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Compass of Behavior(行動指針)を策定

Photo by Aron Visuals on Unsplash

昨今のCOVID-19の影響で海外とのオンサイトでの交流が断たれていますが、今後積極的に海外人材を採用していくために、また、プロジェクトを前に進めていく合理的な意思決定を重ねるために、2020年6月にWARPSPACEの行動指針を定める全社会議を開催しました。そこで決定された9箇条をお伝えしていきます。

VUCA(Volatility: 変動性, Uncertainty: 不確かさ, Complexity: 複雑性, Ambiguity: 曖昧性)という言葉がはやっているように、先行きがきわめて不透明な時代を私たちは生きています。いままさに新型コロナ感染症が世界的に大流行し、未来の展望も描きにくい状況にあると思います。

そんな時代に、いついかなる状況に置かれても合理的な意思決定をくだしていくために、全社で共有された行動指針が必要であるという考えから、今回のワークを実施しました。

以前から、メンバー内でなんとなく共有されている企業文化(のようなもの)はありましたが、曖昧なままで明文化されることがありませんでした。そこで延べ二日間の全社ミーティングを開催し、意思決定をする際の対内的な指針として、またリクルーティングなどでの対外的なメッセージとしてCompass of Behaviorを設定しました。

本題に入る前に、どういったプロセスでミーティングが進行していったかをまとめます。

1. 実際の経験やアイデアを共有する
一人ずつ、印象深い出来事やプロジェクトなどを共有し、なぜ印象に残ったのかを深堀りしながら抽象化していく。

2. キーワードや共通点を見つけていく
それぞれの経験談から、共通するキーワードを見つけるためにディスカッションする。

3. 要素をグルーピングする
セッション2に基づいて、各キーワードをグループ化する。

4. グループを統合し、複数のセンテンスにしていく
セッション3に基づき、グループ化されたキーワードを統合し、センテンスを作る。

5. 最終調整する
文言を調整しながら、コンセプトとして整える。

一連のプロセスを通じて、ワープスペースはCompass of Behaviorとして9箇条を定めました。 ここで決められた考えが、ミーティングに限らず様々なシーンで出るようになりました。それでは、以下で9箇条を紹介していきます。

01. Leap
私たちの存在意義は、人々が想像しうる未来を超える世界を創ることにある。異次元レベルに跳躍した発想で物ごとを考え、意思決定していこう。

02. Goal Oriented
私たちは私たちのビジョンの実現に常にフォーカスをする。プロセスや時間に対して仕事をするのではなく、ビジョンに繋がる数々のゴールの達成を常に志向しよう。

03. Decide with fact
ファクトの前に人は皆平等である。推測や常識を捨て、自らの知識や経験すら疑い、常に一次情報をもとに議論し、合理的な意思決定をしよう。

04. Chase one chance
不可能であるというファクトがないのであれば、そこには可能性があるということ。そこに 1mm でも可能性があるのであれば、中途半端にあきらめることなく、追い続けよう。

05. Resilient spirit
私たちは不確実性の荒海を渡っている。ここでは常に破滅的な変化やピンチに晒されるが、乗り越えられない危機はない。どのような事態にもスマートに適応していこう。むしろカオスを楽しもう。

06. Respect your crew
多様性を常とし、同質圧力を拒絶しよう。相互理解とリスペクトを基礎にしたチームは強く、柔軟で、何ものにも代えがたい。

07. Love family
家族や近しい人の存在があってこそ、私たちはチャレンジできる。家族との時間や健康を第一に考えよう。彼らも私たちの一員なのだから。

08. Adventure
冒険心やワクワク、遊び心は良い仕事に繋がる。仕事以外でも積極的に休暇を取って冒険しよう。違う環境に飛び込むことは、いつも新しい気づきやインスピレーションを与えてくれる。

09. Be attractive
共感、期待、応援は私たちの大きな力になる。直接的なステークホルダーのみならず、活動地域の人々や社会全体にとっても魅力的なチームを目指そう。

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