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2020年7月24日、新たな決意を胸に

2020年7月24日の自撮り写真(苦笑)
この日、本当なら東京オリンピックの開会式で、世界中からお迎えするゲストを相手に、休む間もなく働いているはずだった。この日をオールジャパンで祝うため、10月の「スポーツの日」は7月24日に変更されたのに、聖火が灯される日は1年延期となった。手帳に目立つように縁取りして書き込んだ「オリンピック開会式」という文字に取消線を入れ、何か、気持ちを切り替えることができそうな予定を入れたいと思った。そんな時にふと目に留まった一つの記事から、7月24日に決意したことを綴ります。

1.SDGsを学びたい

6月、緊急事態宣言が解除され、5歳の息子が通う保育園も再開された。何かしら生産的な活動を始めたいと思っていた矢先、タイミングよく学生時代の友人の紹介で、新しい仕事のオファーが舞い込んだ。これまであまり縁がなかった農業・食料・バイオ関連の経営コンサル業で、英日翻訳サポートをすることになった。慣れない金融やバイオ関連の専門用語をひとつひとつ調べながら何とか粗訳を進めた。諸事情により業務を継続できなくなってしまったが、ここで私はESG/SDGs戦略を軸としたビジネスに注目が集まっていることを知った。私が脱サラした10年前にはCSRの取組が一般的だったのに、もはやSDGsへの取組なしに企業の存続は維持できないらしい。それならもっと理解を深めなければと、学びの場を検索してヒットした記事がこちら↓

7月24日、本当なら東京オリンピック開会式が行われた日、私は松尾沙織さんが代表を務めるACT SDGsが主催する勉強会に参加した。

2.世界との繋がりを実感したこと

誰でも参加OK!基本の「き」から先進事例までSDGs基礎講座というオンラインの勉強会だった。はじめに趣旨説明があり、チェックインワークとして参加者同士で(自己紹介)と(世界との繋がりを実感したこと)について意見交換をした。私の番では、「コロナショックが起きて、物理的に世界への扉は閉ざされてしまったけれど、全世界が共通して乗り越えていかねばならない問題であることから、世界との繋がりを意識した。」という月並みな発言をしたが、こうした有事に備えて日本の食糧自給率が4割に満たないのは深刻な問題であるとか、食糧以外にも原料調達を海外依存し、エネルギーは石炭依存していることも問題であるとか、戦争をなくしたい気持ちがあっても紛争を止めることができない無力さを感じるといった他の参加者からの補足意見も出て、終始和やかな雰囲気で話し合いが進んでいった。

3.いろんな人と話し合う

勉強会の冒頭で、肩書を忘れて一個人(地球市民)として参加を歓迎しますという説明があった。その上で、いろんな人とひとつのテーマについて話し合うのは新鮮だった。カタカナ用語の羅列になってしまうけど(汗)、人財のダイバーシティ(多様性)をお互いにインクルージョン(包摂)することが持続的成長の原動力となり、イノベーション(変革)を起こすタレンティズム(才能主義)が成功へと導くという考え方を確認しながら、私達は【平和とはどのような状態を表すか?】【貧困が生まれる経済の不具合はどこにあるのか?】【そもそも経済で実現したかったことは何か?】という問いに、次々と意見を出し合った。ああ、ここで立ち止まってはいられない。自分には今やるべきことが沢山あることに気付かされた。

4.炎は、まだ消えてはいない。

聖火が灯される日が延期になって、今まで当たり前だと思っていたことが一夜にして別世界のように変わっても、1年先、10年先、100年先、そして1000年先のことを見据えて、ピンと背筋を伸ばして生きていきたいと思った。Hope fuels the flame. (炎は、まだ消えてはいない。)未来への希望を絶やさず、前に進んでいこう!まずは一年後へ。一歩から



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