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【マンション理事会の問題】①不正

埼玉県にある築52年のマンションで修繕工事をめぐる理事会問題が起きています。背景には組合員の高齢化があり、ほとんどの理事長は自分では理事会を仕切れなくなり、第三者が理事会に入り込むようになりました。理事会の補佐役として修繕工事を仕切ることに何の利益があるのか。冷静に考えればわかるはずです。工事や業者選定にリベートはつきものですから。

最大の課題は無関心な人やリベート問題を容認している人、誤解をしている人が多数となったこと。実際、「工事や業者選定を一生懸命している人たち」に感謝している組合員もいるのです。それと「工事費用にリベートが乗るのは当たり前だから」などと言う人もいる始末。

今年5月に行われたフェンス工事では1戸あたり100万円の目隠しを6軒に対して取り付けました。この工事では業者の選定方法や工事内容の説明も不十分で組合員はどのような工事がいくらで行われたのか知らないままです。そもそも6戸に対する工事を理事会の費用で負担すべきなのか議論が行われる場がありませんでした。同時に行われた駐輪場を増やす工事は1台分を増やすために約60万円を支払ったようです。いまだ会計資料が開示されておらず実際の費用は誰にもわかりません。

現状、総会出席者の多数派は理事会を仕切る人たちを支持しているため、相談窓口の弁護士や自治体、NPOからも同志を増やす活動が重要だと助言を受けました。理事会の正常化を望む同志を多数派にすることで総会で意見を通さなくてはいけません。これから大規模修繕が行われる予定なので今が正念場。ここで形勢の逆転が必要なのです。

しかし理事会の費用で雇った弁護士(滝野俊一氏)や管理会社(長谷工コミュニティ)が第三者側なので、正義を望んでいる側はこれらの逆境に立ち向かわなくてはいけません。こちら側には臨時総会を請求できる5分の1の票は集まりました。しかし、総会は非公開とされ、請求した5議題のうち4件は無視されました。これらに対する説明はなく、弁護士からこれらの対応が正当だとする「通知書」が届きました。

今後は公開質問状などで相手方に説明を要求していくほか、何かおかしなことが起きているという危機意識を持つ仲間を増やす活動をしていきます。

PS.
マンション問題の記事や株式会社シーアイピーさんの記事などによって、談合リベート問題に気が付く人が増えるよう願うばかりです。


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