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泣かない人生を歩みたい【2】

こんにちは、びすこです。

やっと夏休みに入ったのに夏が気が付いたら通り過ぎていました。あっという間に2回目の冬が来るんだろうな。

前回の記事、予想以上に多くの人が読んでくださり、驚きもしましたが、同時にとてもうれしかったです。私自身、自分の人生を客観的に振り返ることのできる良い機会になりました。

本当に自分がつらかったことを追体験したい人なんかいなくて、無意識に忘れようとしたり、押し込んだりしてしまう、そして私もそうして来たのですが、それだと消化不良なまま、たまり続けて贅肉みたいにどんどん体が重くなってしまう。だからつらいかもしれないけどひとつづつ取り出して減らしてあげる努力がいるのだな、と思いました。


今回は、HSPについて書いていこうと思います。

先日彼氏が「繊細さん」の本、という1冊の本を貸してくれました。簡単に言うと、HSPの人が生きやすくなるためのノウハウがかかれた本です。

HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略で、人より刺激に敏感で感受性豊かな人のことを指す用語です。例えば、寝室の時計の音が気になって眠れない、同僚のイライラを意識しなくても察してしまう、など、気にならない人からしたら「え、そんなの気になるの?」みたいことを言われてしまうようなことがきになって仕方がない。

難しい話はこの本を読んでもらうのが一番だと思うのでぜひ読んでみてください。ここからは、私の個人的な意見を書きます。

正直なところ、今まで私はHSPやアスペなど、ある用語で自身の弱点を補ってしまうような言葉があまり好きではありませんでした。その言葉に頼って、「私は~だから」と責任逃れをしているように思えてしまっていたからです。私は、持病を持っており、その病気を言い訳にしたくない、という思いがあり、その影響も大きく関係していると思います。

そんな気持ちを持っていたので、この本を彼氏にわたされたとき、正直あまり読むのに乗り気ではありませんでした。

でもとりあえず、暇だし、読んでみようかな、と思い読み切ってみたところ、少し前とは違う意見が生まれました。

まず、自身の弱点に分類分けをすることは悪いことではないんだな、ということです。弱点を分類分けすることで、その人が長年悩んできたことに名前が付きます。そうすると、大多数と自身の思考の差がわかり、自分を客観的に見直すことができるようになります。自身の悩みというものは主観的であると感情的になりやすく、どうしても解決できない難題のように感じてしまいますが、これが客観的に分類されると、不思議と解決への道筋を立てることが容易になります。

そして、名前が付くと同じようなことに悩んでいた人達の行っていた解決策を知ることができます。自身で改善しよう、と思っても、気分が落ちているときにそんなことするエネルギーなんてない、となってしまいます。そういうときに受動的に「これ、やってみるか」とやれることがあると初動のエネルギーが違うので行動しやすくなります。

そして、何より、自分が長年悩んできたことが自分だけじゃなく同じように悩んでいることを知れること、また、それに理由があり名前があることはとても安心します。

分類するのは悪いことではなく、むしろ積極的に行うべき、そのうえでそ言葉に依存せず・甘えずに、自身が生きやすくするためにどうやって状況や環境に改善を行うか試行錯誤すること、が重要だと思います。

私は、完全にHSPそのもので、人の機嫌(特に年上の女性)を察知してしんどくなってしまう、少し注意されただけで1日ずっと暗い気持ちになってしまう、音楽をずっとかけられるのがストレス、タスクが重なると精神不安定になる、明かりが少しでもあると寝られない、などあげたらきりがないほど症状があります。特に、母の機嫌が悪かった時に台所から聞こえる、食材を切る音がダメで、今でも自分が精神的に人が料理をしている音を聞くのが相変わらず怖く、負担です。

たぶん、そこには私の生来の気質だけじゃなくて、母から受けた様々なことが積み重なって獲得したものも含まれているのだと思います。

この本には、HSPの良いところも書いていて、それは、「人より多くのことに気が付き感動することができる」ということです。この性質は、うまく使えば人より多くの幸せを、得ることができる、だから、自分が生きやすい環境をつくっていくことがなにより大事なのだと思います。

このアカウントをつくって1年とちょいが経過して、様々な人に出会えました。これは結果として、「自分の生きやすい環境」をつくったことになるのだと思います。そして、最近、こうやって自己発信できる機会ができたことでもっと生きやすくなってきた気がします。少しずつよくなってるよ、私。

一生こんな敏感な性格のままなのかな、と思ってたけど、時間はかかるけどちゃんと変われるし、別に無理して自分が変わらなくても周りを整えればいいんじゃないかな、と思っています。

もうちょい、文章うまくなりたいな、と読み返してしみじみ思いました。またまた長い文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。

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