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勉強中に音楽を聴くメリットとデメリットとは?

今回も、ブレイクスルー佐々木さんというYouTuberの方から学んだことについてアウトプットしていきたいと思います。


みなさんも一度は、勉強中や何かの作業中に音楽を聴きながら何かに集中する行為をしたことがあると思います。ちなみに僕は音楽を聴く派、でした。
ただ、常々音楽聴くことが本当に集中できる要素なのか、メリットが本当にあるのかどうか疑問に思っていたところにこの動画がアップされました。


非常に面白い内容でしたのでご紹介していきます。


音楽を何かの作業中に聴くことには、大きくメリットが4つとデメリットが3つあります。まずはメリットの4選から説明していきます。



<音楽を聴くメリット4選>

1.不安やストレスの軽減


2013年マギル大学の研究によると、音楽は健康と幸福感を向上させるということが分かりました。これは手術予定の患者さんへ行った研究で効果を確認したそうです。
その内容は、音楽を聴いた患者は、抗不安薬を服用した患者よりも不安が少なく、コルチゾールのレベルが低かったことがあきらかになりました。

コルチゾールとは、ストレスホルモンの一種で、過度なストレス(=コルチゾールレベル)は、大仕事や作業のパフォーマンスを大きく低下させます。ですので、音楽を聴くことは、以上よりストレスを軽減させるのでパフォーマンスの向上が期待できます。



2.反復的な作業のパフォーマンスを向上



これまたマギル大学の研究によると、音楽は反復的課題をより楽しくし、課題への集中力を高めることができることが分かりました。ですので、頭をあまり使わない反復作業な環境下では、音楽に頼ることで効率良く作業を進めることが期待できます。





3.運動パフォーマンスの向上

2006年の筑波大学の研究によると、音楽を聴いて運動した方が聴かないよりも疲れを感じにくくなることが分かっています。これは、エルゴメーターを使った研究で、ややきつい程度の運動強度を12分間行ったところ、聴かないより聴いた方が走行距離が増加したという結果が出ています。

また、その他研究で、テンポが早い音楽を聴いた場合聴かないよりも握力テストの結果が増加し、60m走のタイムも向上したという結果が出ています。
プロ野球選手が登場曲を聴いてから打席に立つのには、こういった研究に基づいた球団なりの工夫がしてあるのですね。



4.休憩中に聴くと集中力UP



課題と課題との間に音楽を聴くと、学業成績が上がり長時間の作業も助けてくれることが研究で分かっています。(ただしアップテンポを聴いて気分が良くなった場合のみ)

また、日本の研究では、5歳の時にクラシックの音楽を聴かせた時より、馴染みのある子供の歌を聴いた方が長時間集中して絵を描くことができたという結果があります。またその絵は、より創造的なものになり技術的にも向上が見られたと言います。 
 
休憩時間では、より気分が向上するような、自分の好きなアップテンポの曲を聴くと集中力が上がります。


ここまでは、音楽を聴くことのメリット4選でしたが聴き方によっては逆にデメリットにもなります。次は音楽を聴くデメリット3選をご紹介します。



<音楽を聴くデメリット3選>



1.歌詞のある曲はパフォーマンスを低下


これは、なんとなく皆さんも分かるのではないでしょうか。歌詞のあるものだと、注意力やパフォーマンスが低下し、歌詞によって集中が阻害され、勉強に必要な認知能力が低下してしまいます。
歌詞ありの曲は基本的にNGです!



2.強すぎる運動強度には効果なし

これも、研究によって結果が出ています。
ある研究で、疲労困憊になるまで運動した場合、聴かない時と比べても主観的疲労度に変わりはなかったということです。ややきつい程度の強度には効果が出ましたが、強すぎると効果がないということです。
まぁ、本当にきついときは何も気にしてはいられませんからね。笑


次がデメリット3選の最後になりますが、この研究が実に面白いです。



3.内向的な人ほど悪影響を受けやすい


ポップな曲を聴くか、または静かな環境かでテストをして内向的な人と外交的な人とでどう差が出るかという研究が行われました。その研究によると、ポップな曲を聴いたグループは、人に関わらずテストに悪影響が出ることが分かりました。さらに、内向的な人が、外向的な人より、成績が劣ることも分かりました。
ですので、何かを覚えるといった認知的タスクを行う場合は音楽は避けた方が良いですし、自分が内向的だと思う人は、より音楽を聴かない方が良いです。




いかがでしょうか。
今まで良かれと思ってやってきたことが、実は自分に悪影響を及ぼしていたかもしれません。しかし、音楽を聴くと得られる効果としては、素晴らしいものがほとんどです。これから、メリットとデメリットを理解した上で音楽を上手く活用していくことが、今後の仕事効率に影響を与えることでしょう。


結論: 勉強中の音楽は認知能力を低下させる。だから、休憩中にアップテンポな曲で気分を上げてから、勉強に取り組むと効果を得ることができる。


僕は、音楽大好きなので、どんな時でも音楽を聴きがちですが、今後は改めて、上手く音楽を利用して効率の良い環境を作っていきたいと思います。
皆さんも是非参考にしてみてください。



それでは。

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