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#Real Voice 2023

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ピッチでプレーする姿を見ていただくだけでは伝えきれない、部員一人ひとりの「リアルな声」が持つ魅力や価値にフォーカス。自身の「心の内」を赤裸々に綴ることで、まだ見ぬ「ありのままの姿… もっと読む
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記事一覧

【#Real Voice 2023】 「やるしかない」 3年・伊勢航

1年での関東1部リーグ復帰 日本一を取る 困難な道のりであることは覚悟していたが、必ず成し遂げられると信じていた。 しかし結果は、 関東2部リーグ5位 総理大臣杯全国ベスト16 あと勝ち点2を積み上げることができたなら あと1点取ることができたなら あの1失点がなければ あの場面で自分が点を決めていたら あの場面で自分が身体を張って失点を防げていたら あの場面で自分がパスを通せていたら あの場面で自分が球際勝っていたら 入れ替え戦に進んで、あるいは自動昇格圏内に滑り

【#Real Voice 2023】 「等身大の喜怒愛楽」 3年・北村公平

時間の経過が恐ろしいほど早く感じる。 私がこの組織で夢を追うことができる時間もあと1年になった。 夢。 この組織に来てからどんな夢を持ったのだろう。 誰と何を叶えたかったのだろう。 誰にどんな姿を見せたかったのだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 今、私には夢があります。 それはこの組織でしか叶えることができなくて、 あと1年間の間でしか叶えることができなくて、 きっと一瞬で終わってしまうものであって、 私にしか描くことができない夢であると胸を張って言える。

【#Real Voice 2023】 「初心」 3年・成定真生也

与えられた環境は良い意味でも悪い意味でも自分にとっての当たり前になる。 今いる環境が全て当たり前ではないという視点を持つことは重要だ。 今シーズンは、序盤は社会人リーグでの出場がメインで 夏前から関東リーグで出させてもらうことが多くなった。 そこからアミノ(アミノバイタルカップ)、総理大臣杯と 正直、想像もしていなかったくらい、出させてもらった。 「ピッチ内における勝利の立役者がもう1つの存在意義」 こんな意気込みを口にした昨年の部員ブログから1年。 勝利の立役者とは

【#Real Voice 2023】 「想い」 3年・駒沢直哉

2023年ももうすぐ終わりを迎える。気がつけば、大学生活もあと1年ほど。 振り返ると今シーズンも後悔の連続だった。 掴みかけた昇格、あの試合に勝てていたら、あの点を決めていたら、あの失点がなかったら。 たらればを言うのは1番嫌いだけど、そんなシーズンだった。 早稲田でみんなとサッカーが出来るのはあと1年だけ。 来年が集大成。 来年も後悔で終わるのか、たらればで終わってしまうのか。 想い 学生生活も終盤に入り、最近は自分自身について考える時間が増えた。同期のブログを読んで、

【#Real Voice 2023】 「成長と衰退」 3年・舩越嶺

「期待しなければそこまで失望しない」 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に登場するヒロインのセリフだが、親和性を強く感じた。 人生うまくいかないことの方が多い。多くの人が感じているし、実際そうである。 だからこそ、「自分が望んだ状況にならない度に落胆するのであれば、うまくいかなかった場合を想定して心の余裕を持った方がいい」「うまくいくはずがない、望んだ状況になればラッキー」といったマインドを密かに持ち続けてきた。 共感する人はいるのかな? 率直にその方が楽だった。

【#Real Voice 2023】 「原点回帰」 3年・原聖瑠

先日11月28日より自分たちが最上級生となるシーズンが始まった。 最上級生として迎える新シーズンは楽しみでもあり、不安でもある。 学生サッカーも残すところあと1年。 週6日でサッカーに打ち込めるのも、当たり前のようにグランドやトレーニングルームが使えるのも、たくさんの同年代選手と切磋琢磨し合えるのも、全てが「与えられる」環境があと1年で終わってしまう。 そんなこんなでふと考える。 「自分はこの1年をどんな1年にしたいんだろう。」 もちろん 日本一を取りたい。 関東1部に

【#Real Voice 2023】 「正解は自分で作れ」 3年・安斎颯馬

生きていくということは、常に決断の連続である。 年齢を重ねていくごとにその決断の重みを感じている。 例えば、どこの学校に進学するか、卒業後はどの道に進むのかによって人生は大きく変化してくる。 自分の夢と大きな希望、そして覚悟を持って道を選択するが、その決断に正解は存在しない。 先の見えない世界の中で、その決断が正解だったかどうかはその後の結果でしかわからない。 今後も訪れ続ける決断の中で不安や恐怖が多く存在する。ただ大事なのは常に自分が後悔しない選択をすること、そし

