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死ぬはずだった日からの二日間

一言で言い表せば、「まだいつふらっと消えてもおかしくないな」という状況。自分で判断したというより、奥さんにそれを昨日言われた。

まず一昨日。上の記事を書いた日だ。外に出て上のブログを書きしばらくしたところで奥さんが起き、自分がいないことに気づき電話がかかってきた。家のすぐそばだったから、電話のコールが鳴った状態で家に入った。そして、横になった。

奥さんがワイドショーをつけた。いつも見ているZIP->スッキリの流れだ。不快になる報道はありつつも、いつもであればとりあえず垂れ流しておけるが、一昨日に関しては不快というより耳から言葉が入ってくる事で混乱してめまいがし、イヤホンをつけて目をつぶることにした。そして奥さんが出かけると同時にテレビを消した。

その後、PCでTwitterを見た。しかし、Twitterのツイートすらも見ることができなかった。だめだとわかるとTwitterを閉じ、YouTubeを開いた。観たいと感じる動画はなかったため、とりあえずいつも聞いているASMRをイヤホンから流すことにした。当然といえば当然だったのだがそれもだめで、PCを閉じイヤホンを外した。そうしてしばらく天井を見つめていると、車が通る音がした。その音でまた混乱が生じ、再度イヤホンをして耳を塞いだ。そして、通勤中の奥さんに迷惑とわかりつつも、状況と「だめだ」といったことをLINEで送った。本当に申し訳ない。

15:00から心療内科の予約があった。とりあえずそれまでは黙っていようと思った。午前中のうちは本当に天井を眺めているだけで時間が過ぎた。そして昼頃、なぜか突然ハイテンションになった。ハイテンションになっている自覚はあるが、抑えることができない。突然何もないのに笑いだしたり、興奮しだしたりした。悶えるような体の動き。おかしいのはわかっている。そのことを奥さんにLINEで伝え、その状態が一時間くらい続いた。

その後、急激にダウンした。そのダウンの仕方は「どこかに行きそうだった自分」ほどではないもののひどかった。病院に行けるかも難しく、その判断をすることすらできなくなっていたため、はたまた仕事中の奥さんにLINEと電話をして応対してもらった。「いけないかも」「いやいけるかも」「やっぱり無理かも」を繰り返すばかりで何も決まらない。これ以上は迷惑をかけられないので、「少し考えてみる」といい連絡を絶った。結局、電話をするという行為がつらかったため、無理やり体を動かして行った。結果的にこれがよかった。

普段の倍近い時間をかけて病院につくと割とすぐに診察が始まった。ここ2週間は本当にひどく、更に昨晩から今朝方の騒動を伝えた。あまり心配を現さない先生も、心配の様相を見せた。普段は測らない血圧も測った(かなり高めだった)。もしかしたらべつの病気を心配したのかもしれない。しかし話をし、血圧を測ってもらっている間に少し落ち着いている自分に気がついた。相談し、薬の配合を変えてもらい様子をみることになった。

薬をとりに行こうとしたが、実のところというほどのことでもないのだけれど現在本当に所持金がなく、薬が変わったため想定の金額とは違う可能性があり、処方箋を渡して奥さんに支払いがてら取りに来てもらうことにした(奥さんもそれほど給料日前でそれほどお金がないのだが)。しかし、このことが次の日の不幸を生んだ。

以下の文章は乞食なのは本当にわかっています。しかし、もし援助してもらえるのであれば、この記事の下の「サポートをする」から支援していただけたら幸いというより、命が助かります。ご寄付いただいた方に何かお返しができるかはわかりません。ですが、もし復帰できた際には必ずお礼をさせていただきます。

病院から帰ってきたときには少しだけ回復していた。YouTubeでASMRを聞きながら眠ることができた。このときに奥さんから「薬局に行けそうにない」という連絡をもらい、次の日(昨日)に自分が行くことを伝えた。このあとは記憶は曖昧だ。少なくともご飯は食べなかった。眠る前には少し穏やかになっていた。

昨日

眠りは深く、奥さんが出かけたことすら気づかなかった。起きても眠気がつよかったため、昼頃にLINEで「もう少し寝たら薬局行ってくる」と伝えた。

次に起きたのが、奥さんが帰ったときだった。「わーっ」と発狂して飛び起きて時間を確認すると18:35だった。このことで急激にダウンした。起きなかったこと、薬局に行けなかったこと、そのことで落ち込んでいる自分のこと。「はじめてのおつかい」のことすらまともにできない状態に気付かされ、だめになった。何かを考え、つぶやいていたのは覚えている。奥さんにご飯を作ると行ったことも覚えている(結局作らなかったが)。ほとんど何も口にしていなかったため、「アイスが食べたい」と言ったことも覚えている。そしてそれから数時間して、財布とスマホを持ち、何もいわずにふらっと出かけた。

コンビニに行く途中で前日のような感覚が蘇ってきた。そして動けなくなり、その途中で座った。ぼーっと下を向き、何かを考えていた。ブツブツ言っていたかもしれない。何人もの人が自分の前を通っていった。

1時間、もしかしたらもう少したった頃だろうか。何も言わずに奥さんが隣りに座った。それに気づいた自分は「ごめん」といった。それからしばらく何も言わずに座りつづけ、何も買わずに一度帰った。しかしそれから冷たいものが飲みたくなり、レモンスカッシュを買って帰り、薬を飲んで寝た。


長くなった。今は、薬を取りにきたので、少しコーヒーを飲みながらこれを書いている。ということは、この二日間よりは調子がいいということなんだろう。まだ、何が起こるかわからないというのが率直なところだ。自分でも怖いと感じているし、奥さんも怖いと感じている。何かトリガーが外れたら、と思うと下手に出かけることすら怖い。

鬱で体が動かなくなり布団から出られないというのはかなり重症だ。しかし何かがきっかけでそれが振り切ると、自分ではないなにかに支配される。それが一人だったときに起こったということは、想像したくない。

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