかあるの?難しい質問だったらごめんね

本当に難しいなぁ。自分に何が向いてるかはまだわかんない。もしかしたら研究は性に合ってるのかなとも思うし。とりあえずもう一回落ち着いたら、というか、しばらく落ち着かないと思うからタイミング見てまたドイツに行っちゃおうと思う。プロジェクト、実はまだやりきれないまま帰らせれちゃったんだよね。

> なんかさ、本当はこの企画、「相手の土俵でやろう、俺が聞きたいことじゃなくて相手が喋りたことを聞き出そう、それを形にしよう」って思ってたんだけど、なんか記事読み返したら俺喋りすぎじゃね?ってなりそう。不安になってきた笑

でも、これが俺の土俵なのかも。相手に喋ってもらうほうが楽というか。それに合わせてやるのが俺のやり方なのかもなぁ。わかんないけど笑

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