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ちょっと短めの競馬レース回顧【皐月賞など4重賞回顧編】

【アーリントンC】

ユリーシャの暴走気味な大逃げにも、2・3着の馬はしっかり対処していた。それを差し切ったのがオオバンブルマイというわけだが、展開利はあったにせよ、脚をためる競馬をして結果を残せたのは大きい。本質的には1400メートル向きだろうが。あと、重馬場のシルバーステート産駒は本当に頼もしいものだ

【中山GJ】

ヴァンセンヌ産駒の九州産馬で、鞍上が黒岩騎手。オジュウチョウサンの引退、しのぎを削った有力馬の離脱(ホッコーメヴィウスはいずこ?)もあり、ますますジャンプ重賞は混沌としている。とはいえ、イロゴトシのジャンプセンスは相当高いのでは。障害レースは同じスピードで延々と走り続けることが大事、というのも改めて。ニシノデイジーは終始パニックかのような走りだった

【アンタレスS】

完勝。このメンバーならば斤量59kgでも、プロミストウォリアはきっちり勝てる。まだまだ底を見せていないだけに、海外遠征組との対決が楽しみ。逃げという脚質もキャラが立っていて良い。ヴァンヤール、キングズソードは重賞でも力を発揮できるレベルに達している。あと、このレースは同距離前後の実績が大事というのもメモしておこう

【皐月賞】

チープな言葉になってしまうが、皐月賞でこれほど衝撃を受けたのは初めてだ。だが、改めてパトロールビデオを見直してみると、横山武史騎手の丁寧さに唸らされる。スタート直後にポジションを下げて、道中はロスを覚悟で外々を回る。短い直線のみに賭けるというのは、実に痺れる手綱さばきだ。先週の桜花賞と同じく、馬は人を信じ、人は馬を信じることが大事なのだ、と。

さて、そんな馬を僕は無印にしてしまったわけだが、とにかく「京成杯は本番では信頼できない」という点に囚われすぎていた。過去の京成杯勝ち馬とは違う! と言えばそれまでなわけで。手塚厩舎はフィエールマンを4戦で菊花賞馬に仕立てた厩舎だ。この手の手法が得意なのだろう。あと、Motivatorは日本競馬に最も適したサドラーズウェルズ系である。

ファントムシーフは落鉄の影響がありながらも3着。総合力の高さはやはり侮れない。ダンチヒを詰め合わせた危険な血統だが、ソールオリエンスと同じく、ダービーで弾けるかは少し疑問。パトロールビデオの最注目はショウナンバシット。こちらはインベタからの外ワープ。雨の日のシルバーステート産駒は本当に強い。トップナイフはインベタが決まる馬場の時に買おう。ベラジオオペラは位置取りに大きな不満あり。

最後に自分の馬券について。○フリームファクシはさっぱり弾けず。とは言え、まだ「今年のきさらぎ賞はいつもと違う!」という自説は変えない。姉のディアドラも3歳時はオークスで大きく着順を上げた。もう1戦信じてみよう。
そして、◎タスティエーラと△メタルスピード。◎の単勝、△の複勝、◎△のワイドが全て水泡に帰す。いやー、「スタミナがいる馬場なら弥生賞から」も「雨の日はシルバーステート産駒」もハマったのに、最後の最後で……。後者はタフなマイルで次は買うとして、問題は前者だ。もう少し成長を待つ必要があるかもしれないが、サトノクラウンもダービーで良化した馬である。強い馬が出たのは確かだが、それが次のレースも勝つとは限らない。そんなことを信じたいのだけど、やはりソールオリエンスの末脚にはため息が出てしまうのである


どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)