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布ナプキン~いつか手を出したい存在~

私にとって数少ないと断言できる、何故友達として続けていけているのかわからないけれど、わかるような、そんな友達(いつもお世話になってます)が布ナプキンを使っていた。
使っていた布ナプキンの感想とか使い方とかいろんな形があるとか種類があるとか布の種類もあってとか、洗い方とか、教えてくれて、欲しいなぁと漠然と思っていた。

一度、偶然、モールをぶらぶらしていたとき、ワゴンセールの中に本と布ナプキンとセットになっておいてあった。あ、これだ、と思った。すぐ買おうとならなかったのは、値段。他に欲しいものもあったし、既に見つけた鞄だったか何だったかのほうが欲しくて、ためらった。いらないの?いいの?買っちゃえば?夫に言われたけれど、やめた。洗うの面倒くさいに決まっている。こんなに面倒くさがりな自分が続けられるわけがない、と。
きっとまた出会えるだろうと。

甘かった。私が行く場所が限られているし悪いとも思うんだけれど、布ナプキンにその後全く出会えなかった。オンラインで、ネットショップで買えばいい、となったとたん、一気に種類が増えすぎて、買って繰り返し使うものだし長い目で見ればコスパがいいのだけれど、とにかく正直安くない。初期投資が。もちろん、使い捨ての紙ナプキンと比べてしまうのがおかしいとも思う。でもつい比べてしまうのだ。さらに、どうせ汚れるものがこんなにおしゃれでかわいくて、正直私のほかの服より高価でいいんだろうか、と。当時は今より安い服を選んでいた気がする。自分で作っている人もいる、と知り、でもミシンも使えないしなー、手縫いとか、私がやったら手を縫いそうだしなーと。

そんなこんなで、気になっている存在ではあった。

他の人と比べられるものではないからわからないけれど、私自身の生理は、軽くない。その月にもよるけれど、ひどいときは下腹部痛、もっと下が痛い、さらに頭痛、だるさ、吐き気。ひどいときは、仕事中、なんでもない顔でトイレに行って吐いて、うがいして、戻って仕事した。その時は座り仕事だったのもある。痛み自体は市販の鎮痛剤でいいんだけれど、吐き気はまた別。疲れがたまっていたり緊張していたり、何らかのストレスが一定量かかると、めまいや立ちくらみが起きたこともあった。それが生理のピークと重なったり、生理でないときだったり、両方あった。原因はよくわからない。今はおおよその想像がつくけど。
ひとまず、家にいられるのであれば徹底的に家にいたい期間。いや、いつもそうだけど。いつも以上に、予定を入れてはいけない、避けられるのであれば避けるべき。
かといって、いつもいつもそうなのではなく、今回相当きたな、あれ意外と軽いな、と、変化していくので、毎回市販の薬を飲むわけでもないレベル。仕事があれば仕事もする。他のことをなるべくカットして、仕事の時だけエネルギーを使う前提で。
不定期でもなく、まぁ軽くないけど、重くもないだろくらいの認識だった。

今思えば、20代のころのほうが生理が重かったのに、今のほうが体がつらいと感じるなんて、これはもしかしなくても、歳か。
とにかく、つらいのがいやなのね。

若いときは何とも思わなかったことに、ふと目が向くこともある。
何曜日が何のごみの日、と決まっているその日の朝、生理中で、または生理が終わっていて、使い終わった生理用品を袋に入れて、ふと思った。
いまこれくらい、月1の1回分がこれより多い、あれくらいで、じゃあ1年は12ヶ月で、生理が来てからもう何年経ったか。
そう考えたとたんに、怖くなった。考え方はなんだけど、自分の排泄物が、下水を流れるわけではなく、袋に入って運ばれる。経血を排泄物というのもなんだけど、自分にとって不要となったものといえば同じような気もする。

布ナプキン、買うかー、次の生理が来るまでに……。
それを何ターンも経て。

ミシンを使う羽目になった。

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