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コーチングが売っているのは"信頼"と"励まし"

初見の人に「コーチングをやっています」と説明するのですが、馴染みの無い方がまだまだ多いです。かくいう私も40歳まで知りませんでした。しかし、今ではあらゆる人にとって必要だという思いがあり、自分自身で始めるまでに至っています。
コーチングが売っているものは、名言やテクニックではなく、"信頼"と"励まし"です。わざわざお金を払っていただいて提供しているその価値を、できるだけ具体的に書いてみます。

(写真は忠犬ハチ公の犬種である秋田犬。忠誠心が高く、ワンオーナードッグと呼ばれているそうです。)

最近、励まされてますか?

日常で"励まされる"というとどんなシーンを思い浮かべるでしょうか?

仕事で失敗した時「そんな気にしないで次は頑張れば良いよ」と励まされる
失恋した時「早く次の相手を見つけた方が良いよ」と励まされる

例えば、元気がなく落ち込んでいる時に励ましてもらう情景が浮かぶかもしれません。これは、過去に起こった期待外れな出来事に対しての励ましです。言い換えると、他の人から慰めとアドバイスをもらっていると言えます。

もう一つ、他の励まされる場面として、未来に対しての励ましがあります。

営業に行く時「君ならきっと契約を取れるから頑張って」と励まされる
試験を受けに行く時「きっと合格できるから頑張って」と励まされる

これは未来に起こる出来事に期待を込めた励ましです。契約が取れたり試験に合格すれば励ました人も喜んでくれますが、良い結果への期待を含んでいます。うまくいかなければ前述のように慰めとアドバイスに変わるかもしれません。これは、条件付きの励まし、と言えます。

こうした励ましは今までの人生で幾度となく受けてきていると思います。しかし、慰めや落ち込んだ時のアドバイスは、気休め程度にしか感じられませんでした。また、良い結果を期待されての励ましにはむしろプレシャーになることもあります。
本当の"励まし"とはなんでしょうか?


本当の励ましとは?

叱咤激励、という言葉があります。

「叱咤」は大声で励ますこと。また、大声でしかること。「激励」は励まし、元気づけること。(goo辞書より)

励ましの真の力は気休めではなく元気付けることにあります。

コーチングで提供しているのは、元気付けて意識が変わる励まし、マイナスからプラスの行動を取れるようになる励ましです。

では、どうやって励ますのか。

・過去の失敗や未来への期待なしに、今のあなたそのままを励まします。

・何か不安でクヨクヨしていても、今のその気持ちを励まします。

・成功しようが失敗しようが、今のあなたの素晴らしさを励まします。

「アドバイスしてあげた方が先に進めるのでは?」「なんで失敗したのに素晴らしいなんて言えるの?」と思われるかもしれません。

しかし、励まされる側に立って考えると、他人からのアドバイスが欲しいわけではないと思います。本当に自分が何に迷ってるのか、それを見つめるちょっとした勇気だったり、後押しだったりします。

コーチとして信じているのは、誰もが素晴らしい本質を持っている、ということです。だから、失敗したあなたも、クヨクヨしたあなたも、きっとその奥にある素晴らしい本質を感じるまで、励まし続けられます。

私自身がカウンセリングを受けた時、自分の弱点をそのまま良い本質として励まされ受け入れてもらえました。自分が昔から否定していた部分を他の人に認められた瞬間、呪いが解けたというか、なんでそれが弱点だと思い込んでたんだろう?という気持ちになり、それが次第に弱点には思えなくなりました。


そのままの自分を信頼できるようになる

励まされることの価値はここにあります。コーチからの励ましを受け入れた時、クライアントご自身が自分を信じることにつながります。そのステップを踏むことで、クライアントは自信を持てるようになり、目指す目標に向けてようやくスタート地点に立つことができます。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。「そういえば励まされてないな」という方は、ぜひ励まされにコーチングセッションを受けてみてください。あなたの素晴らしい本質を一緒に見つけましょう。



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