【中国語学習】中国語力0から3年間で日本1位になった私が実践した9か条(後編)
こんにちは!中国の映像制作会社和之夢の日本人インターン生、麻辣烫です。
今回は前回の記事の続きです!
前回の記事はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
それではさっそくいきましょう~(どこに?)
中国語会話能力向上のための9か条⑤~⑨
⑤ 同じ動画を1億回見る
かなり大げさな表現ですが、これもかなり大事なことだと思っています。会話能力の向上のためには同じ動画を1億回見てください(笑)。
私は小さい頃からジブリ作品が大好きで、実家のテレビには録画されたジブリ作品がずらっと並んでいます。中でも『千と千尋の神隠し』と『もののけ姫』に関しては1億回は見たと思います。
1億回も見ればどのような変化があるか。やっぱりセリフを覚えるんですよね。このシーンでは誰がどんなセリフをどんな口調で言うのか、というのがある程度わかってきます。
中国語の学習でも同様に1億回1つの動画を見れば自然とセリフも覚えます。そのセリフは自分のものとなって頭の中で考えなくても口から出るようになります。この状態を中国語で脱口而出(tuō kǒu ér chū)といいます。脱口而出の状態の中国語を増やしていけば会話能力成長も待ったなしです。
毎日別の動画を見て中国語を勉強するのもアリなのですが、そうするとリスニングの能力は上がりやすいですが、”話す”ことに関してはなかなか上達しません。
ちなみにこちらが私が1億回見た中国語の動画です。この動画の小松洋大さんも前編で触れた私の言語アイドルです。
同様の理由から、積極的に中国語のスピーチコンテストに参加してみることをお勧めします。スピーチコンテストは自分で書いた3分~5分くらいの中国語を何回も練習して暗記して挑みますよね。結果としていやでも脱口而出になります。つまりスピーチコンテストは練習をしているだけで中国語の勉強になるのです。コンテストの結果は重要ではありません。
私は今でも参加した2つのスピーチコンテストの原稿を覚えています。原稿に書いたいくつかの単語や言い回しは現在の会話にも活きているんです。
⑥ 街を教科書にする
これは簡単に説明すると、街で見かけたものをとにかく辞書で調べまくるということです。
例えば郵便局を見かけたらGoogleで「郵便局 中国語」で調べると邮局(yóu jú)と出てくるはずです。次は辞書アプリで邮局を調べて保存する。私は日本でも中国でもこの作業をずっと繰り返していました。
そうです、外に出れば教材がそこかしこにいっぱい転がっているんです。もちろん家の中にいたって同じです。家に机があるなら机の中国語を調べる。それを継続的にやれるかどうかで変わってきます。
ちなみに地名や料理などの固有名詞は有名なものでない限り、Googleや辞書で調べてもヒットしない場合がほとんどです。
そこでおすすめなのがPLECOという辞書アプリです。調べたい単語が中国語になくても、一つ一つの漢字の読み方を教えてくれます。
このような「これって中国語でなんて言うんだろう…?」という意識があれば留学せずとも生活を中国語漬けにすることが可能になります。
⑦ 独り言を言い続ける
私は高校3年生のころ、放課後に自転車で20分くらいかけて予備校に通っていました。その行き帰りで自転車に乗りながら日本史や英語の授業で習った内容をひたすらブツブツ呟くようにしていました。
傍から見れば高校生が自転車に乗りながら「1600年徳川家康が~」なんてブツブツ言っているわけですから、相当気味悪がられたでしょう。しかしこれを毎日行っていたおかげで成績が上がりました。
一人でいるときに中国語のリズムや口の動かし方を練習しておかないと、実際に中国人と会話するときに脱口而出にならなかったり、呂律が回らなくなるのです。
筆者は今でも自転車に乗っているときや風呂洗い、皿洗いをしているときには一人で中国語を話しています。話す内容は何でもいいです。なんなら「我是日本人」のような基礎的なフレーズを何度も繰り返し言うだけで中国語の口と脳みそになってきます。
