何かの終わり?
あまりにも残念な結果だった。そして、これは中大ラグビー部が大きな岐路に立たされていることを、暗示している気がしてならない。
関東大学ラグビーリーグ戦も、残すとことろ2試合。自力で大学選手権の切符をつかむためには負けられない中大だったが、流通経済大の攻撃を抑えることはできず、17ー41で敗れた。
流通経済大も今シーズンは不調だった。この日も試合の入りでミスを連発。パワフルかつ予測不能な攻撃は鳴りを潜めた。
しかし、それ以上に中大の試合の入りは不可解だった。特に、この日はディフェンスの粘りがなかった。CTBムゼゲニエジにボールを集めることで流通経済大が試合を落ち着かせ、BKの攻撃を際だたせる。それに全く中大は対応できず、あっさりランナーを抜かせてトライを喫する。攻撃では相変わらず、不安定なラインアウトと意図の見えないキックでチャンスを逃した。
後半10分の段階でスコアが3ー41。スタジアムには失望感が広がった。相手が少し手を緩めたあとは、途中出場の成田や楠本を中心に攻撃のテンポがあがり、3つのトライを奪えた。しかし、これらも焼け石に水だった。
残念ながら、中大の負けパターンがここ2年で確立されている気がしてならない。試合の入りで手こずり、後手に回る。試合中盤で何とかいくつかトライを奪うが、結局届かない、ないしは突き放される。そういう流れである。
実力差が年々狭くなってきている関東大学ラグビーリーグ戦において、ゲームプランニングの重要度は増してきている。80分間、常に相手を圧倒することできない。だからこそ、どの場面でゲームを落ち着かせるか、どの場面で熱を上げていくか。そういうコントロールが常々できるかで、勝敗数は変わってくる。
数年前まで、中大はそういうことが上手かったチームだった。前半はディフェンスとキックで落ち着かせ、後半に住吉を投入して勝負を賭ける。そんな流れができていた。
しかし、ここ2年はどうだろうか?
今シーズン、まだ僕は中大ラグビー部から手に汗握る、ハラハラした試合を提供されていないと思っている。勝ち負けではない。思わず大きな歓声をあげてしまうような、素晴らしい試合。それを最終戦で実現させるべく、ゲームプランの見直しを早急に進めて欲しいと思う次第だ
どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)