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SNSでカチンと来たら、自分を磨くチャンス

世界中で感染症の不安や普段の活動が制限される中、SNSでもネガティブな記事、不安を煽るような見たくない内容も増えていると思います。

この対処として、SNSから離れる・ミュートをするのは有効ですが、あえて深く掘り下げることで自己研鑽に繋げたり、気にならなくなる方法について書いてみます。


感情が揺さぶられるのは無意識の反射

コロナ発生以前でも、SNSで繋がっている人の日常にイラっとしてしまうことはなかったでしょうか?そして、誰も予想できない現在の状況は、ストレスにより不平や不満の感情がさらに出やすい時期かと思います。

なぜカチンときてしまうのか?

自分と違う考えが主張されている → 自分を否定されたように感じてしまう
自分には手に入らない羨ましい生活を見る → 手に入れていない自分を否定
自粛期間なのに身勝手な行動を見る → 自分が守ってるルールが否定されている

ということが反射的に起こっている、といえます。

自分の考えが否定されると感じるのは誰もが辛いことです。ここで怒りの感情に飲み込まれてしまうと、攻撃的な返信をしたり、相手を陥れるような情報を拡散させたりしようとするかもしれません。しかし、これは一時的な発散にはなるものの、怒りの感情は収まりません。

この時に手っ取り早く効くのは、SNSから離れる、ミュートをするなどして、視界に入らないようにすることです。故意に意識をそらすことで心穏やかな状態に戻れます。

私も、この状況下で心がザワつくことがありました。思い返すと、コロナ禍以前にもフォロワーのちょっとした発言にカチンと来てしまうこともあり、そっ閉じしたりミュートしたりすることがありました。

それでは、このストレスを逆に自分磨きのチャンスにするとは、どういうことでしょうか?


カチンと来た事への本当の気持ちを深掘りする

例として私自身のカチンと来たことを例に深掘りをしてみます。
※この記事を読まれている方は、ご自身のカチンと来た発言・内容を思い出しながら、掘り下げてみてください。

私がカチンと来たのは、

自粛期間なのに我慢できずに自分だけ楽しむ人
テレビ番組などで問題を偏った方向に煽る記事

といったものです。私の「カチン」はくだらないかもしれないので、思考の流れだけを参考にしてみてください(汗)

カチン① 自粛期間なのに我慢できずに自分だけ楽しむ人

ニュース記事で見たときには、
   「こんな時期に海へ遊びに行くなんて非常識だ」
とか、もっと深掘りすると
   「自分は我慢しているのにこの人たちはずるい」
という感情でした。つまり、自分自身がやりたいことを我慢しているのに不公平だ、というのが根本的な理由です。もし自分も我慢していない平時であれば気にならなかったはずです。

それでは私が"我慢していること"とは何なのか?
私は別に海に行きたいわけではなく、自分が感染したくないので家を出ないようにしているだけです。
しかし一方で、「自粛期間中は外に出てはいけない」と厳しく感じているのに、この人たちは自由に過ごしていることを羨ましく感じていました。自分の中での折り合いがついていない状態でした。

そこで、自分がうつらない、人に移さないような行動であれば、すべての活動を禁止する必要はない、と考えました。
自炊続きで飽きてきたのもあり、自転車で行ける隣町のテイクアウトとか、近くの公園まで散歩するとか、感染拡大を防ぐ範囲で行動して良いと自分に許可することにしました。イラッとした原因は、行動ができて羨ましかったんだな、とわかりました。

カチン② テレビ番組での煽り報道

私自身はテレビは見ていないのですが、ワイドショーで不安を煽るような説明をされているという記事を読んだ時に感じました。自分が見ていないのになんでザワついたのだろうか?

言葉にしてみると「家にいる時間の長い親世代の人達が、不安を煽られているのでは?」という気持ちが自分自身にある事に気づきました。
そして親と連絡をとり、何か不安に感じていないか聞いてみたところ、ワイドショーはなるべく見ないで穏やかに過ごしている事がわかり、私の不安も解消されました。

また、テレビ局もスポンサーの意向や視聴率を優先しないといけない状況であると、改めて気づく事が出来ました。今後、情報を得る際には複数のメディアを確認する必要があるという学びにもなりました。


誰かの発言に傷つかないために

日本は誰もが発言をして良い自由が与えられている国です。自分の主義主張が発信できることは素晴らしいことです。

しかし、その"正しさ"は人によって違います。誰もが自分の立場での"正しさ"を持って発言していると思います。なので、"正しさ"を武器に相手をコントロールすることはとても難しいことです。

それよりも、反応して怒りで心がいっぱいになってしまうのは勿体無い。もし、心がザワついたな、と感じたら、ぜひ自分自身の気持ちを言葉にしてみてください。相手へ攻撃する前に、自分自身の奥底の気持ちを知ってあげる事が自分を大切にすることにつながります。自分がどう感じるかを知る事で、自分軸で物事を判断できるようになります。これが、カチンから学べる一番の報酬です。

自分と違う意見なんだな、と冷静に受け止められるようになると、他人と接することへの不安がなくなります。自分軸をしっかり持つことで、より生きやすくなる。
そして、自分にとって本当に必要な課題に、人生のエネルギーを使えるようになります。自分の成し遂げたい夢、救いたいもの、切り開きたい未来。

まだこの先不安なことも多い状況ですが、自分軸を忘れずに、前向きに困難を乗り越えられることを切に願います。


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