何やってんだ渡部!!
前回の流れ的に”過去のバラエティ番組のすゝめ”特集の続きを書く予定でしたが、急遽寄り道をして別の記事を書こうと思います。
最近世間をざわつかせたアンジャッシュ渡部を中心に
「芸人と女遊び」
をテーマに書きます。こんな3本立てです。
①お笑いガチ勢が思う芸と女遊びの結びつき
②男の本質
③表面的部分しか見てこなかった女
①お笑いガチ勢が思う芸と女遊びの結びつき
◎渡部が示した女遊び≠芸の肥やし
お笑いガチ勢から見て、アンジャッシュ渡部に常に漂うモヤモヤ感、胡散臭さ。その原因とは、芸人なのに女癖の悪さを笑いに還ようとしなかったことです。
まぁ自分からそのキャラに仕立て上げるのはちょっと違うので、裏の顔を知っている芸人達にそのゲス加減をイジッてもらえば良いのに、周りの芸人からのイジリすらガチで封じ込めてきました。
美食家とDJはイジられる事を受け入れましたが、本丸の女遊びの部分は仲の良い芸人ですら許さないとばかりに睨みを利かせていたようです。この騒動を機に同事務所の後輩で近い関係にあったおぎやはぎがここぞとばかりにコメントしてましたね。
矢作:一気に拍子抜けというか。クリーンなイメージの渡部さんがいいんだよね。オレたちが言うと『またまたー』みたいに言いたい放題言えるのよ。もう言うことがないんだよ。
小木:でも、あまり言い過ぎると背後から首を絞められるんだよ。『あまり言うんじゃねえ』って怒られるんだよ。
他にも、結婚式におぎやはぎを呼ばなかったりしたとのこと。小木のコメントは真実か分かりませんが、結婚式に呼ばれなかった事は真実でしょうし。
もう芸人として「オイシイ」とかは一切求めていなかったんでしょう。昔から言い伝えられてる「女遊びは芸の肥やし」が全然生かされていない渡部。近年はそんな言い伝えが通用しない風潮ではありますが、ここにまた一つ、”女遊び≠芸の肥やし”のサンプルが生まれました。
◎女遊びを芸の肥やしにした芸人達
例えば既婚者でも女遊びが激しい千鳥大悟やブラマヨ吉田はきちんと笑いに変えてきました。
大悟の場合はバラエティ番組『キングちゃん』の収録に向かう途中に浮気について雑誌記者にすっぱ抜かれて遅刻した事がありました。そんな事態をキングちゃんの収録中に身を削りながら笑いに変えました。当然狙ってやったことではありませんが、”せめて笑いに変えてやろう”という姿勢はありました。まぁそうする方が後々の都合が良いという面もありますが。
そんな事態の前後も女遊びイジリは度々受けていたので、渡部みたいに同業者に睨みを利かすような愚行はしていなかったと思います。女遊びを芸の肥やしにしてきた代表の志村けんのイズムを受け継いでます。
果たして佐々木希は渡部に「死ぬ気で笑いに変えてこい」と言える度量があるでしょうか。。。
ブラマヨ吉田の場合は大悟みたいに大っぴらに浮気を特集されたわけではありませんが、結婚前から積極的に女遊びを絡めた爆笑ゲスエピソードを投下しまくって笑いを生み出しました。渡部みたいに表面的な清潔感と紳士キャラなんて演じず、ありのままの汚さを突き通した吉田。
そして、渡部からしたら参考になりそう芸人は陣内智則。同じく芸能人の嫁が居ながらも浮気しまくったケース。「めちゃくちゃ浮気したんや!」というシンプルなパワーワードでまさかのV字回復を果たしました。開き直ることで周囲もイジリ易いようにしました。モラルとしてどうかと思いますが、芸人である最大の強みを暗に示しました。
ただ、この手法を渡部がやって世間が笑って許してくれるかは怪しいところです。仮にこのパターンで受け入れられ、復活してしまったら、”浮気や不倫をしても、笑いに変えられたら許される”という風潮に拍車をかけることになります。それは芸人間の話だけでなく、一般社会にもそういった見解が広がるでしょうね。
「やらかしてしまったのだから、せめて笑いに変えよう」という気持ちでいることが出来るのか。
◎同じく女遊びをひた隠しにしてきた芸人
渡部と同じく女遊びを頑なにひた隠ししたがっていたのが、雨上がり決死隊の宮迫です。オフホワイトの件で見せたいさぎの悪さ。そしてその後の闇営業騒動でも見せたいさぎの悪さ。
事が大きくなる前からも度々浮気イジリはされていた宮迫なので、そこは渡部ほど睨みを利かせてはいませんが、返しの言い訳がましさはオフホワイトと闇営業騒動時と似通ってます。とにかくやましい事に関して言い訳がましいのが宮迫の特徴。その点では渡部は潔く早めに手を打った形にはなります。
浮気、不倫という後ろめたい行動があるのなら、イジりを許し、バレたらすんなり認める事が吉です。当然の話でした。
◎上岡龍太郎の芸人論を思い出してみる
芸人と暴力団は”出来るだけ楽して、一緒の事はしたくなくて、それでいてチヤホヤしてほしい、お金は沢山欲しい”という特性を持つという。まぁ人間殆どがこんな思考ですが、特にその濃度が高いのが芸人と暴力団ということでしょう。
筆者も概ねこの論には同意です。芸人を目指す人の殆んどが「チヤホヤされたい」というのが動機でしょう。
最近の若手は”かが屋”などの小さい時からTV等でお笑いに熱狂してきたお笑いオタク世代達による”お笑いが純粋に好きだから、始めた勢”が増えてるような気もします。
しかし、それと同時に売れっ子芸人は勿論、劇場レベルの認知度な芸人でも何十人かのファンにチヤホヤされたりする有様から、手っ取り早くモテたいから始めた勢も増えてるので、芸人の総数で比率を考えたらやはり上岡龍太郎が言うような特性の集まりと言えるのでしょう。
前回の投稿から随分と空いてしまいましたが、スキャンダル系は生ものなので、次回の続きはなるべく早く投稿します。。。。
次回は
②男の本質
③表面的部分しか見てこなかった女
ここにアンジャッシュ渡部のスキャンダルを絡めて触れていきます。
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