千葉白菊幼稚園

千葉県千葉市美浜区にある千葉白菊幼稚園です。 ~基本しっかり、体験たっぷり~ 毎週水曜…

千葉白菊幼稚園

千葉県千葉市美浜区にある千葉白菊幼稚園です。 ~基本しっかり、体験たっぷり~ 毎週水曜日にお届けする職員コラムです。 誰かに届いてほしい・・・そんな思いを込めて綴ります。

最近の記事

長所伸展

オールナイトで盆踊り!! ・・・とある山間の町で、約30日間連続で盆踊りがあり 中でも、お盆の4日間は一晩中寝ないで踊るらしい。 よし!! 一晩だけ、この目と体で確かめるぞ!!! なんて、軽いノリで浴衣に着替えて いざ出発。 「今、夜中の12時だよね?」 と思わず確認してしまったほどの人出・・・ 上手そうな人の後ろにさりげなく滑り込み 見よう見まねで踊ってみる。 地元のおじさんやおばさんも、ずっと踊っている。 2時、3時になると、ますます人が増え 「無」にな

    • 思い込みを捨てる

      あるCMがすごく印象に残っている。 泣いた赤ちゃんをあやす声・・・ 経営方針を話す声・・・ 将来の夢はパイロットだと話す声・・・ それらが漫画の描写で吹き出しに描かれているだけの映像。 その後に 「あなたが想像したのは男性の声ですか?女性の声ですか?」 という文章が流れる。 人は自然と 赤ちゃんをあやすのは女性 経営方針を話す、パイロットを夢見るのは男性 ・・・と想像してしまうのではないだろうか。 もちろん私もそう思った。 でもそれは 「思い込み!!」 人は “

      • 日頃の心配り

        子ども達と過ごしていると 玩具の取り合い・・・ 思わず手が出てしまう・・・ 友達に嫌なことを言ってしまう・・・ 必ず直面してくる場面だ。 そんな時「自分がされたらどう思うか」を 子ども達と話し、なるべく子ども達なりに考えさせるようにしている。 3歳でも4歳でも、落ち着いて話をすると 「同じことをされたら、いや!」 「自分だったらこうしてほしい!」 と話をしてくれる。 もちろん一度や二度話しただけで 理解も難しいし、行動には移せない。 しかし、何度も何度も繰り返し伝えて

        • 美しい所作

          休日に、ソファーに寄りかかり ボォーッとテレビを眺める。 最近よく見るアイドルや、女優さんを見て 「綺麗だな〜」となんとなく考える。 綺麗な人を見ると、顔やスタイルに目が行きがちだが 綺麗な人は、所作も美しいと感じることがある。 背中をシャキッと伸ばして佇んでいたり・・・ 周りの人への挨拶や気遣いをする姿が見られたり・・・ ふと、自分の普段の立ち居振る舞いを振り返ってみる。 疲れていると、背中を丸めてしまったり・・・ 急いでいる時に物を投げて置いてしまったり・・

          決断力を磨く

          人は生きていく中で、分岐点があり、その都度選択をしている。 それは小さな事から大きな事まで様々・・・ そして、そこに必要なのは決断力! 正しい選択、決断をするためには 正しい情報を得ることが必要だ。 それは・・・ それぞれ良いところ、欠けているところを 比較しないと選ぶことができないからである。 そして・・・ そのことは自分にとってどうなのかを考え また、何が大切なのかを理解しなければならない。 そのためには・・・ 自分と向き合い、自分を見つめる時間を持つ等 自分の

          顧客満足

          私はテーマパークが好きだ。 特にディズニーリゾートが大好きで 一時期は年間パスポートも持っていた。 そんなディズニーは、顧客満足度が高い!!! それには理由がある。 そして・・・ 【顧客満足度】とは・・・何? 人が物品やサービスを購入した時に感じる満足感のことである。 顧客満足度を高めるには、まず従業員満足度を 高めなくてはならないそうだ。 従業員が意欲的に仕事に取り組めば、サービスの質は上がり 購入した顧客のリピートや口コミが広がる。 結果、好循環を生み出すこと

          こころのスイッチ

          ナーサリー、幼稚園の4月は、初めての環境で過ごす不安から 泣いている子も多く、とても賑やかだ。 ナーサリーや4年教育クラスの子ども達はまず 園に慣れることから始まり、身の回りのほとんどのことを 私達がやっている。 ところが、1年を過ごした3月ともなると 身の回りのことを自分でしたり、友達との関係を築き 共に何かへ取り組むことを楽しむ。 さらにはルールを守って遊んだり 集団行動もできるようになる。 そんな成長した子ども達の姿を目標に 私達は保育計画を立てる。 現在の様

          こころのスイッチ

          一歩を踏み出す

          私は性格上、お気に入りのお店や食べ物をリピートし 冒険をしないことが多い。 しかし、ずっと気になっていたラーメン屋さんがあった。 外から見ると男性客ばかり・・・ 狭い店内・・・ かなり入りにくい。 そのため「いつものラーメン屋でいいか」 と、諦めることが多かった。 ある雨の日、気になっていたラーメン屋の前を通ると かなり空いていた!! 思いきって入ってみると、感じの良い店員さんが 迎え入れてくれ、ラーメンも美味しかった。 勇気を出して一歩を踏み出すと このように素

