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大手バンカーが宇宙スタートアップに挑戦!垣根を超えた新たな働き方とは。

メンバーインタビュー第18弾となる今回はBizDevより田口の登場です。田口は三菱UFJ銀行からワープスペースへと出向する形で今年4月にジョインとなりました。

企業に寄り添ってきたバンカーとしての経験

-これまでのメンバーにはない、特徴的なジョインの方法かと思います。まず、銀行員としての田口さんのこれまでについて教えてください。

鳥取県の出身で、新卒で三菱UFJ銀行に就職し、20年ほど主に法人営業部門で企業への融資や為替、外為など企業の課題解決のサポートを長く行ってきました。取引先はスタートアップから中堅・大企業まであらゆる規模の企業を担当しました。またメーカー、卸売業、小売業、サービス業等さまざまな業種も担当してきました。

銀行の仕事はただお金を貸すだけではなく、自分を窓口に銀行全体のネットワークの力や関連する他社とのマッチングを図ることで、担当企業の経営課題のソリューションに繋げていくことも行っています。そういった現場やたくさんの経営者の方々に触れることで経営にまつわる知識や経験をストックすることができました。

-スタートアップ企業への出向はどのようなきっかけだったのでしょうか?
今回活用したのは、目まぐるしく変化するビジネス環境に適応する力をつけるために、三菱UFJ銀行内で新たに始まった出向制度です。新たなスタートアップにジョインすることで、銀行とは異なる文化の獲得や新たな事業創出に繋げる狙いがあります。

-バンカーとして経験を積まれてきた田口さんにとって、大きなチャレンジだったかと思います。どのような心持ちで参加されましたか?
もともと新しい物事に臨むことが好きでしたし、これまで銀行で培ってきた経験を試してみたいという思いがありました。

ただワープスペースへのジョインを希望した理由はそれだけではありませんでした。実は幼い頃から宇宙は好きで、専門知識もスキルも何も無いですが、何かしら宇宙に関われたらいいなと常々思ってきました。
なので、ずっと憧れを抱いてきた宇宙業界に携われるようになったこと、しかも最先端の研究が身近で行われているつくばの地で仕事ができることに、いまとてもわくわくしています。

ワープスペースの様なニュービジネスに取り組み、大きな課題を解決して社会に貢献することと、自分自身の興味関心や価値観とが接する環境にあることは一番のモチベーションになっていますね。

-夢が膨らみますね!

違いだらけの宇宙業界、楽しんでいます!

-そんな田口さんが今取り組んでいる仕事について教えてください
銀行での経験を活かして会社の財務にまつわる業務を担当しています。
CFO北原さんのもとで資金調達に向けて、金融機関や投資家の方々とのコミュニケーションを重ねています。また取引銀行との折衝や銀行サービスの活用等を行っています。

-宇宙業界の動向やキーワードを勉強するのは大変ではありませんか?
そうですね(笑) まだまだ知らないことだらけでとても刺激的な毎日です。その分、宇宙ビジネスにまつわる様々な情報に触れるためにも、毎日会社のメンバーからstudy timeを設けてもらい、勉強しています。できるだけ早くチームメンバーの方々に追いつき、会社が目指している将来に貢献していきたいと思っています。

-金融業界との違いを感じることはありますか?
もう違うところだらけで、何もかもが新鮮です!業務内容はもちろんですが、スタートアップとしての社内インフラや企業文化、様々なルールまで、全て今までの自分には無かった環境になっていますね。それがダメ、ということはまったく無く、楽しく仕事ができています。

ワープスペースはいままさに伸び盛りの企業という印象ですし、自分の様に社歴の短い人も多くいます。そんな方々とともに日々課題に向き合いながら成長できている実感があります。

-新たな環境に身を置く中で、これからどんなことにチャレンジしていきたいと考えていますか?
宇宙業界にジョインしてみたことで、宇宙は好きだけどこの分野で働けていない人、飛び込めていない人がたくさんいることを痛感しました。そこにはやはり、宇宙ビジネスへのハードルの高さがまだあるのだと思います。

日本のビジネスシーンでも十年前と比べて宇宙スタートアップが注目を集めるようになっていますが、より一層、お金も人も集まってくるような仕組みを作れないかと考えています。
大きな初期投資が必要になりがちな業界だからこそ、より多様なビジネスが生まれ、市場全体の流通を増やし、これから挑戦する人たちの夢に向かって提供されるリソースが拡大していくといいなと思っています。

最も大事なCompass of Behavior

-最後に、田口さんの選ぶ最も大事なCompass of Behaviorについてお聞きします。
自分にとって最も大事なものは「07.Love Family」です。
安心して挑戦できるのは、家族の支えがあってこそですし、家族という土台があってこそ挑戦し続けられるのだと思います。

幸い、僕がこういうチャレンジしたい性格なのは家族も理解してくれていますし、ずっと興味のあった宇宙業界で働けるということで、一緒に喜んでくれました。
そういった一番近くの人たちが幸せであることが、社会貢献に繋がる第一歩だと捉えています。


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