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私の告白を、泣きながら聞いてくれたから私も泣いたんだ

ぼくはずっと好きだった人に、初めて「好き」を伝えた。
伝えることが出来た。(以下、ぼくと私どっちも出てきますが、どちらも自分です。気持ち的に使い分けたくて両方出てきます)

ぼくはそのときの瞳に写った光景を、あのとき沸き上がった感情を忘れられない。

そんなぼくの複雑な思いを書き留めておきたい。


泣いてくれてありがとう



ぼくは、嬉しい。
好きであることをゆっくり、真剣に、思いを込めた手紙を読み上げたら、
あなたは泣きながら真剣に聞いてくれたから。
好きな気持ちを伝えるのが怖かった。好きだってたぶん気づいていなかったから。友達の関係が壊れるかもしれないって思ってたから。

いろんな怖い気持ちもあったのに、あの子は泣いて聞いてくれた。
私は、あなたを好きになれて、あなたに好きを伝えられて本当によかったと思った。

悲しい「ありがとう」もあるんだね



私は、悲しい。
あの子にはもうすでに付き合っている人がいるから。
私はそれでも伝えたかったから伝えた。

「思いを伝えてくれて嬉しい。ありがとう」

って言ってくれた。嬉しいけど、「ありがとう」って必ずしも嬉しい言葉じゃないだって気づいたよ。
付き合えないって悲しいね。一緒になれないってことを言われた気がして、
嬉しさと同時に悲しさも沸き起こったよ。すごく複雑だったよ。

私は一人じゃないんだね



私は、生きていてよかった。
私は告白するまでに、たくさんの人に相談してきた。
人に好きな人のこと話せるようになるまでに3年間くらい時間を要した。
友情としての好きか、恋愛感情としての好きかわかんなかった。
ようやく好きだって確信持てたとき、誰かに伝えたくて伝えたくなった。

心を打ち明けられる友達に少しずつ話すと、拍子抜けするくらい
即座に「応援する!!」って言ってくれたんだ。
私は生まれてきてよかったと思った。自分の気持ちを全肯定してくれる素敵な友人に囲まれて生きていることを知れた。
私は幸せ者なのだと気づいた。

友達に肯定してもらえたから、好きな人に好きを伝えることが出来た。
振り返ると、生きやすい世の中になったと深々と感じる。
好きな思いを肯定してくれる。一人じゃないんだって。おかしくないんだって言ってくれる人が居る。
どれほど彼らに勇気づけられたか。
生きてきてよかったな。

それでもあなたが「好き」なんだ



ぼくは、やっぱり諦められない。
好きな子に付き合っている人がいるとさっき書いた。
好きな気持ちを伝えて、さあこれからもどうぞ友達として仲良くしてくださいで納得できるほど私の気持ちは軽くない。
まだチャンスはあるはずだ。
諦める理由なんてこれっぽちもないはずだ。

私はこの経験を通して、自分に正直に、相手に正直に生きることの大事さと難しさについて学んだ。言わないと伝わらない。
当たり前だけど、本当に伝わらないんだ。

好きだと日々伝えていても、友達としての好きだと思われてしまうっていやというほどわかった。
人からどう思われるかが怖い。そんなのみんな怖いよ。
私は、「怖いから言わないじゃなくて、好きだから好きと言う」人でこれからもあり続けようと思う。

私は好きな人に好きだと伝えられないままの方が絶対悔いが残ると思うから嫌だ。これは私の価値観だから、ただ、エゴが強い、相手のことを考えてないとか思う人もいて当然だと思うけど。

昨日よりも変われる気がしている



私は、少し心が軽い。
ふわふわと夢心地って、なんかの歌詞にあったな。
私はたくさんの心優しい人のそばで、ぽかぽか温まりながら
生きることが出来ている。

私の生涯は、大好きな人たちのおかげで成り立っている。21年しか生きてないけど。

変われた気がする。もやもやしてた。
あ~また昨日に戻りたいなって気もしてるけど(笑)
なんか少し前向きになれたよ。あの子にも素直で、自分にも素直になれたから。

これから先も少しずつうまくいく気がする。
こういうなんとなくうまくいく気がする、ふわふわとした自信って
うまくいく前兆な気がする。そうに決まってる!
ちょっとずつ、少しずつだね!

ここまで、読んでくださってありがとうございました!



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