スマホで撮る写真の良さ
ずっと愛用しているFUJIFILM(フジフィルム) X-T3というミラーレス、いわゆるデジカメを修理に出した。 あいにくサブの機材がないもので、しばらく携帯(スマートフォン)で撮ることに。 けれど、あまり不自由を感じない。 なぜだろうか。
そんなことをふと思ったとき、昔の写真整理をしてみた。 カメラを買う前、つまり携帯で撮った写真だ。 それを見返してみて思ったことがいくつかあるので、デジカメとの比較として携帯の写真の良さを書き出してみる。
スマホ写真の良さ 1. アタリが多い
(おっこれ良いじゃん)と感じる、いわゆるアタリの写真が多い。 様々なアングルやタイミングで昼夜問わず、設定なんて気にせずに撮っている。 携帯電話という毎日持ち歩く、片手に納まるサイズ感だからこそ多彩な角度で構えられるし、とにかくパシャパシャパシャパシャ、仕事でもないのに一日中すごい枚数を撮っていた。
スマホ写真の良さ 2. すぐにシェアできる
その日の内にインスタグラムなどSNSへ投稿していたスピード感も、何気ないけど携帯ならではだろう。 いまのデジカメはWi-Fiも使えてPCでの作業を省けるとはいえ、無線で携帯に落とすのも正直手間に感じる。 その点、スマートフォンは各種SNSがすぐ使えて、すぐにレタッチもできるわけだから、実は信じられないほど速いスピードでシェアできている! このスピード感はどんどんコンテンツをアップする人にとって、非常に優秀なものだ。 ちなみにこの記事もサクッと携帯で撮った写真と文章で構成している。
この頃から餃子は俯瞰で撮っていた
それと、デジカメの「撮って出し」でもシェアするのに期間が空いてしまう。 特にプライベートは締め切りもないので、数週間以上経ってしまっていることも。 これは知らない間に写真に対するハードルを自分で上げているのだと思う。 時間をかけるのは悪いことではないけれども、やはり出す速さも重要だ。
スマホ写真の良さ 3. 被写体の表情が自然
なんと言えばいいだろうか。 いわゆる「カメラ」と認識されるものをパッと出すと被写体との距離感が少しだけ開くんだと思っている。 かまえたり、こわばったり。 もちろん被写体、撮影する両者の関係性によると思うけれども。 ただ、携帯電話ってそもそもよっぽどの写真家でない限り被写体を被写体だと自覚をさせることは、少ないのではないかと。 スマホで撮った写真を見返して自然な動作だったり、良い表情だなあ......と、しみじみ。 そこら辺、高解像度のデジカメでは、むしろ下手になったとさえ思う。
愛猫もこの表情よ
もちろん解像度、絞りとか描写力で言えばフルサイズのデジカメには到底敵わないし、そこを携帯電話のカメラには求めなくて良いと思う。 ただ、構図力を上げるとか、パッと心に引っかかったタイミングを捉えるとか、写真の勉強をしたり、きっかけを掴む上で十分に活用できる。 なので
解像度高いスマホは違うわ〜。
やっぱりフルサイズは良いわ〜。
携帯だとダメだわ〜。
そんなこと言ってた時もあったけれど、結局のところ使い手の表現したい目的次第で道具が変わるな、といまは思っている。
結論
つまるところ「みんな違って、みんな良いよね!!!」という身もフタもない話でした。 初心忘るべからず。
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