2024.6.27:由布院へ

吸収生活2日目。馴染みのない梅雨の洗礼を存分に受ける。

久留米で最小限の日用品と、お弁当を買い、故郷と同じくらい人気のないワンマン列車で由布院へ向かう。

山が近い。列車から見える山々に雲がかかっている。高校生の時家出していった長野に向かう列車から見た列車を思い出した。海に囲まれていた私にとって、山の有無を言わせない荘厳さにただただ圧倒されることしかできなかった。

電車はどんどん山奥へと進む。
幅の広い川が延々と続く。霧が濃くなり耳が痛くなる。

途中で地元の高校生たちがやってきた。みんなtiktokやBeRealをいじっていて時代を感じた。デジタル化は本当に地域格差を埋めていると思う。

うとうとしていたらあっという間に由布院へ着いた。

人生二度目の由布院。前に訪れた時はまさか自分がここで暮らすなんて思いもしなかった。

私が働くのは観光地から少し離れた山奥にあるこじんまりとした宿だ。阿蘇山と由布岳が一望でき、夜は鹿の泣く声が響きわたる。

夕飯、温泉を頂いていて部屋へ。

書きたい文章がたくさんある、日記も付けたいし本も読みたい。結局やりたいことが盛りだくさんで思っていたより時間がない。
自分のしたいことをやりつくすのに時間がない。この上ない贅沢な悩みだ。

布団に大の字に転がる。疲れているはずなのにその日はうまく寝られなかった。休学第一フェーズがとうとう始まる。

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