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『アウトブレイクー感染拡大ー』 アマプラ一気見

ずっと、アマゾンプライムビデオのウォッチリストに入っていた。でも、いざ観るとなんだなと思って、ずっと、観ないできた。でも、今、オリンピックが終わって、感染者数がガンガン増えてて、観るなら今だな、と思った。

連続ドラマなのでいつ観終えるのか、とも思う。でも、これに対する興味が強いからこそ、何話も長時間観ていられる。

まだ全部は観終えていなくて、シーズン1の7話くらいまで進んだところ。うじゃうじゃ考えるとキリがないので、勢いで思ったことばーっと書きました。



不倫

まず、不倫が発生する。まぁね、ドラマだからさ、感染どうこうだけの話じゃないだろうというのはわかる。分かるけど、なんだなぁと思ってた。でもこれが後で効いてくるというか。

この、マルクという夫。まぁーざっくり言って、あれね。

ネタバレありです。

観進めていくと分かるんだけど、もともと他の人と付き合っているところをこの主人公の人とくっついたらしい。その相手、シルビィと気まずいはずなのに、GS49という開発途中の抗ウィルス薬をまだ承認前で実験中だけど、無理を言ってその薬をもらうことになる。

シルビィに、マルクの浮気相手の命を救うために、自分の立場や職業倫理など、全部危険に晒して、抗ウイルス薬をもらいにきたのかと聞かれる。浮気相手とか関係なく、患者の命を救うためだと。

地域名とその感染症の名称、差別

アメリカコロナウィルス、通称コバ。アウトブレイク、この海外ドラマの中では、コバという名で通る。しかし、その前に、このお話の中ではイヌイットのホームレスの集団から出ているとされていたので(実際はフェレットなんだけど)、そこの名前がつけられてしまい、先住民への差別問題へと発展する。

なんというか、予想されていることだったんだなぁ。

そして、会議の中で、スペイン風邪だってスペイン発祥じゃないしさ、と。スルッと。イメージって怖いなぁ。差別につながるもんなぁ。

でも、あの大臣についてる広報コンサルタント、いけすかない。いやそんな仕事だしとかね、その道のプロでさ、大臣の名前が汚れることのないようにというのもさ、分かる。

デーモーサー。感染拡大しまくってて、それどころではないはずなのよ。でも、まぁ、それはそれ、としないといけないわけで、だからこそ、別のものとして広報が必要なのかも知れない。

イメージ戦略とかするには、常に冷静じゃないといけないもんね。イメージ戦略失敗したなこりゃ、と、思う時ってあるよね。見てて。ちなみに自分のは気づかないからこそ怖い。人の振り見て我が振り直せ、か。よく言ったもんだ。

イベントごととそれどころではないと叫ぶ話

主人公の娘のプロム。そのプロムに向けて、準備をしていきたいのに、父は医者で、母は感染症対策のプロ。

パンデミックが起きれば、父も母も忙しくて娘のプロムどころではない。それを、夫の浮気相手が、買い物に付き合う。ドレスだの靴だの。

さらに、大臣カップルの子を宿した代理母の子が、症状が出る。そして、一緒に遊園地に行くという遠足、かな、それに引率する。そしてもちろん、その中で、感染も広がる。


感染症とは何かを知らないで、発狂する人達

代表例として、母があがってくる。ここで母を出すと、感染症とは何かを理解せず、感染を広げ、大変なことになると考え切れない。正直、今の現実として、最後に会うことができるとは限らない。今が最後かも知れない。

息子に会いに、隔離病棟に入ろうとする。そして、2分でいいと叫んで喚いて合おうとする。確かに、子供は不安だろうと思う。ひどい感染症じゃなければ…。

そして、ひとまず家に帰り、自主隔離する。しかし、その母親も少し前になくなっていて、ちょうど自主隔離期間中にその母の葬儀が行われる。母、入院して隔離中の息子からしたら、祖母の葬儀。それに、自宅隔離中のはずの。懸念通り、家から出て、外出して葬儀に行く。多分、途中でそれを知られて、隔離される。さらに、葬儀場で新たな感染者が出る。

民間療法、ウコン茶の抗炎症作用がコバ(お話の中の感染症)に効くとまことしやかに言われる。効く、というと、危ない香り。体の免疫を上げるとか、まぁそう言うのならまだしも、な。

主人公の娘が、プロムに行かないと言い出す。ン百人が一箇所に集まるなんて怖い、コバが怖い、と。素直な反応だと思う。ただ、その友人の母は、本当にいいの?人生で一度よ、と言う。

でも、それに、命は一つだと答える。

その通りだ。まだ、感染者がどこにいて原因もわからずに、さらにワクチンもなくてってなると、そうなってもおかしくない。

現実とドラマの一致

マスコミの取材を通して、とても忙しい中でその対応に追われる。医療現場での防護マスクの不足についてどう思いますか、水道水は検査しなくていいんですか、ウコン茶はコバに効きますか、等々。大変だなぁ。

そしてやっぱり、一般市民の方に、マスク不足が起きる。店舗でもネットでも品切れですよ、と。

マスクをつければ安心というわけではありません、きちんとサイズが合っていなければ意味がないんです、と。その通り。

こうして、マスコミ対応に追われる。でも、対応しないといけないもんなんだよなぁきっと。そうじゃないと、それを信じてよくわからない理屈で感染症対策をしていると思い込んでしまう人が出てくる。正しい感染症対策が必要になる。

そして、看護師の中でこの人転売しそうだなぁと思って観てたら、やっぱり転売だ。または個人用かな。後々、転売だとわかる。折角売るなら個包装じゃなくていいのかな。ふわっと手で触っていいものなのかな。わかんないけど。

病院の待合室での喧嘩。咳をしている人に対してあっちいけみたいなことを言う。見事過ぎるまでに、この現実を予測している。観ていて本当にそう思う。

本当に、現実とドラマの一致が激しい。なるほどなぁ、なるほどなぁ、なるほどなあ。

でも、感染が始まって広がって数年後の話を書いたストーリーは、ないかな。あれば読むなり見るなりしたい。


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