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金正恩委員長に踊らされるトランプ大統領

■金正恩委員長からの手紙
 トランプ大統領は北朝鮮の金正恩委員長から手紙が来たことを公にした。北朝鮮は非核化を進めず短距離弾道ミサイルまで発射。それでもトランプ大統領は金正恩委員長を高評価している。

トランプ大統領、金委員長から親書 3回目の米朝首脳会談に前向き
https://www.afpbb.com/articles/-/3229548

■戦争よりも対話
 北朝鮮が非核化を進めず短距離弾道ミサイルを発射したことは知られている。北朝鮮は核実験をしていない。だが短距離弾道ミサイルを発射した。これは国連決議違反のはずだがトランプ大統領は黙認した。

 トランプ大統領の見た目は怖いが戦争嫌い。公には「ケンカが好き」と発言しているが、議論のケンカやプロレスであり戦争とは別の話。だから外交では戦争に発展しないように外交を行うのがトランプ大統領の方針。

 トランプ大統領は経済制裁と軍事的圧力で相手国に譲歩を求める。トランプ大統領は高圧的だが戦争は求めていない。だからこれまで北朝鮮と対立しても、北朝鮮を空爆していない。トランプ大統領の軍事は威嚇で終わっている。

 トランプ大統領は常に相手国との対話を求め、戦争以外で対話するなら良い指導者なのだ。だから金正恩委員長が対話を求めるから、トランプ大統領は高評価する。

■強国ではない
 強国は軍隊を投入して覇権を拡大・維持する。強国が軍隊を投入するなら弱国は従うことになる。これが覇権であり国際社会の現実。相手が電話で威嚇しても自宅まで来ないなら恐れることはない。だが相手が自宅まで来て自分を殴ることが明らかなら、相手の言葉に従うことになる。覇権とはこの様な世界。

 トランプ大統領は北朝鮮・イランに対して攻撃できる大義名分を何度も得ていた。だがトランプ大統領は好機を使わず軍隊を投入しなかった。これは強国アメリカの威信低下であり、アメリカを恐れる国が減少したことを意味する。

 アメリカが軍隊を投入しないなら自国は安全。ならば軍隊を投入されない様に外交を継続すれば良いことになる。

■生き残る金正恩委員長
 北朝鮮とアメリカの軍事力は明らか。北朝鮮軍の防衛網は、骨董品のB-52爆撃機すらレーダー探知できない。電力不足で夜間は探知できないことが明らかになった。これではステルス機を投入する必用もなく北朝鮮を空爆可能。

 これだけ圧倒的な戦力差だが北朝鮮は攻撃されない。金正恩委員長が外交を続けたことで、トランプ大統領は北朝鮮を攻撃しなかった。さらにトランプ大統領は戦争を嫌うので攻撃しない。

 金正恩委員長は生き残りトランプ大統領を踊らせるまで変化した。トランプ大統領は交渉ができるなら喜び交渉結果を問わないのだ。だから第三回米朝首脳会談が予定されただけで喜んでいる。

■踊らされるトランプ大統領
 金正恩委員長はアメリカが北朝鮮を攻撃しないことを理解した。これまでは核兵器を放棄すると、トランプ大統領は北朝鮮を攻撃すると思い込んでいた。だがトランプ大統領は戦争嫌いだと見抜いたと思われる。

 トランプ大統領が戦争嫌いならば安全保障は成立する。北朝鮮の非核化をネタに経済支援を得ることが可能だ。この仮設が正しければ、第三回米朝首脳会談は成功するだろう。

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