【#Real Voice 2023】 「『走れメロス』から見る多面的思考構築の糸口 」 3年・橋爪瞭

電車に乗っていると、男性がすごい勢いで走って飛び乗ってきた。 特別な理由は無いが、急いで走っている男という連想から、この時ふと「走れメロス」が頭に浮かび上がった。 そこで「走れメロス」を改めて読み直すことにした。 ちなみに中学2年以降読んだ覚えは無い。読み返すと、あの退屈していた中学の国語の授業の45分間とは裏腹に、様々な考えを持った。 今回は主に「走れメロス」の主人公メロスに注目をして、多面的な思考ができれば良いと思う。「走れメロス」の作者、太宰治の社会的背景や生き方につい

【#Real Voice 2023】 「日々の積み上げ」 3年・木原爽汰

2023年1月下旬。シャルルドゴール空港(フランス)に到着し、地に足のつかないような興奮感と不安感が混沌する複雑な感情を抱きながら、いよいよ半年間のフランスサッカー留学が始まった。 フランス留学では、サッカーを軸に、それ以外の部分(語学学校や寮生活等)でも多くの刺激を受けた。毎日が新しいことの連続で、充実した日々であったと心の底から感じている。もちろん、良いことばかりではなく、嫌な出来事もたくさん経験したが、総じてそれらの経験は自身の人生にとって財産であると肯定的に捉えたい

【#Real Voice 2023】 「思慮」 3年・竹中豪

「今年はシーズン開始から調子が良くて、公式戦も安定して出場し、結果も残せてチームも1部へ復帰できて、とても飛躍できた年になりました。」 昨シーズンが終わってから今年のシーズンが開幕するまでこんなことを思いながら自主トレしていた。 去年の終盤に悔しい思いをしたからこそ、今年こそはと意気込んで気合いも十分だった。 いざ蓋を開けてみると、開始から3週間弱で人差し指の中手骨を骨折し入院。手術して全体復帰できたのが6月。そこから9月までFC(社会人リーグ)の公式戦に5試合出場してい

【#Real Voice 2023】 「大学3年目の学び」 3年・髙橋竜吾

気が付けば12月になり、今年もあっという間に過ぎようとしている。 振り返ってみると、思い通りにいかないことが多かった1年だと感じる。 全てが上手くいかなかったわけではない。 去年も今年もFC(社会人リーグ)でプレーしたが、今年からFCとIリーグの序列が変わったため、実質のカテゴリーは去年よりも1つ昇格した。 公式戦の得点数もアシスト数も去年に比べれば大きく伸びた。 ここは成長を感じた部分だった。 ただ、思い通りにいかないことが本当に多かった。 中でも鮮明に覚えている試合

【#Real Voice 2023】 「早稲田の1ミリ」 3年・ヒル袈依廉

あの試合を勝っていれば… あの失点さえなければ… あの1本を… 最後に見えた景色が違ったと思うと本当に暗然とする。 大学生活折り返しの3年目に突入した今シーズン。これまでの2年間と違い、激しく試合に出たり出なかったり。 リーグ前半戦序盤は失点も少なく、そこそこ勝ち点を積み上げていたが、アミノバイタルカップ(以下アミノ)前の3連戦で怒涛の10失点。勝ち点を1つも積み上げることができなかった。 このままでは…とアミノからベンチに下がることになった。 GKが1度変わるとチー

【#Real Voice 2023】 「ナルキッソス」 3年・清井大輔

ナルキッソスが泉の水を飲もうと水面を見たとき、そこに美しい少年の姿があった。 ナルキッソスはすぐさま恋に落ち、口づけをしようとした。 ナルキッソスはそのまま溺れてしまい、溺死した。 諸説あるが、ギリシア神話に登場するこの少年は「ナルシスト」の語源となったと言われている。 25卒の就活シーズンの到来とともに、面接対策について少し調べてみると「周りからどんな人といわれるか?」という質問を発見する。 適当に友人に電話してみる。 まずはア式蹴球部の仲間、1番多かったのは「

【#Real Voice 2023】 「時の流れ」 3年・泉颯

本日の部員ブログの担当の泉颯です。 えー、毎年書く内容に困っていますが、絞り出して真面目に書いているつもりなので、お時間がある時に暇つぶし程度で読んでいただけたら幸いです。 今年は、最近ふと思うことについて書こうと思う。 それは、「学生生活があと1年で終わる」ということだ。 「10代、20代なんてあっという間だよ」、「大学生活はほんとにすぐ終わる」 皆さんもよくこのようなことを、大人から聞いたことがあると思う。私はその度に適当な相槌をしていたが、心の中では全く共感してい