マガジンのカバー画像

月刊「読んでみましたアジア本」

日本で出版されたアジア関連書籍の感想。時には映画などの書籍以外の表現方法を取り上げます。わたし自身の中華圏での経験も折り込んでご紹介。2018年までメルマガ「ぶんぶくちゃいな」(…
¥200 / 月
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

【読んでみました中国本】ヴィジョンを持つためにきちんと考えるべきこと:内田樹・姜尚中『アジア辺境論 これが日本の生きる道』

◎『アジア辺境論 これが日本の生きる道』内田樹・姜尚中 (集英社新書)

正確に言えば、今回は「中国本」ではない。ですが、われわれが中国(あるいはその他の国々)と付き合おうとするときに考えなければならない、日本という国の立ち位置について知ろうと本書を手にとった。

発売からちょうど1年ほどの本である。一時は内田樹氏のブログが更新されるたびに目を通していたが、昨今はそれほど読んでいない。氏のブログ

もっとみる