おうちが一番。でも「虹のかなたへ」も行きたい
こんばんは、立花です。
突然ですが、「オズの魔法使い」という物語をご存知でしょうか。主人公の女の子・ドロシーが家を台風で吹き飛ばされて、オズの国に迷い込み、家に帰るためにオズの魔法使いに会いに冒険へ出るという、お話(雑)。途中でブリキの男やカカシ、臆病ライオンを仲間にひきいれ、それぞれ欲しいモノや願いを叶えてもらうためにオズの魔法使いに会いにいくのです。
実は、このお話には続きがあります。
ディズニーオリジナルのようですが、「Return to OZ」という映画が、1985年に公開されています。
わたしは、この「Return to OZ」のほうが「オズの魔法使い」より好きで、もう何回見たか分からないくらいです。残念ながらDVDは絶版になってしまい、もう販売されていないようなのですが、図書館とかオークションとかであれば見つかるかもしれません。
「Return to OZ」のクライマックスでは、「オズの国とカンザス(ドロシーの家があるアメリカの州)とを、どうして行き来してはいけないの」とドロシーが葛藤するシーンがあります。同時に「There's no place like home.」というセリフも、象徴的に登場します。日本語訳だと「おうちが一番」というセリフです。
わたしの目下の思案中のテーマはいくつかあるのですが、そのなかのひとつは、移動し続ける幸せと、どこかに腰を据える幸せと、いったいどちらが自分にあっているのかしら、という問いです。
たぶんどっちも幸せなんだけど、わたしは今のところ「オズの国とカンザスを行き来したい。あわよくば違う国も行きたい」派です。オズの国にずっといるのも、ちと違う。そして「おうちが一番」という気持ちもわからんではない。なんとまあワガママでしょうか。でもわたしはどっちつかずで生きていきたいなーって、このまえ佐野さんとLINE電話で話しながら思ったのです。
正直「おうちが一番」と言い切れないことに対して、後ろめたさと罪悪感があったのですが、「その後ろめたさもひっくるめて、オズとカンザスを行き来する人生を選ぼう」とスッと腑に落ちたのでした。
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