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【本日の本質】SNSの王

ルノワールといえば美しい女性の作品で知られているが、印象派としては珍しく犬や猫を丁寧に可愛らしく書いた絵を残している

昨今SNSにおいてはイデオロギー的な対立で常に炎上が起こっているが、その争いのなかでも「猫」は党派性を超えた人気を誇っている。

この点でSNS時代の覇者は「猫」といえるであろう。

なぜSNSにおいてここまで「猫」の写真が流通するようになったのであろうか?

一因はスマートフォンの普及に伴い、高性能なカメラを人々が日常的に持ち歩くようになったために気まぐれな猫をより簡単に撮影できるようになったことにあるようだ。

王たる表現は時代に合わせたデバイスによって生まれる。風景画に革命をもたらした印象派の登場にはチューブ絵具を使った屋外制作が不可欠であるし、物語に革命をもたらしたエロゲーの存在にはパソコンの登場が不可欠であった。

ところでエロゲー界には三大猫が存在している。

一つは、ねこねこソフト、もう一つは『ネコぱら』である。これらについて知りたい場合は、幣マガジン『テン年代の美少女ゲーム』をお勧めしたい。(冷静に考えると『すみれ』のことしか書いていない気がするが…)

そして第三の猫とはシュレディンガーの猫だ。あまりの登場頻度に登場シーンを収集する専用アカウントまで登場している

ちなみに量子力学を意気揚々として学び始めても、あまり猫のことが分かるようにはならず、よく分からない括弧を書いたり、水素原子に詳しくなったりすることが知られている。

多くの技術革新を支える量子力学は同時にシュレディンガーの猫を通して多くの芸術にインスピレーションを与えてきた。しかしインスピレーションを与えるだけでは量子力学の本質が伝わるわけではない。

人間とはかくも断絶している。極めて本質的な寓話である。

【本日の本質】ありがとうねこねこソフトそしてエロゲーはシュレディンガーの猫に出演料を払え

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