2008 July, Part 1_Tampa_Sarasota-1

少し時代が前後しますが2008年、フロリダ・タンパの大学でレクチュアを依頼されたのをきっかけにタンパを訪れます。マイアミには昔メキシコに行く途中で数時間だけ立ち寄ったことがあり、アーキテクトニカ設計の集合住宅やビーチ沿いのアール・デコの建築、それに以前から気になっていた建築家モーリス・ラピドゥスのホテルを見たいと思っていたのですが、残念ながら時間が取れなかった思い出の都市でした。今度のタンパはそんなことにならないようにしよう、ちゃんと時間をとってタンパからサラソタまで足を延ばし、ニューヨークに移る前のポール・ルドルフの住宅を見に行こうと考えていました。

タンパの旧市街はスペインの影響を感じさせる街並みで、ここフロリダがカリブ海文化圏の都市なのだということを思い出させてくれます。

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早々に大学でのレクチュアを終え、まず訪ねたのはフランク・ロイド・ライトのフロリダ・サザン・カレッジのキャンパスでした。ライトの建築としては個別の建築のディテールの密度感は薄い建築でしたが、屋根のある歩行者通路がキャンパスのスパインとして個別の建物を繋ぐという計画は説得力のあるものでした。

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そこからサラソタに向かいます。


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