見出し画像

VOGUEがやっている73の質問とかを見ていたら、よく「ロールモデルは誰?」みたいな質問がよくある。そして女性の場合は「母」と答えているのをよく見る。

私は今まで特にロールモデルはちゃんと決まっていなくて、こんな人間になりたいと思わせる人はたくさん存在していたけど、母はその中には入っていなかった。 自分のロールモデルが"母"だと答えると、どうしても模範的な良い娘を思わせる。私はずっとそれが好きじゃなかった。良い娘であることを強いられるような気がしていた。

私の母は経験にお金を使うタイプで、私が頑張ることにはお金をかけてくれた。私を応援するのが大好きみたいだ。理解できない人もいるだろうが、借金することもあった。小さい頃はどれだけのお金が注ぎ込まれていたのか分からなかったけれど、海外の高級車が買えるくらい+それ以上は私に投資されていた。ちなみにこれは習い事1つの話。高校に入ってからも語学留学をさせてもらったし、今も韓国に留学中だ。様々な環境、海外に出て私の視野は開けたと思う。

そして、一人娘の私を笑わせるのが生き甲斐だと言って、私をたくさん笑わせてくれる。小さい頃から何回もハグしてくれるし、世界で一番大事な私の娘だと愛情を注いでくれる。勉強はできなくてもいいから元気でいてねと言ってくれる。「あなたはやろうと思えばなんでも出来るんだよ」と教えてくれる。母自身が若い頃に知りたかったと思う大切なことをたくさん教えてくれる。私の自己肯定感が高いのは、どう考えても母のおかげだ。

そんな私の母は来年50歳になる。すごく不思議だ、まだ私の中でも37歳くらいなのに。健康でいてほしいし、親孝行もたくさんしたい。

それで最初のロールモデルの話に戻る。本当に最近母みたいになりたいと思い始めた。きっともう、ロールモデルが母という答えに疑問は持たない。私は頑固で母みたいになるのは難しいかもしれないけれど、母の尊敬する部分をまだまだ私の中に取り入れていきたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?