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ワラビノーツ、4期目を迎えました

2018年10月1日の開業から、無事に、なんとか、4期目を迎えることができました。

ありきたりすぎて、当たり前すぎて、
口にすると気持ちが薄まりそうな気もしますが、、

たくさんの人に支えられ、応援していただいて、
ここまでやってこれたなぁと思います。
本当にありがとうございます。

そして、よく3年がんばった、私。
よくやったぞ、自分。
(自分を褒めることも大事ですね)

この記事では4期目を迎えた今日、
自分が起業した理由に立ち返りながら、
現在の気持ちを整理していきたいと思います。

起業理由1:地域の事業者と直接話したい

地域の店舗さんと直接お仕事がしたい。
代理店などの下請けではなく、事業者さんと台頭な立場で、
事業者さんのパートナーとして顔を突き合わせながら、お互いが描く未来を実現していきたい。
町の電器屋さんみたいな感じで、誰に相談していいか分からないようなWebまわりのお困りごとに寄り添いたい。

起業した時に抱いた想いです。
今も変わりません。

会社員時代は、大手企業の案件に数多く関わらせていただきました。
八戸にUターンしてからも本社が東京にある制作会社で、
大手旅行サイトの制作に携わるなど、
地方住みでも東京の大きな案件に関わることができるのは
ありがたいなぁ、、
なんて思ってたんですよね。

でも、せっかく八戸にいるのに、なんか働き方も仕事も変わらない。
子どもを産んで、田舎に戻ってきて、自分の環境や事情は変わったのに、
働き方も仕事も変わらない。
ただただ忙しい。

これじゃ八戸に帰ってきた甲斐がない。
ただただ忙しくて、給料が激減しただけ。

そんなモヤモヤが数年続き、何かのきっかけになればと八戸市のまちづくり系のイベントに参加し、人生を変えるという選択肢を見つけ、今まで考えたこともなかった「起業」というものにも関心を持つようになり、さまざまな起業系イベントに参加して、情報収集をし、悩んで悩んで悩んで。

ついに起業支援センターの門にたどり着いたのでした。

地域の事業者さんと直接話したいんです。
東京での経験は地域活性化に役立つと思うんです。
でも今の会社だと地域案件はとらない方針だし
他社でもウェブディレクターの求人なんてないし
起業するしかないと思うんです!

と、支援センターで想いをグワーッと話したのを今でも覚えています。

ちなみに今でも、ウェブディレクターの求人は、地方では見かけません。
どんだけニッチな職種なんでしょうね(笑)


起業理由2:誰かのせいにしない人生を送りたい

起業した直後に、行政主催のまちづくりイベント(ワールドカフェ)に参加したことがあります。

そこで、某地元老舗企業の社長と同じテーブルになりました。
実はその方のお話が聴きたくてイベントに参加したので、
同じテーブルになった時はとてもうれしかったことを覚えています。

社長は、奥様が県外の方とのことで、八戸市に移住したことを後悔してほしくない、八戸市に移住して良かったと思ってもらいたいと話されていました。

私は社長と逆で、八戸への移住を望んだのは県外出身の夫で、私は本気で望んではいなかったということをお話しました。
東京に残ってたら、収入も安定していた、仕事も楽しかった、友達もたくさんいた、遊ぶところもたくさんあった、とにかく楽しかった。
なのに今は全部、ない。
全然楽しくない。
このままだとすべて夫のせいにしてしまうと思った。
だから、八戸に移住して良かったと私自身が思えるように、自分にできることをはじめてみたい、だから起業したのです、と。

自分の人生を、夫とか子どもとか、地域案件やらないっていう方針の会社とか、そういう誰かとか何かのせいにしてはいけない。
そう思ったのです。


Uターンも起業も私にとって正解なのか?