⑧ ゆっくり大げさに話す
これは少し発音の技術的な話になりますが、中国語は少しゆっくり、かつ大げさに話すくらいがちょうどいいです。
実は私は中国語の学習を言語学だとは思っていません。音楽と体育の融合だと考えています。
小中学生の時、音楽の授業が毎週あったと思いますが、歌を歌う時には普段会話をするときよりも大きく口を動かしていたはずです。合唱コンクールの練習の時には口をもっと大きく開けなさいと先生や学級委員の生徒に叱られた人もいるのではないでしょうか?ちょっとそこの男子~?ちゃんと歌っ(ry
口を大きく開けないと良い発声ができない。これは口の筋肉がきちんと正確に動かせるかが発声の重要なポイントだからです。
実際に中国語をたくさん話した後は口が疲れます。それくらい普段日本語を話しているときに使っている筋肉とは違う筋肉が使われているのです。よって音楽のほかに体育の要素も含まれると私は考えているのです。
筆者は2019年の8月から中国で半年間語学留学をしていた時に、日本人の友人に「君の中国語って口を大きく開けていて少しオーバーな感じだよね。中国人は実際そんな風には話さないんじゃない?」と言われたことがあります。
確かにその通りで、実際は中国人も自然に滑らかに中国語を話します。当時はそのオーバーな話し方が自分の癖や個性だと思っていました。しかし今ではそのように中国語を話していて正解だったと感じます。
なぜなら、オーバーに話せない人は、自然に話すこともできないからです。オーバーに話して口の筋肉の使い方を普段から練習して初めて、中国人のようにナチュラルに話すことができるようになるのです。
練習は試合のつもりで 試合は練習のつもりでなんて言うことがありますが、それと似たような原理ですね。
⑨ オウム返しをする
これは学習法として有名ですね。音声を聞いてそのまま真似をする学習方法です。
私は中国留学中に中国語のレッスンを受けていた時は、小声で先生の言っていることをブツブツ真似していました。もちろん長い文章になってくると、途中で追いつかなくなってしまいますが、短いフレーズや、相手がゆっくり話してくれている場合には問題なく真似できます。
この学習方法のメリットは自分が理解していない部分が浮き彫りになることです。真似ができない部分は自分が分かっていない中国語なんだ、と体で実感することができます。
私は中国語教室で中国語を教えるバイトをしているのですが、その生徒で非常に優秀で、中国語がとても上手な小学生がいます。
彼も私の言った中国語をオウム返ししてくるのです。彼にとっては学習のためといった大義名分はなく、ただただ面白いから真似をしているのだと思います。小さい頃友達の言うこと一言一句真似をしてからかったもしくはからかわれた経験はありませんか?
ちなみに10人の生徒さんを担当していますが、このようにオウム返しをしてくるのは彼だけです。みんなにオウム返ししてほしいなあ…。
言語の学習はいかに上手な人の物マネができるかにかかっています。好きな中国語話者がいたらひたすらその人の物マネをしてみましょう。あ、もちろん相手に怒られない程度にしておきましょう(笑)。
最後に
いかがでしたでしょうか?冒頭で私は中国語がうまいです、などと調子に乗ったことを言ってしまいましたが、まだまだ修行が足りないのは重々承知しております。リスニング力も不足していますし、使える語彙の数もまだまだです。
そもそも私は学習歴が短いことをアピールするようなことはあまりいいことではないと思っています。言語の学習には終わりはないので、私は死ぬまで中国語学習者であり続けるつもりです。
ただ私が短期間で急激に中国語の会話能力を向上させることができたのは事実です。それはただがむしゃらに勉強していたわけではなく、自分なりの考えに基づいて実践した結果です。
何かを頑張るときに、まずは自分で考えてみてから行動するだけで効果が全く違ってきます。中国語の学習に行き詰ったときは、是非私の勉強法を参考にしてみてください!!!
それでは今日はこの辺で!
文字 | 麻辣烫
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