          一歩を踏み出す

          真似る

          今年の4月から新しい場所、新しい環境で 生活、仕事をしている。 もちろん、始める前は不安でいっぱいだった。 どんな場所なのだろうか・・・ どんな人がいるのだろうか・・・ 周りの人とはうまくやっていけるだろうか・・・ 一つ一つ挙げていたらキリがないくらい不安でたまらなく、 でも!! その反面楽しみでワクワクもしていた。 そしていざ始まってみると、 毎日の体操、かけっこ、ワークなど 様々な活動がある中で、どのように子ども達の指導をしていけば良いのか 分からないことだらけであ

          立場と役割

          “なんのために生まれて なにをして生きるのか” これは「アンパンマンのマーチ」の中のワンフレーズ♫ 子どもの頃から何度も耳にしていた曲なのに、 大人になって歌詞に注目すると心に刺さる。 『なにをして生きるのか』 人はそれぞれ生まれもった性別や年齢、 見た目や性格などに違いがある。 また、その人によって置かれる立場や求められる役割は違ってくるもの。 今のわたしの立場と役割を考えてみると・・・ 保育士として毎日可愛い子ども達と過ごしながら 保護者の方と共に成長のお手伝

          ルーツを探る

          私は歴史の授業が大嫌いだった。 年号も歴史上の人物も、城の名前も、なんとかの陣も全く興味がない。 いやっ・・・ 全く興味がわかないのだ。 どこかに自分の先祖がいるかと思うと、 すごいな〜とは思うものの、なんだかぼんやりしている。 それに物事に対して 「なぜだろう」 「なんでだろう」 という感覚がなく 『そういうものだ!!!』 と思ってしまっていた。 良く言えば、割り切っている。 悪く言えば、探究心がない。 それに気づいたのは、家族との日常の中。 息子の「なんで○○は

          なぜ働くのか

          とある「退職代行会社」には4月15日の段階で 夢と希望を持ち社会に出た新卒の学生、110名からの 代行依頼が届いていたそうだ。 理由は様々だが、なぜ1ヶ月で退職してしまったのか・・・ その新聞記事の続きを読んだ。 様々ある理由の中には 給料が低い 人間関係が悪い 労働に不満 他にやりたい仕事がある ・・・などが挙げられていた。 人はみんな、生活をしていくために働いている。 趣味程度で働ける人はなかなかいない。 そして大変な思いをして働き続ける理由の中に ひとつでも「や

          新たな試み

          最近、初めて1人で飛行機に乗った。 家族や友達とは乗ったことがあったものの、いざ1人で乗ろうと思うと 第何ターミナルに行けばいいのか・・・ 何分前に空港に着けばいいのか・・・ 持ち込んではいけない物は何か・・・ 疑問は尽きなかった。 そして、この日のためにたくさん調べたり、友達に聞いたりして 準備を怠らないようにした。 何事も新しく始めることに対しては、下調べをたくさんするものだ。 しかし、どれだけ下調べをしても、うまくいかないこともある。 要するに、実際に経験してみて

          できることから

          年少組の入園式から、もうすぐ1ヶ月。 進級児も新入園児も、個人差はあるが新しい環境に慣れてきたようだ。 そして徐々に、園生活において必要な流れを覚えてきている。 自立のための基本的なものを挙げてみると・・・ ・元気よく挨拶をする ・自分の所持品を決まったところに片付ける ・自分の席を覚えて椅子を出し、防災頭巾をつける ・椅子から立つ、離れる時は必ず椅子を机下にしまう ・正しい椅子の座り方を意識できるようになる ・話している人の目を見て話を聞く ・順番を守る ・「ありがとう」

          できることから

          食は天地の恵

          昼時、 千葉白菊幼稚園の子ども達の元気な食事の挨拶が聞こえる。 『天地の恵みと多くの人々の働きに感謝して、 命のもとを慎んでいただきます』 「天地」を「あめつち」と読んでいる。 長い言葉を丁寧を合掌する姿に、 ここで働き始めて間もない頃、とても驚いた。 「いただきます」だけでも良いようなものだが、 食事の言葉として美しい日本語を発することにより 食事はただ漠然と摂り、栄養を補給するものではなくなる。 命の前の給食には、全て命があり、 その命をいただいている私達は 『

          心のエネルギー

          美味しいものを食べる 旅行に行く 綺麗な景色を見る 楽しいことをする たくさん寝る 自分の欲を満たすことでストレスを発散したり 勉強や仕事への活力にもなっていた昔の自分。 今は、自分よりも優先するものが増え フーッ一息休む間もなく時間が過ぎていく。 それでも毎日充実して 笑顔でいられるのは 周りが明るく、元気でいてくれているから。 職場では教え子達の笑顔 家では、家族達の笑い声、笑顔、泣き声も・・・ 今は、同じ経験をしたきた周りの友人などに 悩みや出来事を話すことが

          心のエネルギー