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【フォト旅#16】4連休の長崎旅・前編(夜行フェリー→伊王島→軍艦島)

九州大陸の最も西に位置する長崎
自分が始めて長崎市を訪れたのは、ちょうど天皇即位の日で祝日ができ、飛び石4連休となった2019年10月でした。

そして、オリンピック開会式に伴う今年7/22~25の4連休。
あれから約2年ぶりとなる長崎市再訪です。



大阪~長崎のアクセス

主にはやっぱり飛行機or新幹線という感じですね。

①飛行機(伊丹/関空) + リムジンバス
 空港までの移動込みで3~4時間 LCCで5000円~

②新幹線(新大阪~博多) + 特急(博多~長崎)
 上記駅間で5時間ぐらい 企画きっぷで12000円~

自分は家が関空に近いのでPeachを多用しているのですが、
あいにく4連休ということもあり、運賃が結構高い。

なので新幹線かな…と思っていたのですが、
せっかくなのでそれよりも安くなる「夜行フェリー+特急」にチャレンジしてみました。



①夜行フェリー(大阪→九州)

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というわけで、祝前日の夜7時、
大阪の港の玄関口、南港フェリーターミナルに到着です。

大阪から九州に向かう船はいくつかありますが、
今回は仕事終わりに乗る時間の都合で名門大洋フェリーを選択。


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甲板では夕焼けのサービス付き。
もちろん無料です。


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今回の部屋は、ホステルみたく2段ベッドが連なる部屋。
ネット割引があって1名6660円です。

大阪~福岡の移動代と考えても安いのに、さらに宿泊もできる。
まさに他の追随を許さない最強コスパ。


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そして翌朝。
船を降りた後は、送迎バスで門司駅まで行き、門司→小倉→(新幹線)→博多→(特急)→長崎と乗り継いでいきます。

じゃあ電車代が結構かかるのでは? と思いきや、
博多~長崎が2300円とかなので、意外とそうでもない。

九州きっぷ

フェリーと合計すると、だいたい1万円ちょっとぐらい。
単純に値段も新幹線で行くより安いし、船旅も楽しめてダブルでアドな往路になりました。



②変貌中の長崎駅

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12時少し前、カステラの駅アイコンが可愛い長崎駅に到着。
1年ほど前から新幹線ホームの新設やら在来線ホームの高架化やらで大工事中で、しばらくは随所に工事の様子を見ることができます。

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これは、駅名だけを残して周囲が時空転移した長崎駅。

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ここは梅田か横浜か?ってぐらいにがっつり工事される長崎駅。

なお、過渡期だから駅からバス停や電停がめちゃくちゃ遠い。
工事完了して早く便利になるといいなあ。



③伊王島

昼ご飯を食べたり浦上天主堂を訪れたりした後、
次に向かったのが、長崎市から南西にあるリゾートの島、伊王島です。

長崎が聖地のアニメが昔あったのですが、その聖地の中で前回唯一行けていなかったのがこの伊王島、の灯台。
アクセスが至難かというと別にそういうわけではなく、車で40~50分もあれば行くことができます。ちなみに船でも行けます。


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灯台に向かう前に少し寄り道。
長崎、坂からシームレスに海に繋がっている場所が多すぎてエモい。
そこいらで簡単にオーシャンビューが作れてしまう。


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そして本命の地、伊王島灯台に到着。

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アニメだと道の先の灯台が良い感じに絵に収まっていた覚えがあったのですが、実際の灯台周辺は木々も多くてなかなかそういう感じには撮れず。

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ぽつんとある灯台風。
ちなみに小さい黒い影が映りこんでいるのはトンボです。めちゃくちゃ飛んでてもはや怖いまであった。


この時点で、時刻は日の入りの30分ぐらい前。
本当は夕焼けバックの灯台みたいな図を撮ってみたかったのですが、
雲も多いし、夕焼けは厳しいかな…と思い早々に退散。

が、

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帰りがけにめちゃくちゃ綺麗な夕焼けを拝めました。
そんなことならもうちょっといればよかったやんけ……。
けどクレーンと夕焼けもそれはそれで好き。



④軍艦島

翌朝。
本日最初のイベントは、待ちに待った軍艦島です。

世界遺産だし有名だしで知っている人も多いかと思いますが、めちゃくちゃ雑に一言でいうと廃墟の島ですね。

・上陸はできるが観光船でのツアー参加が必須
・波高と風次第では上陸不可となる場合がある
・好き勝手に歩けるわけではなく、安全区域内での団体行動

とかで、前に長崎に来た時は敬遠して行かなかったのですが、
流石に廃墟が好きなのに、こんな有名な場所に行かないのは損だよな…ということで参加しました。


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長崎の港。時刻は午前9時。
おそらく各軍艦島ツアーの中で最も早い時刻に出発です。

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モノの数十分で外観が見えるほどに接近。
台風が接近中で波高が危ぶまれましたが、上陸の予定に変更もなく、2グループに分かれて桟橋から上陸します。


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上陸したとたんにこれ。
聞こえるのは波の音だけ、そして無機質に立ち並ぶ崩れかけのセメントという圧倒的「廃墟」に思わず溜息がもれました。

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半分崩れた廃墟と咲く花々。
まるでラピュタの島のような世界。


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いや…正直ここまで雰囲気で圧倒されるとは思っていませんでした。
ぶっちゃけ「ツアーで回りに人がいっぱいいる状況の廃墟とか雰囲気ないだろうな」とか思ってましたが、全くそんなことはなかった。
圧倒的コンテンツ力。これが世界遺産。


永劫叶わない話ですが、もし軍艦島に自分と船長だけで上陸できたとしたら、あまりのポケモン感に泣き崩れると思います。
現実でゲームの追体験、やってみたすぎる……。


後編につづきます。

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