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娘の成長がエモい

「エモい」の意味とは?「エモい」という言葉は、若い世代を中心に浸透している俗語(スラング)です。「エモい」の意味は簡単にいうと「心が揺さぶられて、何とも言えない気持ちになること」。

「エモい」とは、ただ単に、嬉しい・悲しいという気持ちだけではなく、寂しい・懐かしい・切ないという気持ちや感傷的・哀愁的・郷愁的などしみじみする状態も含んでいます。形容しがたいさまざまな心情を表現する便利な言葉として「エモい」は使われているのですね。

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日々、正しい言葉遣いを心掛け、一時の流行語はネタ的にしか使わないことを心掛けていたのだが、このたびの心情を言い表す言葉を自分の中で見つけられず、使うのは「エモい」という単語でした。

時は遡り、数日前のこと。運動会の振替休日。
せっかくなので私も午後から休みを取り、親子でランチをとることにしました。個室風のレースカーテンで仕切りのあるファミリーレストラン。
店内には多くの家族連れ。それもそのはず、この辺りの小学校は同じような日程で運動会を開催していたのですから。振替休日もかぶるわけです。

ドリンクバーでジュースを汲んでいると、同じように通路を歩いている子どもの姿が。娘は「あ、〇〇ちゃん」とクラスメイトであることを伝えてきました。
その〇〇ちゃんと、さらにその連れの◆◆ちゃんが我々の半個室にきて、おしゃべりをしていきます。〇〇ちゃんと◆◆ちゃんは我々の席からちょっと離れた小上がりの席だそうです。
「あれー!? ●●ちゃん(娘)はキッズプレートを食べてるの?うふふ」
〇〇ちゃんは、事実を述べただけです。悪気など微塵もありません。
そうです、娘はキッズプレートを選択して食べていました。
でも、どうやら〇〇ちゃんらはキッズではない、ランチを選んだようです。
娘ははにかみながら、「そうだよ」と言っていました。
そこに、娘の中の葛藤を見たような気がします。

我々の子どもであること。子どもだからキッズプレートを選んだこと。
同級生にあったこと。同級生はキッズプレートを選んでないこと。
そのことを指摘されたこと。ちょっと恥ずかしかったこと。

実際子どもなのですから、キッズプレートを選んでもなんら問題はありません。
ですが、同級生からの指摘で、そのことがなんだか恥ずかしくなってしまったようなのです。

この時の娘の気持ちを思うと、なんというか胸が軽く締め付けられるような
なんとも言えない感情になってしまいました。
それを「エモい」と表現しました。

これからもこういう場面はたくさんあるだろうし
大人になっていくにつれ、忘れていってしまうだろうけど
なんかそのまま過ぎていくのは、あまりにも切ない気がして
父としてnoteに残すことにしました。


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