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目指すコミュニティの姿

2021年10月、東京から美濃へ移住して1年と数カ月。
目指すコミュニティの姿について、こんな感じで綴ってみます。
けっこう感覚的・抽象的な話も多いのでお気をつけください。笑


1. ちょこっと自分の話

以前の記事でも書きましたが、大学までは好奇心の赴くがまま、海外へ留学したりバイトをしたり複数のサークルに入ったりボランティアへ行ったりと自由に好きなことをやらせてもらっていました。大いに揺らいできた人生でした。


私が辿ってきた道

社会人になり、食・海外と繋がった仕事ができとても面白かったものの、10年後・20年後の自分の姿を想像した=敷かれたレールの先(上図左上の点線部分)を見た時に、なんとなくずっといる場所ではないなと感じました。
そんな時「人に会いに行く旅」で訪れた様々な地域や郡上を通じて、違う生き方・クレイジーな人たちに出会った。違う暮らしを知ってしまった。名古屋育ち・東京勤務の私には見えていなかった生き方(右側斜線部分)を知ってしまった。

私も飛び出してみたい、地域で暮らしてみたい、違うことに挑戦したい、

そんな思いがじわじわと湧きはじめ、育休明けに職場に復帰しその思いが更に強くなったタイミングで…美濃のシェアオフィスでのコミュニティマネージャー募集の投稿を見つけなんとなく気になり応募。そこからあれよあれよというまに転職・移住に至りました。

東京で就職した時には全く見えていなかった、予想外の方向に人生の舵を切りました。
じゃあ実際移住してみて何を感じたのか…

2. 実際に移住してみて感じた都市と地方の違い(感覚的な話)

ちょっと抽象的かつ主観的な話になりますが、自分が実際東京に6年半、美濃に1年ちょっと住んでみて感じたことを言葉と絵にしてみます。

▼都市(東京)
大きな流れに乗っかって流されているイメージでした(特に仕事面)。
自分がやっているように見えて、実際足元を見てみると既存のレールの上を走らせてもらってるだけ。
会社の看板が外れたら何一つ自分で出来ない。
大きな流れに乗るようにして(企業の歯車の一部として)働いて稼いで消費して…そんな流れがエンドレスに続いているような感じ。

普段の生活ではヒト・モノ・カネ・情報が溢れていてとても刺激的で楽しい、イベントや訪れる場所も豊富で飽きない。
でもそれらをなんとなく受け取っているうちにどんどん毎日が過ぎていく。なんとなく過ぎていく。
匿名性が高くいつでも透明人間になれるから気楽だけど、ただひたすら流されているような。選択肢が溢れていて、どこか浮足立っている感覚。
ふとした時に「このままでいいのかな」と感じたことも。

東京



▼地方(美濃市)
大きな流れ、みたいなのはなく地に足ついてる。
ヒト・モノ・カネ・情報が少ないから否が応でも自分と向き合う、刺激や新しい出会いは少ない。
地域社会の中での自分の立ち位置や関わっている人たちの関係性、お互いの顔が見える、分かる。
外から入ってくる情報が少ないので視野が狭くなりがち。

地方


3. 目指すコミュニティの姿

ようやく本題です。
私は美濃市にあるまちごとシェアオフィスWASITA MINOのコミュマネとして、

「次の一歩を応援し合えるコミュニティ」

をつくれたらと思います。

上記のような、異なる環境に身を置いている地域内の人外から来た人がまちごとシェアオフィスWASITA MINOを通じて適度に入り混じることで、新たな一歩を踏み出す、そしてその一歩をお互い応援し合う、そんなコミュニティを目指したいです。

例えば、地域内で
・普段話さないような人とも交流してみたい、
・何か新しいことに挑戦してみたい気持ちはなんとなくあるけど、安心感のある変わらない日常を手放すのは惜しい、
・コミュニティの狭さからなんとなく窮屈さやしがらみを感じている、
そんな地域の人が、よそ者が多く関わっているWASITAでの出会いや発見をきっかけに気兼ねなくやりたいことに挑戦したり、新しい一歩を踏み出す、

・ちょっと普段の環境から離れて、落ち着いて自分の人生について考えたい、
・地方移住者がじわじわ増えているけど、実際どうなの?!というリアルな話を聞いてみたい、
・地域内の人の話も聞いてみたい、関わってみたい、
そんな想いを持った都市在住の人が、美濃という伝統ある静かな町で改めて自分と向き合ったり他の会員さんと話したりすることで、自分が本来やりたいことや一番大事にしたいことってなんだっけと立ち止まって考え、新たな気付きを得て、次の一歩を踏み出す、

このように、地域の人と外から来た人がMIXされることで、次の一歩を踏み出すきっかけとなる、そしてその一歩をお互い応援し合う、そんなコミュニティを目指したいです。

都市では、ヒト・モノ・コトにおいて選択肢が非常に多く、挑戦している人が大勢います。応援者もいっぱい。

一方、地方はヒト・モノ・コトが限られているからこそ、「自分」や「相手」に集中でき、より丁寧に向き合ったり応援したりすることができます。
裏を返せば、地方の場合はじめの一歩を踏み出したら後はもう全力でやってみるしかないんです。だってみんな近くで応援してるから。コミット具合も自然と高まる気がする。

新たな一歩は誰でも勇気がいるもの。

WASITAでの出会いや会話が、今まで蓋をしていた可能性や選択肢を模索してみるきっかけとなり、思い切って新たな一歩を踏み出してみて頂けたらとても嬉しいです。より納得感のある道を歩んでいく為に。

その為にはどんな価値観を大事にしたいのか、
次回以降書き綴っていきたいと思います、

・・・これで終わり、かと思いきや最後に一言。

今回、信頼する方に1on1してもらいながら自分の理想的なコミュニティの姿ってなんだろうと壁打ちしながら考えてきました。

そして実際noteの記事として書いてみて、、、
改めて、発信する、とか自分の考えを表現する、って勇気がいることなんだなと感じました。

今の世の中ネットが欠かせなくなり、SNSが発展し、Youtubeやらnoteやらpodcastやら個人の表現の場がたっくさんあります。
自分の考えや想いを外に出すことで、周りの人にどう思われるかな、地域の人が嫌な思いをしないかな、うまく伝わるかな、誤解されないかな、色んな不安が頭の中を駆け巡りました。
それでもやっぱり自分の考えを言葉にしてみたい。伝えてみたい。こんなコミュニティが美濃にほしい。そんな想いで書き綴ってみました。

考えてみれば、私はWASITAに関わっている人たちのおかげで、
「自分の理想のコミュニティの姿について、noteで発信する」という小さな一歩を踏み出すことができました。
あれ、既に理想のコミュニティに近づきつつある?!笑

…と最後に話が逸れましたが、最後の最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
いいねとか押してもらえちゃったりなんかするととても嬉しいですw

引き続きよろしくお願いします。


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