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ちょっと短めの競馬レース回顧【皐月賞など4重賞編】

【アーリントンカップ】

ダノンスコーピオンの阪神ワンターン適性は高い。タイムも高水準であり、あとは「本番に結びつかない」というジンクスを破れるか否かだ。タイセイディバインは血統だけ見ればもう600〜800メートル距離を延長しても耐えうるような。根性があるタイプのマイラーなのだろう。キングエルメスも含め、1400メートル適性のある馬が穴を開けた点を来年も覚えておこう

【中山グランドジャンプ】

力が衰えていても、好走経験のあるコースならば再度力を出せる。そんな競馬予想の基本をオジュウチョウサンから学ぶ。平地力の衰えと引き換えに、徐々に飛越が上手になっているのも興味深い。ブラゾンダムールのレース運びは素晴らしかっただけに、惜しい。冬の大一番では、メイショウダッサイの復帰やエイシンクリックの参戦も期待したい

【アンタレスS】

オメガパフュームは引退撤回後のリベンジ街道のスタートを無事に切った。右回りならば中央競馬でも勝てる。次に一歩は帝王賞だろうが、その先は左回りの克服か、それとも最適なレースを見つけることか。上がり馬2頭は明暗分かれる。グロリアムンディは良い経験値を積めた。対するバーデンヴァイラーは急な体重減とレースの流れに乗れず苦すぎる経験

【皐月賞】

レースに個人的な思いを持ち込むな! という意見は重々承知だが、やはり僕は「パワーハラスメント」を許すことができない。その怒りと不信感が馬券を買わない理由にもなる。ただ、このレースではドウデュースの複勝以外は馬券的な正解が無い。諦めるしかない。あと、「悪い競馬関係者」を福永騎手は中和してくれる傾向にあるので、この組み合わせならちょっとだけ馬券を買うに方針を変えよう。

というわけで、ちゃんとしたレースの回顧を。冷静に考えてみると、ジオグリフの連敗は経験値としては非常に高い値だったということである。マイルの経験と共同通信杯に57kgで出走というのは、前年のステラヴェローチェと通ずるものがある。母アロマティコの小回り大好きな血に、ドレフォンというスピード+勝負強さが混ざりあったのも大きい。やはりクラシック初戦は、見せかけの結果ではなくプロセスも精査しなければ。

対して、イクイノックスのプロセスは全てにおいて異例づくしだ。枠は内に比べると不利では無かったが、それでも厳しい戦い方を強いられてはいた。それで2着に食い込んだということは、素の力が高かったということ。ダービーへの期待値はこちらの方が高いと言えそうだ。そして、ドレフォン、キタサンブラックとポスト・ディープ&キンカメの種牡馬新時代の幕開けも予感させるワン・ツーフィニッシュだった。

着外の馬も振り返る。個人的にダービーで推したいのはダノンベルーガだ。馬場のバイアスにも泣かされたが、やはり左回りのパフォーマンスに期待は膨らむ。ドウデュースとアスクビクターモアは「デシエルト被害者の会」を立ち上げたいくらいだろう。いや、デシエルトもM・O氏のせいだと言い返しそうだが。ドウデュースはメイチの仕上げのような印象だったので、次にお釣りはあるだろうか。僕の◎ジャスティンパレスは完敗。大好きなクロウキャニオンの仔、ダンテスビューも見せ場乏しく。まあ、友道厩舎の中で唯一人気より良い着順を上げたから、それはそれで……

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)