見出し画像

国語力の基本育ては産まれた時から始まっている(私見)

今回は、国語が得意な息子から、浪人中、私に小さい頃からしつこく言われてよかった、と言ってもらった、国語力に繋がる子育ての話をご紹介したいと思います。


現代文、この成績を伸ばすのは容易ではないとよく聞きます。
解答に至るテクニックというのはもちろん存在すると思います。

(私は国語は得意でしたが、今思えば、フィーリングで解いていました。これは限界があります。模試で高偏差値を出せても、本番の入試においてMARCH以上はまず対応できないでしょう。)



本題に入る前に、息子の国語の成績がどうだったについて少しお話しましょう。

息子の大学入試において、概ね安定して成績を持ち上げていたのは国語でした。

とは言うものの、小さい頃から国語が得意だったわけではありません。公立小学校に通っていましたが、学校のテストや学力テストでは全く問題ありませんでしたが、中学入試の国語となると、最初はまるで歯が立ちませんでした。

特に記述。
息子が第一志望にしていた中学は、全記述だったので、これは本当に頭を抱えました。
塾での模試は、記述部分は、ほぼ真っ白だったからです。

本人もその中学に入りたいと強く思っていて、我々夫婦もその中学にとても魅力を感じていたので、本人とも話をした上で、小6の初夏あたりから家庭教師を依頼することにしたのでした。

結果この家庭教師の先生が大当たりで、直前期には御三家中学の記述もなんとか戦えるレベルまで持ち上げてくださいました。
そこからは国語はノー勉時代であっても、平均を割ることはほぼなかったと思います。

その話はまた後日するとして、本題に入ります。

私は幼児教育などはあまり関心がなく、周りのママ友たちが熱心なのを見て焦るくらいの状態でした。

ただ、もしかしたら潜在的な国語力に繋がっていたかもしれない、ということが二つ、あります。

一つ目は、0歳からNHKのニュースを見せていたこと。

元々これは私の考えではなく、主人の考えでした。息子が生まれたばかりのころは、実は主人の方が教育熱心で、右脳教育の教室に行かせたいとか、知る人ぞ知る幼児教室に行かせたいとか、本を買って読んでいたりしました。
0歳からニュースを見せるというのは、確か、井深大さんの本に書いてあったと思います。そんなわけで、朝と、夜7時からのニュースは必ずついていました。

二つ目は、私との会話の中で、おかしな日本語や日本語文法、答えになっていない返事に対して、すかさず直させていたこと

です。

たとえば、「てにをはの使い方」今はすっかり市民権を得た「ら抜き言葉」などです。
答えになっていない返事というのは、たとえばこうです。

私「お腹すいた?」
息子「うどん食べたい!」

これはNGです。
つい、じゃあうどん茹でようか、なんて言ってしまいそうですが、お腹が空いたかどうかを聞いているわけですから、答えになっていないとみなします。ただし、「そうじゃないでしょ、答えになってないでしょ。」なんて叱ったりすることはしません。
まだ子どもですからね。
そんな時は、もう一度優しく聞き直すのです。

この、聞かれたことに対して正しく答えるというのとは、後々の面接などでも大切になってきます。相手が何を聞きたいのか、自分にどんな答えを求めているのか、正しく考えることができる能力は、仕事をする上でも大事なことです。


そういう意味で言うと、一つ目の、NHKのニュースというのは、正しい日本語を学ぶ意味で、二つ目とリンクするかもしれません。


以上の2つになりますが、もう0歳じゃないから遅いわ、なんてことはないです。気が付いた時、やってみてください。

ちなみに、予備校の講師も、家庭での会話の重要性を話していたとか。

それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?