おかげさまで、Uターン系のイベントや起業イベントなどに登壇させていただく機会が増えました。
人前で話すのはとても苦手ですが、事業者としての認知拡大のため、そして何よりUターンや起業をめざす方にお役に立てるならと、
ありがたくオファーを頂戴しています。

八戸にUターン移住して良かったと心から思っているかといえば、まだそうではないかもしれません。

あの大好きな東京への未練も拭いきれていない。

ただ、八戸への移住を決めた夫を恨む気持ちは1マイクロミリメートルもなく(笑)、夫の希望でUターン移住したというちょっと珍しいエピソードは、今や自己紹介のテッパンネタへと昇華していきました。
「強制的にUターンさせられた」と少し尾びれがついていますがw

あの大好きな東京への未練が、やっと思い出に変わりつつあります。

起業についても、今は個人事業主さんはじめ経営者と直接お話することがほとんどなので、当初抱いた想いを実現できている喜びを感じています。

会社員時代に担当していたような大きな案件はないけど、今の方が喜びは大きい。

でも、もともとチームプレイが好きなので、地元の制作会社で地元の仕事をやってみたかったなという気持ちもゼロではない、という本音もあります。

そして個人事業主になってつくづく思います。
固定給ってホントにありがたいシステムだよなぁ、と。

まぁ働き方についても会社員への未練は多少ありますが、今はとにかく自分の仕事は自分で作るしかないし、なにより楽しく働けているので、それで二重丸かなと思います。

感謝。

あのワールドカフェで同じテーブルになった社長にお伝えした言葉どおり、自分でできそうなことを一つずつ実行してみている今は、八戸に戻ってきて良かった、起業して良かった、と感じることができているかな。


起業して大きく変わったこと

「誰かのせいにしない」って事かもしれません。

自分の人生を誰かのせいにすることをやめてみるのは、
案外に勇気がいることです。

だって、誰かのせいにした方が楽ですからね。

こんな風に育てた両親が悪い、裏切った友人が悪い、
私を評価しない会社が悪い、
この仕事の重要さがわからない企業が悪い、
行政が悪い、政治家が悪い、
八戸に移住を決めた夫が悪い、
子どもがいなかったらもっと自由に働けた、
などなど。。

でも、誰かのせいにするのをやめてみると、
世の中の見え方がガラリと変わります。

風わらうラボ八戸をはじめてみたのも、
それまでの経験を踏まえてのことでした。

誰のせいにもしない。
誰にも依存しない。
自分軸で生きる。

うーん、自分軸という言葉も微妙な違和感を拭えないかなぁ。
(自分軸という言葉が一人歩きして
 社会軸がおざなりになっている風潮には違和感があります)

昔から言ってきたのですが、
「自分がワクワクする方を選ぶ」
「自分のケツは自分で拭く」
こんな言葉が一番しっくりくるかもしれません。


誰もがワクワクする人生を送られるために

3年という一人事業生活を終え、今ちょっと立ち止まっています。
(仕事が止まってるわけではありませんが)
4期目にあたり事業を次のフェーズに進めるべきだと感じていて。

持続可能な事業をちゃんと考えたいんですよね。

サイト構築やSNSなどありがたいことに多々ご相談をいただきますが、
サイトもSNSも目的を達成するための手段にすぎません。

もっと根幹にあるマーケティングの考え方を
事業者にもっと訴求していきたい、活用していただきたい。
消費者の気持ちに寄り添いワクワクしてもらうマーケティングの実践をお伝えしていきたい。

そして、消費者=生活者は、誰かからとか何かからワクワクをもらうだけではなく自分たちでもワクワクを作れるようになるべきだと思うのです。

「風の時代」なんて言われていて
(その辺のことはよくわからないのですが)
自分が自分を認めて自分で歩いて、他人も認めて手を取り合って歩いて、
気持ち豊かに楽しく生活する。

結果、60歳過ぎてもワクワク暮らしていける社会になる、
に、
違いない!
と思っています。

だから、少し視点を変えて持続可能な事業を作るべく、
新しい学びや展開に挑戦しようと思っています。


誰もが60歳すぎてもワクワクする人生を送られるために
個々が持っている知識や技術を共有し支えあう事ができる社会をつくる

起業した時に作成した理念です。
(もっと短い言葉にしたい)

この理念はワラビノーツと風わらうラボで少しずつ実現できてきていると感じています。

ワラビノーツの事業も、風わらうラボも、私のSNSも、その他の活動も、すべてこの理念に基づいての行動です。

でも、想いだけじゃ飯は食えない(笑)
これからは、もっと事業として具現化していく必要があります。

皆さま、これからもワラビノーツ、そして風わらうラボ八戸への応援とご贔屓、叱咤激励(いや、できれば叱咤はやさしくお願いします…)を、
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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