出来事に翻弄されないための3つのステップ

 日々の生活の中で、突然の出来事や予期しないトラブルに翻弄されてしまうことは誰にでもあります。そんな時、感情が先走ってしまい混乱したり、不安に苛まれてしまうこともあるかもしれません。そこで、出来事に振り回されず、自分らしく対応するための3つのステップを紹介します。


ステップ1:自動反応を止める

 まず最初に意識するべきことは「自動反応を止める」ことです。何かが起こった瞬間、私たちは無意識のうちに感情的な反応をしてしまいがちです。怒り、悲しみ、不安、焦りといった感情が瞬時に湧き上がり、それに突き動かされて行動してしまいます。この自動反応は、自分の過去の体験や、思い癖によるものが大きく、同じ体験をしても人それぞれ起きる反応が違うのです。(ぜひ心に余裕のある時に、同じケースでも他者がどう感じるか、身近な人と話してみましょう♪違いにきっと驚くはずです)

 このステップでは、まず自分の反応を「止める」ことに焦点を当てます。呼吸を整え、反応する前に一呼吸置くことで、感情の高ぶりを少しずつ落ち着かせることができます。そして出来事に対して一歩引いて見る余裕が生まれます。

実践方法:
出来事が起こったら、「反応を止める」と決め、深呼吸を3回しましょう。怒りや不安を感じたら、その感情をそのまま認識するだけで、すぐに行動に移さず、一時停止するのです。

ステップ2:出来事をそのまま見る

 次のステップは「出来事をそのまま見る」ことです。感情を一旦落ち着かせたら、今目の前で何が起こっているのかを冷静に観察しましょう。ここで大切なのは、出来事を過度に感情的なフィルターを通さず、ありのままに受け入れることです。判断や解釈を加える前に、「ただ見る」ことで、出来事の本質に気づくことができます。

実践方法:
出来事が起こったら、自分に「今、何が実際に起こっているのか?」と問いかけてみてください。判断や解釈を避け、事実だけに焦点を当ててみるのです。

電車に乗り遅れた!急いでるのに靴が壊れた!!最悪!!
→ただ「ハイ、電車に乗り遅れた」 「ハイ、靴が壊れた」

仕事で注意された、自分は責められている!
→実際はただのフィードバックに過ぎないことも。

ステップ3:出来事への意味づけを選ぶ

 最後のステップは「出来事への意味づけを選ぶ」です。出来事そのものには実は意味がなく、私たちがその出来事にどのような意味を与えるかによって、全く異なる結果を生み出します。ここで大切なのは、出来事に対して自分の気分が軽くなる意味づけを行うことです。

例えば、何か目標に向かう時に失敗したとして、「もうダメだ。諦めよう」と捉えたらそでは本当に失敗に。

「やり方が違っていただけだ。じゃあこれからどう変えて挑戦しようか?」と捉えたら、それは経験になり次へのステップになります。

よく言われていることではありますが、めげずに自分を応援するために必要なステップとなります。

実践方法:
どんな出来事が起こったとしても、「自分はこの出来事をどう捉える?」と問いかけましょう。
出来事に対する反応や、その後の意味づけは自分自身で選べると知ることは、あなたにとって自由な感覚を感じられるのではないでしょうか。

まとめ

出来事に翻弄されないために

  • ステップ1:自動反応を止める
    → 一呼吸置き、感情的な反応を抑える。

  • ステップ2:出来事をそのまま見る
    → フィルターを外して、事実をありのままに観察する。

  • ステップ3:出来事への意味づけを選ぶ
    →自分自身で解釈を選び、次の行動に活かす。

この3つのステップを取り入れることで、日常生活の中で起こるあらゆる出来事に対して、もっと自由で軽やかな心を持って向き合えるようになるはずです。

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