「女性らしくなるには」ググってみた
しばらく茶番に付き合ってください。
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読者の皆さんどうも!わなびーです。
いきなりですが、私はあることに悩んでいます。それは「女性らしさが足りない」ということです。ということで、今日は「女性らしさ」を求めて、Google検索をしていこうと思います。
🔍「女性らしくなるには」
お、1,010,000件の検索結果が出ました。早速、一つ開いてみましょう。
ほうほう。”女らしい人の特徴”ですか。いいですね、教えてください。
まず、「ロングヘア」は「男性が自分にないものを感じるため」女性らしく見える?ほぉ。次は髪の巻き方ですか。巻き方によって印象が変わる髪の毛は、「おしゃれに気を遣っているところが、女の子らしい」らしいです。確かに、男の子はおしゃれに気を使いませんもんねぇ。わざわざ髪にワックスつけたり、コテで巻いたり、ストパかけたりしませんもんねぇ、男の子は。
「パンツよりスカート」。何!?「パンツを履く女性もいますが、女の子らしいというよりはかっこいいイメージが強くなりますよ」そっか〜、かっこよくなっちゃうのか〜。女性らしくならないのか〜、まいったなぁ。パンツ楽で好きなのに。
次は性格。「おしとやかで控えめ」「無邪気で笑顔が絶えない」
うーん、大変。ずっと微笑んでいないといけないの?ガハハハって笑って笑い声出したら女性らしくない?ごめんね!
「デートをしている時は終始ニコニコしていて、心から楽しそうな無邪気な笑顔を見せてくれる女性に対して、「女の子っぽくて可愛いな」と思う男性は多いでしょう。」
終始ニコニコしてたらなんか逆に怖いけどね。
「人前でも泣いてしまうなど、感情表現が豊か」うん!?泣けばいいんか??号泣すればいいんか?!ずっとニコニコ笑ってた後にいきなり泣き出したら女性らしいのか。なるほど。私だったらちょっと心配になるけどね。
「男性は論理的に物事を考えがちなため、感情を表に出すことは少ないです。一方の女性は感情的に物事を捉えるため、自分と違う点を比較して女の子らしいなと感じます。」
そう!女性は論理的に考えれないのよ!だから感情で全て解決!!でも男は泣いたらダメだからね?それは女性っぽいから。
「食事の食べ方が綺麗」まじ?あ、食べ方まで書いてある。
「食事の時に、
前菜から食べる
ゆっくり噛んで食べる
ひとくちずつ切り分けて口に運ぶ
など、食べ方が綺麗だと女性として意識します。」
他には?「お出かけ用のバッグが小さい」バック小さい上に女性のパンツにポケットないから(あっても小さい)握力めっちゃ鍛えられる。↓こんなのになるって
はぁ、疲れてきた。女性らしくなるのって大変だな。着るものやバックのサイズだけじゃなくて愛想振りまいてお淑やかにして、ニコニコして、しかし時には泣いて、女性らしくなるのって大変だなー。
ーーー終わりーーー
ごめんなさい
というわけでネタがなかったので、「女性らしくなりたい」と思ってググった女性を演じてみました。こんばんは。
このテーマで書いてみたのは、こういった「女性らしさ」が、私たちにどういった影響を与えているかをみんなで考えてみたかったからです。(全ての性の人に対して)
私は男性で、幸いなことに「男性らしくなるには」なんて検索したことはありません。でも、女性らしさで悩んでいる女性の友人が過去にいました。私は女らしくない、とか、〜〜は女らしくて羨ましい、といった発言を頻繁にしていました。
そんな彼女が、思春期の真っ只中で感情でパンクしそうな彼女が、こんな記事を見たらどう思うかを考えただけで嫌な気持ちになります。
クラスで股を開いてガハハハと笑っていた女子が、この記事を見たら。そんなの気にしないし!って言うかもしれないけど、心の奥深くでは傷ついているかもしれない。
私からしたら彼女は彼女のままで美しく、強く、面白く、一緒にいて楽しい友達でした。彼女には彼女なりの女性らしさというか、彼女らしさがありました。
どうしてお淑やかさとか、謙虚さとか、静かさとかでなく、面白さが、活発さが、元気さが、「女性らしい」とされないのだろう?そもそもこれらの素質は男・女で分けれるものなのだろうか?
「人前でも泣いてしまうほど、感情豊か」私は男性ですが、感情はとても豊かで、映画館とかでも号泣してしまいます。(それはそれで迷惑と言われるが)
このような「女性らしさ」はが教えられる社会では、女性だけでなく、男性にも良くない影響があります。
「女性は感情的で泣く」が、「男性は感情的ではない/感情を見せない、人前では泣かない」につながってしまうのです。この現象が見られる社会は日本、韓国、アメリカ、をはじめとする多くの社会で見られます。
逆に男性らしくなるには?と思って検索してみたら、検索結果は1,010,000の「女性らしくなるには」に比べて、「男性らしくなるには」は574,000件がヒットしました。なんなんだこの差は…。
同じSmartlogさんの書いた記事を貼っておきますので、観察したい人はぜひ、、、
(それにしてもどうしてこういう記事は外国人(しかも白人)の写真しか使わないんだ、、、。)
この記事にある男性らしさは、「失敗しても前向きでいる」「どんなことでも一生懸命に取り組む」など、「女性らしさ」の記事と比べる簡単というか、魅力的に見える人間に共通するなことしか書いてない気がするんですよね。
まとめ
「女性らしさと言う概念がないと女として困る」と友人に言われたことがあるので、一概に「女性/男性らしさ」が悪い概念だとも言えないのかもしれません。しかし、らしさの持つ危険性には十分注意する必要があります。みんながみんな、このカテゴリーに当てはまるわけではありません。そして従来のカテゴリーに当てはまっていないからといって、その人が女性らしくない、または男性らしくないというわけでもありません。
私としては、性別の〜〜らしさなんて時代遅れな考え方だと思います。そんならしさにとらわれないで、その人自身を見てあげれる人が増えて欲しいと思います。そして、らしさで悩んでいる人には、"You are enough" 「あなたはそのままで十分なんだよ」と伝えたいです。
らしさにとらわれずに生きた方が、マジで楽だよ!!!
では〜
ー終わりー
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